このセクションでは、開発を目的に顧客サービスをエクスポートしてOSGiコンテナ(Talendランタイムコンテナ)内で実行する方法を説明します。
サービスをエクスポートする前に、Talendランタイムコンテナを開始します。また、すべてのインフラストラクチャサービスが開始していることを確認します。詳細は、Talend Runtimeおよびそのインフラストラクチャサービスの起動を参照して下さい。
手順
-
[Services] (サービス)の下のCustomerService 0.1を右クリックし、[Export Service] (サービスのエクスポート)を選択します。[Save As] (名前を付けて保存)ウィンドウで、フォルダーを指定します。[Finish] (終了)をクリックします。
これによりサービスがビルドされ、
CustomerService-0.1.kar
ファイルとして、指定されたディレクトリにエクスポートされます。 - ファイルCustomerService-0.1.karをコピーし、Talendランタイムコンテナのデプロイフォルダーに貼り付けます。サービスが直接開始します。
-
この環境はダイナミックロード環境であるため、サービスの実行は自動的に開始されます。Talendランタイムコンテナウィンドウでこれを確認するには、コンソールのプロンプトの後に
list
コマンドを入力します。 - サービスが正しくデプロイされたかどうかをチェックするには、http://localhost:8040/servicesに移動し、CustomerServiceサービスがリスト表示されていることを確認します。
- コンシューマーを開始して、サービスが機能しているかどうかを確認します。サービスが実行されているポートが変更され、現在はTalendランタイムコンテナポートが使用されています。ポートはデフォルトでは8040です。ポートを更新するには、[Job Designs] ジョブデザイン)の下でCustomerConsumer 0.1ジョブを開きます。tESBConsumer_1の中央をクリックします。[Component] (コンポーネント)タブに進みます。
- [Service configuration] (サービス設定)フィールドのとなりの[...]ボタンをクリックし、WSDL設定ウィンドウを開きます。
-
Talendランタイムコンテナポートを使用するポート番号を更新します。8090を8040に変更し、更新ボタンをクリックして下さい。
- 以前行ったように、[Run] (実行)タブでコンシューマージョブを実行します。以前のような出力が表示されます。