メイン コンテンツをスキップする 補完的コンテンツへスキップ

ストラクチャーエレメントのプロパティ

通常、新規エレメントを追加すると関連付けられているプロパティが自動的に正しく設定されますが、必要であれば編集も可能です。

全般的なプロパティ

プロパティ 説明
[Name] (名前) エレメントの名前です。XMLストラクチャーの場合は、prefix:nameという構文を使ってネームスペースプレフィックスを指定できます。
[Description] (説明) エレメントの簡単な説明です。この説明はエディターのエレメント名の横に表示されます。
[Occurs Min/Max] (出現最小/最大) ドキュメントにおけるエレメントの最小出現回数と最大出現回数です。たとえばエレメントが必須であることを示すためには、[Min] (最小)フィールドに1と入力します。この回数に制限がない場合は、-1と入力します。
[Size Min/Max] (サイズ最小/最大) エレメントの最小文字数と最大文字数です。
[Group Type] (グループタイプ) エレメントの子をどのようにグルーピングするかを示します。値は次のようになります。
  • None: エレメントにはテキストのみが含まれます。これには追加のストラクチャーを定義する子エレメントはありません。
  • Sequence: 子エレメントが出現する場合は、指定した順序ですべて出現します。
  • Choice: 子エレメントが1つだけ出現します。エレメントがループする場合、ループの各インスタンスに対して、異なる子エレメントの出現が可能です。
  • All: 順序を問わず、エレメントがすべて出現します。
[Data Type] (データ型) エレメントのテキストコンテンツのタイプです。値は次のようになります。
  • String: 文字列
  • Byte (8): 符号付き8ビットバイト
  • Character:
  • Short (16): 符号付き16ビット整数
  • Integer (32): 符号付き32ビット整数
  • Long (64): 符号付き64ビット整数
  • Unsigned Byte (8): 符号なし8ビットバイト
  • Unsigned Short (16): 符号なし16ビット整数
  • Unsigned Integer (32): 符号なし32ビット整数
  • Decimal:
  • Float (32): 32ビット浮動小数点数
  • Double (64): 64ビット浮動小数点数
  • Date/Time: 日付と時刻の値です。これにはタイムゾーンの情報も含まれます。
  • Date: 日付の値
  • Time: 時刻の値
  • Boolean: true (真)またはfalse (偽)のいずれか
  • Duration: 経過時間これはPnYnMnDTnHnMnSのようにISO 8601形式で表されます。Pで開始する必要があり、残りの大文字は期間の型を示します。特定の期間を使用しない場合、それに該当する大文字は省略できます。例: P4Yは4年、P6Y7M2Dは6年7か月2日、P30Sは30秒を示します。
  • Binary: バイナリ値
  • QName: オプションのプレフィックスとローカル名で構成される修飾名です。プレフィックスは、ストラクチャーに関連付けられたXMLネームスペースとコンテナーの1つで見つかります。Constantファンクションでのみ使用されます。
  • None:
[Element Type] (エレメントタイプ) エレメントがドキュメントでどのように使用されるかを定義します。これは主にXMLドキュメントに関連します。値は次のようになります。
  • Standard: 特別な処理がないエレメント(標準XMLエレメントなど)です。XMLドキュメントの場合、エレメントの値は、エレメントに含まれるすべてのテキストの値を参照します。ただし、子エレメントがない場合のみです。混在するコンテンツにアクセスする場合は、XMLテキストのエレメントタイプを使用して、子XMLエレメントと別のXML子エレメントの間のテキストにアクセスする必要があります。
  • XML Attribute (XMLドキュメントのみ): エレメントはXML属性として表示されます。このタイプの子エレメントはvalue型となります。
  • XML Processing Instruction (XMLドキュメントのみ): エレメントはXML処理命令として表示されます。このタイプのエレメントは子エレメントを含むことができません。
  • XML Text (XMLドキュメントのみ): このエレメントはテキスト値にアクセスしますが、これはテキストがXMLエレメントと交互配置されており、XMLが混在するコンテンツのテキスト値にアクセスする場合のみ必要です。このタイプのエレメントは子エレメントを含むことができません。
  • Value: このエレメント名を使って、内包エレメントのテキスト値に一致させます。検証とマッピングのために、可能なコード値を定義するために使用します。1つのエレメントには、それぞれの可能なコード値に対して、エレメント型がValueである子エレメントが含まれます。このタイプのエレメントは子エレメントを含むことができません。
  • Any: このエレメントのコンテンツは、まったく指定されていないエレメントのどのコレクションにもなります。このタイプのエレメントは子エレメントを含むことができません。
[Data Format] (データ形式) データ型がどのように具体的に示されるかを表します。利用できるオプションは選択したデータ型によって異なります。Defaultオプションは、標準のデータ型でデフォルト形式を自動的に選択します。たとえばDateTimeエレメントのデフォルト形式はISO 8601です。
[Visible Group] (可視グループ) エレメントがドキュメント内で表示されているかどうかを示します。
[Null] (ヌル) エレメントにnull値を設定できるかどうかをを示します。

