セマンティックマッピング(またはリンク化)とは設定内にある2つのコンテンツ間のリレーションシップのことで、
1つまたは複数のマッピングエレメントで構成されます。マッピングエレメントとは、デスティネーションエレメントと1つまたは複数のソースエレメント間で定義されているリレーションシップのことです。一般的にセマンティックマッピングによって、ソースモデル内のエレメント(より概念的)がデスティネーションモデル内のエレメント(より実装的または表記的)をどのように定義しているかがわかります。デスティネーションモデル内のエレメントは、ソースモデル内の関連付けられているエレメントを表記または実装したものです。
- セマンティック用法: より一般的、デザイン的なものからより特定的、実装的なものに(下向き)
- セマンティック定義: 実装オブジェクトや特定のオブジェクトからそのデザインや用語の定義に(上向き)
| セマンティックのリンク化のタイプ | 説明 | 実装 |
|---|---|---|
| [Term classification] (用語の分類) | 用語を別のオブジェクトにリンクさせます。 用語集に用語(Email addressなど)を作成してビジネス名を定義します。この用語を再利用し、関連するエレメント(メールアドレスが含まれているカラムやフィールドなど)にビジネス名を適用します。 |
システム管理によるリンク |
| [Mapping] (マッピング) |
セマンティックリンクは次のユースケースで使用できます。
|
ユーザー定義によるリンク |
用語の分類メソッド
用語の分類はシステムによる管理であることから、一次的な方法として推奨されます。
来歴(定義ルックアップと用法)についてはセマンティックマッピングよりも優位です。
分類は、[Semantic Flow] (セマンティックフロー)タブの[Is defined by] (定義者)リレーションシップによって、リンクのより抽象的な末尾にある用語集でのみ動作します。
システムによって管理されているため、用語集とターゲットモデルの間にマッピングコンテンツを作成する必要はありません。また、アーキテクチャー図でセマンティック来歴を管理する必要もありません。
用語の分類に関する詳細は、用語を使ったメタデータエレメントの分類をご参照ください。
セマンティックマッピングによる方法
ユーザーによる管理がより大きいことから、セマンティックマッピングは二次的方法となっています。
セマンティックマッピングは2つのコンテンツ(用語集とモデル/PDMなど)の間で定義できます。
2つのモデル/用語集の間にある各マッピングについて、コンテンツを明示的に作成して管理する必要があります。コンテンツの作成後は、2つのモデルのスコープ内で個々のデータエレメントに好きなだけマッピングできます。
リポジトリーには既存のコンテンツがあるため、セマンティックマッパーを使った管理、CSV形式を使ったエクスポートと再インポート、セマンティックマッピングから用語集の用語の分類に移行するための「組み込み」が可能です。