tSalesforceOutputBulkExecの標準プロパティ - 7.3

Salesforce

Version
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > ビジネスアプリケーション > Salesforce
データガバナンス > サードパーティーシステム > ビジネスアプリケーション > Salesforce
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > ビジネスアプリケーション > Salesforce
Last publication date
2024-02-22

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSalesforceOutputBulkExecを設定するために使われます。

標準tSalesforceOutputBulkExecコンポーネントは、ビジネスファミリーとCloudファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

接続の詳細を設定する方法を選択します。

  • [Built-In] (組み込み): このコンポーネントの接続の詳細がローカルに設定されます。関連するすべての接続のプロパティ値を手動で指定する必要があります。

  • [Repository] (リポジトリー): [Repository] (リポジトリー) > [Metadata] (メタデータ)で一元的に保存された接続の詳細が、このコンポーネントによって再使用されます。このチェックボックスの横にある [...] ボタンをクリックし、表示された [Repository Content] (リポジトリーのコンテンツ)ダイアログボックスで、再使用する接続の詳細を選択すると、関連するすべての接続のプロパティに値が自動的に入力されます。

[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、他の接続コンポーネントを選択した場合、これらのプロパティは、利用できません。

[Connection Component] (接続コンポーネント)

このコンポーネントで再利用するデータベース接続を開くコンポーネントを選択します。

[Connection type] (接続タイプ)

ドロップダウンリストから、接続のタイプを選択します。接続のプロパティは、選択した接続タイプによって異なります。

  • [Basic] (基本): Salesforceのユーザー名とパスワードを入力してSalesforceにアクセスするには、このオプションを選択します。

  • OAuth: OAuth (Open Authorization) 2.0プロトコルを使ってSalesforceにアクセスし、ユーザーを認証するには、このオプションを選択します。表示される[Oauth2 flow type] (Oauth2フロータイプ)ドロップダウンリストから、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)または[Implicit Flow (Deprecated)] (Implicitフロー(非推奨)) (ユーザーエージェントフロー)のいずれかのOAuth 2.0認証フロータイプを選択する必要があります。この方法でSalesforceで接続アプリケーションを作成して、Salesforce認証プロバイダーを設定する必要があります。

    OAuth認証フローの詳細は、Authenticate Apps with OAuthをご覧ください。

    Salesforceで接続アプリケーションを作成する方法は、接続アプリケーションを作成をご覧ください。

[User Id] (ユーザーID)

Salesforceのユーザー名。

これらのプロパティは、[Basic] (基本)接続タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[Password] (パスワード)

ユーザー名に関連付けられたSalesforceのパスワード。

これらのプロパティは、[Basic] (基本)接続タイプが選択されている場合のみ利用できます。

セキュリティトークン

Salesforceのセキュリティトークン。詳細は、セキュリティトークンのリセットをご覧ください。

これらのプロパティは、[Basic] (基本)接続タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[Mutual authentication] (相互認証)

このオプションを選択すると、Salesforceへの接続を確立するための相互認証を有効にできます。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから、[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。

デフォルトでは、このオプションは選択されていません。

注: このオプションは、TalendのR2021-04以降のStudioマンスリーアップデートをインストールした時のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[Mutual auth keystore] (相互認証キーストア)

相互認証Keystoreファイル(キーと証明書を含むパスワードで保護されたファイル)へのパスを入力します。

このオプションは、[Mutual authentication] (相互認証)が選択されている場合に使用できます。

注: このオプションは、TalendのR2021-04以降のStudioマンスリーアップデートをインストールした時のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[Mutual auth keystore password] (相互認証キーストアパスワード)

相互認証Keystoreファイルのパスワードを入力します。

このオプションは、[Mutual authentication] (相互認証)が選択されている場合に使用できます。

注: このオプションは、TalendのR2021-04以降のStudioマンスリーアップデートをインストールした時のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

発行者

接続アプリケーションが作成され、Salesforceの接続アプリケーションの詳細ページに表示される時に生成されるOAuthコンシューマーキー。詳細は、接続アプリケーションを作成をご覧ください。

これらのプロパティは、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[Subject] (件名)

Salesforceのユーザー名。

これらのプロパティは、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

対象ユーザー

Json Webトークンのオーディエンス。

独自のJson Webトークンオーディエンスを設定できます。

これらのプロパティは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから、[OAuth]が、[Oauth2 flow type] (Oauth2フロータイプ)ドロップダウンリストから、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)が選択されている場合のみ利用できます。

有効期限(秒)

5分以内のアサーションの有効期限(秒)。

これらのプロパティは、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[KeyStore]

