tFileInputPositionalの標準プロパティ - Cloud - 8.0

Positional

Version
Cloud
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > ファイルコンポーネント > 固定長
データガバナンス > サードパーティーシステム > ファイルコンポーネント > 固定長
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > ファイルコンポーネント > 固定長
Last publication date
2024-04-17

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtFileInputPositionalを設定するために使われます。

標準tFileInputPositionalコンポーネントは、ファイルファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。

基本設定

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

[Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

[Repository] (リポジトリー): プロパティが保存されているリポジトリーファイルを選択します。

[Use existing dynamic] (既存のダイナミックを使用) 既存のダイナミックスキーマを再利用して不明なカラムのデータを処理するには、このチェックボックスをオンにします。

このチェックボックスをオンにすると、 [Component list] (コンポーネントリスト)が表示され、ダイナミックスキーマの設定に使うコンポーネントを選択できます。

ファイル名/ストリーム [File Name] (ファイル名): 処理されるファイルの名前とパス
警告: エラーを避けるために、このフィールドには(相対パスの代わりに)絶対パスを使用します。

[Stream] (ストリーミング): 処理されるデータフロー。tFileInputPositionalが対応する代表変数を介してこれらのデータを取得するには、データをフローに追加する必要があります。

この変数はTalend Studioで事前に定義されているか、このコンポーネントで使用されているコンテキストまたはコンポーネントによって提供されている可能性があります。たとえば、tFileFetchINPUT_STREAM変数です。提供されていない場合、tJavaまたはtJavaFlexを使用して、手入力で変数を定義し、ジョブ設計に基づいて使用できます。

手入力の手間を省くため、変数が適切に定義されることを確認する必要があるものの、予測変換リスト([Ctrl] + [Space])から目的の変数を選択して、現在のフィールドに入力できます。

入力ストリームに関連するシナリオであるtfileinputdelimited_tfilefetch-tsleep-tlogrow_reading-data-from-a-remote-file-in-streaming-mode_standard_component_this-scena_c.htmlをご覧ください。

[Row separator] (行区切り)

行の終端を識別するために使用される区切り。

[Customize] (カスタマイズ)

位置ファイルのデータ形式をカスタマイズし、テーブルカラムを定義するには、このチェックボックスをオンにします。

[Column] (カラム): カスタマイズするカラムを選択します。

[Size] (サイズ): カラムのサイズを入力します。

[Padding char] (埋め込み文字): 二重引用符の間に、フィールドから削除する必要のある埋め込み文字を入力します。デフォルトの埋め込み文字はスペースです。

[Alignment] (整列): 適切な整列パラメーターを選択します。

[Pattern] (パターン)

長さの値はコンマで区切られ、引用符で囲まれた文字列として解釈されます。このフィールドに入力された値が、定義されたスキーマと一貫していることをご確認ください。

[Pattern Units] (パターンユニット)

[Pattern] (パターン)フィールドで指定された長さの値の単位。

  • [Bytes] (バイト): このオプションを選択した場合、[Pattern] (パターン)フィールドの長さの値は、入力ファイルの元のエンコーディングの記号を表すバイト数になります。

  • [Symbols] (シンボル): このオプションを選択した場合、[Pattern] (パターン)フィールドの長さの値は、サロゲートペアを含まない通常の記号の数になります。

  • [Symbols (including rare)] (シンボル(レアを含む)): このオプションを選択した場合、[Pattern] (パターン)フィールドの長さの値は、サロゲートペアなどの稀な記号を含む記号の数である必要があり、各サロゲートペアは1つの記号としてカウントされます。パフォーマンス要因を考慮すると、入力データが通常の記号のみで構成されている場合は、このオプションを使うことはお勧めしません。

[Skip empty rows] (空の行をスキップ)

このチェックボックスを選択すると、空白行はスキップされます。

[Uncompress as zip file] (Zipファイルを展開) このチェックボックスを選択すると、入力ファイルの圧縮が解除されます。
[Die on error] (エラー発生時に強制終了)

このチェックボックスを選択すると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。

エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。エラーをスキップしたら、[Row] (行)> [Reject] (リジェクト)リンクを使用してエラーの発生した行を収集できます。

[Header] (ヘッダー)

ファイルの先頭でスキップする行の数を入力します。

[Footer] (フッター) ファイルの最後にスキップする行数。
[Limit] (制限事項) 処理される行の最大数。[Limit] (制限) = 0の場合、行の読み取りや処理は行われません。
[Schema] (スキーマ)および[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、ダイナミックスキーマをご覧ください。

ダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得するしくみになっており、その他の目的には使用しないことをお勧めします。テーブルの作成には推奨しません。

このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能を活用するためにtSetDynamicSchemaと連携する必要があります。

[Built-in] (組み込み): このコンポーネントに対してのみ作成されたスキーマがローカルに保管されます。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。

[Repository] (リポジトリー): スキーマは既に存在し、リポジトリーに保管されているため、さまざまなプロジェクトやジョブフローチャートで再利用できます。[Basic settings] (基本設定)タブにあるコンポーネントスキーマの詳細は、[Basic settings] (基本設定)をご覧ください。

詳細設定

[Needed to process rows longer than 100 000 characters] (100 000文字を超える行を処理する必要がある) 入力ファイルで処理される行が100 000文字を超える場合は、このチェックボックスをオンにします。
[Advanced separator (for numbers)] (詳細区切り文字: 数値)

数値に使用する区切りを変更する場合は、このチェックボックスを選択します。デフォルトでは、桁区切りはコンマ(,)で、小数点区切りはピリオド(.)です。

[Thousands separator] (3桁区切り): 数字3桁の区切り文字を定義します。

[Decimal separator] (小数点区切り): 小数点の区切り文字を定義します。

[Trim all column] (すべてのカラムのトリム) このチェックボックスをオンにすると、先行ホワイトスペースおよび後続ホワイトスペースが定義済みのカラムから削除されます。
[Validate date] (データの検証)

このチェックボックスを選択すると、日付形式が入力スキーマに対して厳密にチェックされます。

[Encoding] (エンコーディング)

リストからエンコーディングを選択するか、[CUSTOM] (カスタム)を選択して、手動で定義します。このフィールドはデータベースデータ処理の必須フィールドです。サポートされるエンコーディングは、使用しているJVMに応じて異なります。詳細は、https://docs.oracle.comをご覧ください。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。

変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。

使用方法

使用ルール このコンポーネントを使ってファイルを読み取り、位置区切り値を使ってフィールドを区切ります。Row > Rejectリンクを使用して拒否フローを作成し、定義されたタイプに対応しないデータをフィルタリングすることもできます。この2つのリンクを使用する方法の例は、textractxmlfield_tlogrow-tfileinputdelimited-tfileoutputdelimited_procedure_standard_component_drop-the-f_t.htmlをご覧ください。