手順
-
以前にウィザードを使用してCalifornia_clientsファイルに対して実行したように、LosAngelesandOrangeCounties.txtファイルに対応するメタデータを定義します。
ウィザードの手順1で、このメタデータエントリにLA_Orange_citiesという名前を付けます。
- この新たに作成したメタデータをデザインエリア上にドロップすると、このメタデータをポイントする読み取りコンポーネントが自動的に作成されます。
-
次に、このコンポーネントをtMapコンポーネントにリンクさせます。
- tMapコンポーネントを再度ダブルクリックして、このコンポーネントのインタフェースを開きます。LA郡とオレンジ郡のファイルに対応する参照入力テーブル(row2)が、ウィンドウ左側のメイン入力(row1)の下に表示されます。
-
次に、メインフローと参照フローの間の結合を定義しましょう。
このユースケースでは、[City] (都市)カラムが両方のファイルに存在しており、かつそのデータが完全に一致しているため、結合の定義はかなり基本的なものになります。ただし、このような場合でなくとも、このレベルで直接演算を実行して、データ間のリンクを確立できます(埋め込み、大文字小文字の変更など)。
結合を実装するには、最初の入力テーブルの[City] (都市)カラムを、参照テーブルの[City] (都市)カラムにドロップします。紫色のリンクが表示され、この結合が実体化されます。
これで、参照テーブルの[County] (郡)カラムを出力テーブル(out1)で使用できるようになりました。
-
最後に、[OK]をクリックして変更を確定し、新しいジョブを実行します。
次のような出力がコンソールに表示されます。
ご覧のとおり、最後のカラムには、ロサンゼルス郡とオレンジ郡の都市である場合のみ、値が存在しています。その他の行については、このカラムは空になっています。これは、デフォルトで、tMapが左側外部結合モードになっているからです。データをフィルタリングしてtMapによって一致が見つかった行のみ表示する場合は、tMapを再度開き、[tMap settings] (tMap設定)ボタンをクリックして、参照テーブル(row2)の[Join Model] (結合モデル)リストで、[Inner Join] (内部結合)を選択します。