フラットストラクチャーのプロパティ

プロパティ 説明
[Initiator] (イニシエーター) エレメントの開始を示す文字のシーケンスです。
[Terminator] (ターミネーター) エレメントの終端を示す文字のシーケンスです。
[Include Initiator?] (イニシエーターを含める) イニシエーターをエレメントのテキスト値の一部として含めるべきかどうかを示します。
[Include Terminator?] (ターミネーターを含める) ターミネーターをエレメントのテキスト値の一部として含めるべきかどうかを示します。
[Start Offset] (開始のオフセット) エレメントを開始する前にスキップする文字数です。
[Column] (カラム) エレメントが開始されるカラムを示します。
[Quote Handling] (引用符の処理) エレメントの引用符の処理に関する定義済みのオプションには次のものがあります。値は次のようになります。
  • None: 引用符に関して特別な処理は行われません。
  • OptionalQuotes: エレメントには二重引用符がある場合とない場合があります。二重引用符がある場合はエレメントをバインドします。なお、二重引用符はデータに含まれません。二重引用符がない場合、エレメントは通常のイニシエーターまたはターミネーターにバインドされます。
  • RequiredQuotes: どのエレメントにも二重引用符が必要です。ない場合はエラーが発生します。
[Release] (リリース) イニシエーターまたはターミネーターが認識されないようにする1文字を定義します。たとえば、ターミネーター文字が二重引用符の場合、リリース文字としてバックスラッシュを指定すると、バックスラッシュを二重引用符の前に入力することで、エレメントの値の中に二重引用符を含めることができます。
[EDI Elem Type] (EDIエレメントタイプ) エレメントで表記されるEDIエレメントのタイプを定義します。値は次のようになります。
  • None: これはEDIエレメントではありません。
  • Transaction: トランザクションのルートエレメントです。トランザクションを定義します。このエレメントの名前はEDIトランザクションの名前です。たとえば832PRICATとなります。
  • Segment: EDIセグメントを定義します。このエレメントの名前は3文字以下のセグメントでなければなりません。たとえばDTMとなります。
  • Element: EDIエレメントを定義します。このエレメントの名前は内包セグメントの名前で、セグメントの2桁のシーケンス番号が付加されます。たとえばDTM02となります。
  • Composite: EDIコンポジットを定義します。コンポジットの親がEDIセグメントの場合、コンポジットの名前にはEDIエレメントと同じ命名規則が使用されます。コンポジットの親がEDIエレメントの場合、コンポジットの名前はエレメントの名前にハイフンと2桁の数字を付けたものになります。たとえばSEG05-01となります。
  • Loop: EDIループを定義します。このエレメントの名前はLoop-で始まる必要があります。
  • Code Value Part: コード値に2つの部分がある場合に使用されます。1つのエレメントがコード値のそれぞれの部分を定義します。
[EDI Elem Ref] (EDIエレメント参照) EDIデータエレメント参照番号を定義します。

継承のプロパティ

プロパティ 説明
[Inherits From] (継承元) エレメントの継承元となるストラクチャーを指定します。
[Inherited Root] (継承されたルート) 親ストラクチャーからのルートエレメントとこのエレメントを一致させる方法を指定します。値は次のようになります。
  • [Use Only Children] (子のみを使用): 子エレメントからのプロパティのみがエレメントの子ストラクチャーに含まれます。継承される親ストラクチャーのルートエレメントのプロパティは無視されます。
  • [Use Everything] (すべてを使用): 現在のエレメントのプロパティは無視され、継承される親ストラクチャーのルートエレメントのプロパティがすべて引き継がれます。
  • [Use All Except Name/Occurs] (名前と出現以外のすべてを使用): 継承される親ストラクチャーのルートエレメントのプロパティがすべて引き継がれますが、名前、説明、出現のプロパティは含まれません。これらのプロパティは、子ストラクチャーのエレメントにより定義されます。これは、パーティクルによりXMLスキーマで定義された継承タイプに対応します。
継承された追加を無視 親ストラクチャーに追加された新しいエレメントをこのエレメントにプロパゲートさせるべきかどうかを示します。
子を使用 再帰的エレメントの場合、このプロパティによって親エレメントと同じコンテンツを使用できるようになります。

EDIのプロパティ

プロパティ 説明
[Syntax Rules] (構文ルール) EDIエレメントの場合、このプロパティはそのセグメントに必要なエレメントの有効な組み合わせを定義します。
[Sequence Id] (シーケンスID) EDIエレメントの場合、このプロパティはエレメントのシーケンス番号をnnという形式で定義します。

その他のプロパティ

プロパティ 説明
[XPath Name] (XPath名) エレメントのエントリーに応じてXPathを定義できます。使用できる式は次のとおりです。
  • ノード名。(例: item/price)
  • 子の値を定義する述語を持つノード名(例: item[price>1])
  • 属性の値を定義する述語を持つノード名(例: item[@status='available'])
  • ファンクションを使った述語を持つノード名(例: item[fn:position()>3])
  • 軸(例: child::*)

ストラクチャーにネームスペースがある場合は、各エレメントのプレフィックスとしてそのネームスペースを追加する必要があります。

このプロパティをXML以外の表記で使用する場合は、各エレメントの前にJSON:item/JSON:priceという表記名を付ける必要があります。

このプロパティの詳しい使い方は、動的エレメントを持つXMLストラクチャーのマッピング (英語のみ)ストラクチャーエレメントをフラット化 (英語のみ)をご覧ください。

Text エレメントをドキュメント化できます。ドロップダウンリストでテキストのタイプを選択し、下のフィールドにテキストを入力します。
[External name] (外部名) サポートされていない文字(スペースや$など)が含まれているエレメント名の処理を可能にします。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツに、タイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合は、お知らせください。改善に役立たせていただきます。