Talendシステムでクラスターを設定して、Talend Administration Center (TAC)でのタスク実行スケジュールに高可用性とフェールオーバーの機能を提供できます。これは、複数のジョブコンダクターとジョブ実行サーバーを異なるマシンにデプロイすることによって行います。
概要:
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Talend Administration Center (TAC)ジョブコンダクターを保持する2つのアプリケーションサーバー(TomcatまたはJBoss)と仮想サーバー、および2つのTalend CommandLineアプリケーションが(異なるマシンに)インストールされ、同一のSVN/Git共有プロジェクトを指し示します。
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アプリケーションサーバーのすべてのインスタンスがプロジェクト管理データベースに接続されます。このデータベースはクラスター化されている場合があります。詳細については、対応するデータベースベンダーのドキュメントを参照して下さい。
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(オプション) Talend Administration Center (TAC)ユーザーは、たとえばHTTPプロキシ(スイッチ)を介して同じアクティブアプリケーションインスタンスにルーティングされます。この機能はTalendによって提供されていないため、別途実装が必要になります。
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実行サーバーで障害が生じると、中断されたタスクはその他の実行サーバーが回復させることができます。
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共有ストレージは、個々のジョブ実行中に生成されたすべてのアーカイブおよびログをアクティブインスタンス間で(たとえば、NAS(Network-Attached Storage)を介して)保存および共有するために実装されます。この機能はTalendによって提供されていないため、別途実装が必要になります。
サーバーが使用不能な場合のフェールオーバーの詳細と、タスクに対して実行可能なさまざまなアクションについての詳細は、『Talend Administration Center (TAC)ユーザーガイド』を参照して下さい。