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データレコードをフィルター処理するジョブスクリプトの作成

この例では、ジョブスクリプトを記述して、CSVファイルを読み取り、指定された条件に基づいてデータレコードをフィルター処理し、次に概要情報を表示するジョブを定義する方法を示します: ソースファイルから読み取ったレコードの合計数、承認済みレコードの数、およびリジェクトレコードの数。

このジョブには、以下のコンポーネントが含まれます。

  • tFileInputDelimitedコンポーネント。人物情報を含むソースCSVファイルを読み取ります。このソースファイルは、以下のとおり、5つのカラムで構成されています。

    name;gender;age;city;marriageStatus
    Van Buren;M;73;Chicago;married
    Adams;M;40;Albany;single
    Jefferson;F;66;New York;married
    Adams;M;9;Albany;-
    Jefferson;M;30;Chicago;single
    Carter;F;26;Chicago;married
    Harrison;M;40;New York;married
    Roosevelt;F;15;Chicago;
    Monroe;M;8;Boston;-
    Arthur;M;20;Albany;married
    Pierce;M;18;New York;-
    Quincy;F;83;Albany;married
    McKinley;M;70;Boston;married
    Coolidge;M;4;Chicago;-
    Monroe;M;60;Chicago;single
    ----- end of file --------
  • tReplicateコンポーネント。入力データを2つのデータ出力フロー内に複製します。1つのフローは未処理データとしてコンソールに表示され、もう一つのフローはカラムフィルターで処理されます。

  • tFilterColumnsコンポーネント。不要なカラムmarriageStatusを除去します。

  • tFilterRowコンポーネント。データをフィルター処理して、以下の2つのテーブルに出力します。

    • 1つのテーブルには、姓が9文字未満で、年齢が10歳から80歳までの全男性が格納されます。

    • もう一つのテーブルには、リジェクトされたすべてのレコード、およびそのレコードがなぜリジェクトされたのかを示すエラーメッセージが格納されます。

  • 3つのtLogRowコンポーネント: 1番目のコンポーネントは未処理データを表示し、2番目のコンポーネントは、承認されたレコードを表示し、3番目のコンポーネントは、リジェクトされたレコードとエラーメッセージを表示します。

  • tJavaコンポーネント。要約情報を表示します。

以下、このジョブスクリプトをジョブスクリプトエディターで作成する手順を示します。まず最初に、必要なコンポーネントを追加します。空のジョブスクリプトの作成方法の詳細は、ジョブスクリプトの作成方法を参照してください。

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