Java Keystore (JKS)形式のKeystoreファイルへのパス。

Keystoreファイルは、Salesforceによって署名された証明書を作成し、それをKeystoreにエクスポートすることで生成できます。詳細は、自己署名証明書の生成をご覧ください。

これらのプロパティは、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[KeyStore password] (KeyStoreパスワード)

Keystoreのパスワード。

これらのプロパティは、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

証明書の別名

Salesforceによって署名された証明書の一意の名前。

これらのプロパティは、[Json Web Token Flow] (Json Webトークンフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[Client Id] (クライアントID)

接続アプリケーションが作成され、Salesforceの接続アプリケーションの詳細ページに表示される時に生成されるOAuthコンシューマーキー。詳細は、接続アプリケーションを作成をご覧ください。

これらのプロパティは、[Implicit Flow] (Implicitフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[Client Secret] (クライアントシークレット)

接続アプリケーションが作成され、Salesforceの接続アプリケーションの詳細ページに表示される時に生成されるOAuthコンシューマーシークレット。詳細は、接続アプリケーションを作成をご覧ください。

これらのプロパティは、[Implicit Flow] (Implicitフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

コールバックホスト

接続アプリケーションの作成中に定義され、Salesforceの接続アプリケーション詳細ページのAPI (OAuth設定の有効化)エリアに表示されるOAuth認証コールバックURLのホスト値。

これらのプロパティは、[Implicit Flow] (Implicitフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

コールバックポート

接続アプリケーションの作成中に定義され、Salesforceの接続アプリケーション詳細ページのAPI (OAuth設定の有効化)エリアに表示されるOAuth認証コールバックURLのポート値。

これらのプロパティは、[Implicit Flow] (Implicitフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

トークンファイル

認証なしでのアクセストークンの取得に使う更新トークンを保管するトークンファイルへのパス。

これらのプロパティは、[Implicit Flow] (Implicitフロー)タイプが選択されている場合のみ利用できます。

[Module Name] (モジュール名)

フィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、表示されたダイアログボックスで、使われるモジュールを選択します。または、[Use custom object] (カスタムオブジェクトの使用)チェックボックスをオンにして、[Object Name] (オブジェクト名)フィールドにモジュール名を指定します。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

ジョブで接続している先行コンポーネントからスキーマを取得するためには、[Sync columns] (カラムを同期)をクリックします。

このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

このダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得する目的で設計されており、この目的に限り使用をお勧めします。テーブルの作成で使用することは勧められていません。

[Output Action] (出力アクション)

ドロップダウンリストから、実行する次のいずれかの操作を選択します。

  • [INSERT] (インサート): 1つ以上の新しいレコードをSalesforceに挿入します。

  • [UPDATE] (アップデート): Salesforceの1つ以上の既存のレコードをアップデートします。

  • [UPSERT] (アップサート): 新しいレコードを作成するか、既存のレコードをアップデートします。表示された[Upsert Key Column] (アップサートキーカラム)フィールドにアップサート操作のキーカラムを指定します。[Output upsert column] (アップサートカラムの出力)を選択すると、UpsertColumnValueという名前のカラムが出力スキーマに追加されます。このカラムにはアップサートキーの値が保持されるため、アップサートキーの監視に使えます。アップサートキーが変数の場合は、[Output upsert column] (アップサートカラムの出力)を選択できます。

  • [DELETE] (削除): Salesforceで1つ以上のレコードを削除します。

バルクファイルパス

処理するデータを保管するファイルへのパスを指定します。

[Append] (追加)

このチェックボックスをオンにすると、ファイルが既に存在する場合は、既存のデータが上書きされるのではなく、ファイルの末尾に新しいデータが追加されます。

NULLを無視

NULL値を無視する場合は、このチェックボックスをオンにします。

詳細設定

[Salesforce URL] (SalesforceのURL)

Salesforceへの接続に必要なWebService URL。

[API version] (APIバージョン)

Salesforce APIバージョン。

これらのプロパティは、OAuth接続タイプが選択されている場合のみ利用できます。

圧縮が必要

SOAPメッセージ圧縮を有効にする場合は、このチェックボックスをオンにします。これにより、パフォーマンスが向上する場合があります。

[Trace HTTP message] (HTTPメッセージをトレース)

コンソールでのHTTPインタラクションを出力する場合は、このチェックボックスをオンにします。

[Client Id] (クライアントID)

Salesforce Webサイトへのアクセスに同じアカウントとパスワードを使うユーザーを区別するには、実際のユーザーのIDを入力します。

[Timeout] (タイムアウト)

