CLIENTS(クライアント)のブロックは、同一または異なるマシン上に存在しうる1つ以上のTalend Studio APIおよびWebブラウザーです。
Talend Studio APIから、エンドユーザーは次の技術的プロセスを実行できます: データ統合またはデータサービスプロセス、メディエーションルートおよびサービス、アーティファクトリポジトリー上でのそれらの公開、およびデータボリュームやプロセスの複雑性を問わないデータプロファイル分析およびレポート。
ユーザーは自分が許可されているプロジェクトの作業をTalend Studioで行います。詳細は、Talend Studioユーザーガイドを参照してください。エンドユーザーは、WebブラウザーからセキュアなHTTPプロトコルを介してリモートベースのTalend Administration Centerに接続します。この説明におけるエンドユーザーのカテゴリーには、開発者、プロジェクトマネージャー、管理者のほか、データフロー、Web、REST、データサービス、メディエーションルートの構築に関わるさまざまな人たちが含まれます。
それぞれのエンドユーザーは、会社のポリシーに応じて、Talend StudioまたはTalend Administration Center、あるいはその両方を使用します。
Talend DQ PortalはTalend 7.1以降、非推奨となっています。
エンドユーザーはまた、Webブラウザーを使用してTalend DQ Portalに接続します。これはデータクオリティデータマートに接続して、Talend Studioのダイナミックレポート/監視機能を拡張します。
さらに、WebブラウザーからTalend Data Preparation Webアプリケーションにアクセスします。ここでは、ローカルファイルやその他のソースからデータをインポートし、このデータに新しいプレパレーションを作成することによって、クレンジングやエンリッチを行います。また、Talend Data Stewardship Webアプリケーションにアクセスすることもできます。ここでは、キャンペーン所有者およびデータスチュワードがキャンペーンおよびタスクを管理します。オプションにより、Talend Dictionary Serviceサーバーにアクセスして、Webアプリケーションのデータに使用されているセマンティックタイプを追加、削除または編集できます。
TALEND SERVERSおよびDATABASESブロックとGit/SVNの灰色の円には、2つの共有リポジトリーに接続されたWebベースのTalend Administration Center(アプリケーションサーバー)が含まれます: 1つはGitまたはSVNサーバーに基づき、もう1つはデータベースサーバー(Admin)に基づいています。
すべてのプロジェクトは、Talend Administration Centerで管理できます。管理メタデータ(ユーザーアカウント、アクセス権、プロジェクト権限など)はデータベースサーバーに保存され、プロジェクトメタデータ(ジョブ、ビジネスモデル、ルーチン、ルート、サービスなど)はGitまたはSVNサーバーに保存されます(そのため、エンドユーザー間でそれらを容易に共有できます)。
Talend Administration Centerでは、ジョブの実行およびトリガーを処理するタスクを設定することもできます。また、ジョブ生成および実行サーバーへのデプロイのサポートも行います。詳細は、Talend Administration Centerユーザーガイドを参照してください。
また、Talend Administration Centerには、Talend Webアプリケーション(つまり、Talend Data Preparation、Talend Data Stewardship、およびTalend Dictionary Service)によって使用されるサーバーも含まれます。Talend IdentityおよびAccess Managementサーバーは、これらのアプリケーション間でシングルサインオンを有効にするために使用されます。
さらに、Talend Administration Centerでは、Talend Studioで作成されArtifact Repository(アーティファクトリポジトリー)に公開されたルートとサービスにアクセスして管理し、 Talend Runtimeへのデプロイメントと実行を設定して管理できます。詳細は、Talend Administration Centerユーザーガイドを参照してください。