ほとんどの場合、ジョブスクリプトの作成は、必要なコンポーネントを追加することから始めます。コンポーネントを追加して設定するには、以下のようにします:
手順
- ジョブスクリプトエディターでaddComponent {}関数を入力して、コンポーネントの追加を開始します。
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addComponent {}関数に、setComponentDefinition {}関数とそのパラメーターを入力して、コンポーネントを定義します。
この例では、最初のtFileInputDelimitedコンポーネントについて、データ型、ユニーク名、位置を定義する最小限のパラメーターのみが指定されています。
addComponent { setComponentDefinition { TYPE: "tFileInputDelimited", NAME: "tFileInputDelimited_1", POSITION: 192, 256 } }
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setComponentDefinition {}関数の次にsetSettings {}関数を入力して、ソースファイルのパス、スキップするヘッダー行の数、さらにオプションで、デザインワークスペースに表示されるコンポーネントのラベルを指定します。
この例では、次のようになります。
setSettings { FILENAME : "\"E:/Talend/Data/Input/list_people.csv\"", HEADER : "1", LABEL : "people" }
警告:メタ文字を指定する場合、必ずバックスラッシュ(\)を使用してください。
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setSettings {}関数の次にaddSchema {}関数を入力し、コンポーネントスキーマを定義するカラム定義パラメーターを入力します。
各カラムに対して名前とデータ型のみ指定し、その他のカラムプロパティはデフォルトのままにします。この例では、メインソースファイルには4つのカラムがあり、すべて文字列型です: id、name、age、およびcity。
addSchema { NAME: "tFileInputDelimited_1", CONNECTOR: "FLOW" addColumn { NAME: "id", TYPE: "id_String" } addColumn { NAME: "name", TYPE: "id_String" } addColumn { NAME: "age", TYPE: "id_String" } addColumn { NAME: "city", TYPE: "id_String" } }
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上記の手順を繰り返して、2番目のtFileInputDelimitedコンポーネントを追加します。
このコンポーネントは、String型のidとfamilyの2つのカラムのみで構成されるルックアップ入力ファイルを読み込みます。
addComponent { setComponentDefinition { TYPE: "tFileInputDelimited", NAME: "tFileInputDelimited_2", POSITION: 192, 128 } setSettings { FILENAME : "\"E:/Talend/Data/Input/list_families.csv\"", HEADER : "1", LABEL : "families" } addSchema { NAME: "tFileInputDelimited_2", CONNECTOR: "FLOW" addColumn { NAME: "id", TYPE: "id_String" } addColumn { NAME: "family", TYPE: "id_String" } } }