Salesforceでクエリータイムアウトの予定数をミリ秒で入力します。

[Use Proxy] (プロキシを使用)

SOCKSプロキシサーバーを使う場合は、このチェックボックスをオンにして、表示された[Host] (ホスト)[Port] (ポート)[User Id] (ユーザーID)[Password] (パスワード)フィールドで、SOCKSプロキシサーバーの接続パラメーターを指定します。

注: 許可されているタイプのプロキシ(HTTPプロキシ、HTTPSプロキシ、SOCKSプロキシ、FTPプロキシを含む)を使用するには、tSetProxyコンポーネントを使用します。

バルクAPI V2

このチェックボックスを選択し、バルクAPI V2ジョブを作成してから、CSVデータ用に、[Column Delimiter] (カラム区切り)ドロップダウンリストから、フィールド区切りのタイプを、[Line Ending] (行末)ドロップダウンリストから、行末処理の方法をそれぞれ選択します。

Bulk API V1と比べると、Bulk API v2ではデータの処理方法が簡素化されています。

これらのプロパティは、OAuth接続タイプが選択されている場合のみ利用できます。

リレーションシップマッピングのUPSERT

[+]ボタンをクリックして、必要に応じて行を追加し、入力フローの外部IDフィールド、アップサートモジュールのルックアップリレーションシップフィールド、ルックアップモジュール、ルックアップモジュールの外部IDフィールドを指定します。

  • [Column name of Talend Schema] (Talendスキーマのカラム名): 入力フローの外部IDフィールドの名前。これは、先行コンポーネントのスキーマのフィールドを参照しています。このカラムは、[External id name] (外部ID名)カラムで指定された外部IDフィールド([Module name] (モジュール名)カラムで指定されたルックアップモジュールのフィールド)と照合することを目的としています。

  • [Lookup relationship field name] (ルックアップリレーションシップフィールド名): ルックアップリレーションシップフィールドの名前。これは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Module Name] (モジュール名)フィールドで指定されたモジュールのルックアップリレーションシップフィールドを参照し、このテーブルの[Module name] (モジュール名)カラムで指定されたルックアップモジュールとのリレーションシップを確立することを目的としています。組み込みリレーションシップフィールドとカスタムリレーションシップフィールドを入力できます。ルックアップリレーションシップフィールドを定義する方法、および[Lookup relationship field name] (ルックアップリレーションシップフィールド名)フィールドに正しい名前を入力する方法は、Salesforce Webサイトにアクセスし、Salesforce Data Loaderアプリケーションを起動して適切なアクションと情報を入手してください。

  • [Module name] (モジュール名): ルックアップモジュールの名前。

  • [Polymorphic] (ポリモーフィック): リレーションシップマッピングにポリモーフィックフィールドが使われている場合のみ、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをポリモーフィックフィールドに対してオフのままにするか、ポリモーフィックではないフィールドに対してオンにすると、エラーが発生します。ポリモーフィックフィールドの詳細は、http://www.salesforce.com/us/developer/docs/api_asynch/polymorphicを検索してください。

  • [External id name] (外部ID名): [Module name] (モジュール名)カラムで指定されたルックアップモジュールの外部IDフィールドの名前。

これらのプロパティは、[Output Action] (出力アクション)ドロップダウンリストから、[UPSERT] (アップサート)が選択されている場合のみ利用できます。

同時モード

ジョブの同時モードを選択します。

  • [Parallel] (並列): バッチを並列モードで処理します。

  • [Serial] (シリアル): バッチをシリアルモードで処理します。

コミットする行数

処理するデータバッチごとの行数を指定します。

コミットするバイト数

処理するデータバッチごとのバイト数を指定します。

[Wait Time Check Batch State] (バッチ状態確認の待機時間)

すべてのバッチが最終的に処理されるまで、ジョブ内のバッチが処理されたかどうかを確認するための待機時間(ミリ秒)を指定します。

[Safety Switch] (安全スイッチ)

クエリーするモジュールのカラムの長さが100,000文字を超える場合は、このチェックボックスをオフにします。デフォルトでは、このチェックボックスは過剰なメモリ使用を防ぐためにオンになっています。

これらのプロパティは、[Query Mode] (クエリーモード)ドロップダウンリストで[Bulk] (バルク)またはBulkV2が選択されている場合に利用できます。

注: このオプションは、TalendのR2021-02以降のStudioマンスリーアップデートをインストールした時のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

ERROR_MESSAGE

エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、Salesforceにロードするデータが特定の変換を必要としない場合に主に使います。

制限事項

Salesforceで処理されるバルクデータは.csv形式である必要があります。