パスワードで保護されたファイルにアクセス - 7.3

CyberArk

Version
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > Vault > CyberArk
データガバナンス > サードパーティーシステム > Vault > CyberArk
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > Vault > CyberArk
Last publication date
2024-02-22

このシナリオでは、CyberArkのVaultからパスワードを取得し、そのパスワードを使ってExcelファイルにアクセスします。パスワードはシークレットオブジェクトとしてCyberArkのボールトに保存されます。tCyberarkInputコンポーネントは、ランタイムで後続コンポーネントのパスワードを取得します。ジョブのデザイン時や実行時にパスワードを入力する必要がないため、セキュリティが向上します。

Talendがサポートしているテクノロジーの詳細は、Talendコンポーネントをご覧ください。

このジョブは3つのサブジョブで構成されています。最初のサブジョブのtCyberarkInputコンポーネントは、CyberArkボールトからパスワードを取得してそのSECRET変数に保存します。2番目のサブジョブはExcelファイルにデータを書き込み、SECRET変数を使ってファイルを保護します。3番目のサブジョブはコンソールでExcelファイルのデータを表示します。このExcelファイルはパスワードによって保護されているので、SECRET変数は3番目のサブジョブにも必要です。

注: tCyberarkInputコンポーネントは、実行するために出力リンクを必要とするので、[Row] (行) > [Main] (メイン)接続によってtJavaRowコンポーネントに接続します。tCyberarkInputコンポーネントの出力リンクを提供する以外、tJavaRowコンポーネントは、何も行いません。
このシナリオでジョブを作成する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
  • CyberArkユーザーアカウントがあること。
  • [Credential Provider] (認証情報プロバイダー)がマシンにインストールされ、正しく設定されていること。関連情報は、Install the Credential ProviderCredential Provider Configurationをご覧ください。
  • CyberArk Application Password ProviderというWindows システムサービスが実行されていることを確認します。
  • CyberArkが必要とするモジュール(JavaPasswordSDK.jarcyberark-cp-sdk-custom.jarなど)がインストールされていること。このファイルは、CyberArkのウェブサイト、および[Credential Provider] (認証情報プロバイダー)のインストール先フォルダーにあります。関連情報は、Java Application Password SDKをご覧ください。
  • testAppDemoという名前のアプリケーションが作成され、お使いのマシンが許可されたマシンとして追加されていること。関連情報は、Manage applicationsをご覧ください。
  • testという名前の金庫がボールトに作成され、お使いのユーザーアカウントがその金庫のメンバーとして追加されていること。関連情報は、Build the Environment for the Credential Providerをご覧ください。
  • 金庫にあるmyTestPWという名前のシークレットオブジェクトにパスワードが保存されていること。