tDataEncryptの標準プロパティ - 7.3

Data privacy

Version
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > データクオリティコンポーネント > データプライバシーコンポーネント
データガバナンス > サードパーティーシステム > データクオリティコンポーネント > データプライバシーコンポーネント
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > データクオリティコンポーネント > データプライバシーコンポーネント
Last publication date
2024-04-03

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtDataEncryptを設定するために使われます。

標準tDataEncryptコンポーネントは、データクオリティファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、Talend Data Management Platform、Talend Big Data Platform、Talend Real Time Big Data Platform、Talend Data Services Platform、Talend Data Fabricで利用できます。

基本設定

Schema (スキーマ)Edit schema (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

ジョブで接続している先行コンポーネントからスキーマを取得するためには、[Sync columns] (カラムを同期)をクリックします。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

 

[Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

Password (パスワード)

この値は二重引用符で囲む必要があります。

既存の暗号化ファイルを使う時は、そのファイルの使用に必要となるパスワードを入力します。

暗号化ファイルを生成する時は、このファイルの暗号化に使うパスワードを入力します。

このパスワードは、tDataDecryptコンポーネントを使ってデータを解読する時に必要です。

[Cryptographic file path] (暗号化ファイルのパス)

既存の暗号化ファイルを使う時は、そのファイルへのパスを入力します。パスは二重引用符で囲む必要があります。

暗号化ファイルを生成する時は、デスティネーションファイルパスを入力します。入力できる値のタイプは次の2つです。
  • コンテキスト: context.mycontext
  • 二重引用符で囲まれたファイルパス: "C:/user/cryptofiles/mycryptofile"

このファイルはAES-GCMで暗号化されます。

この暗号化ファイルは、tDataDecryptコンポーネントを使ってデータを解読する時に必要です。

暗号化ファイルの詳細は、データ暗号化プロセスをご覧ください。

[Generate cryptographic file] (暗号化ファイルを生成)

このボタンをクリックすると暗号化ファイルが生成されます。

ダイアログボックスで、入力データの暗号化に使われる暗号化方式を選択します。
  • AES: 米国国立標準技術研究所(NIST)によって標準化されている128ビットのブロック暗号です。
  • Blowfish: Bruce Schneier氏によって開発された特許未取得の64ビットのブロック暗号です。

[Encryption] (暗号化)

該当する[Encrypt] (暗号)チェックボックスをオンにして、入力カラムを暗号化します。

すべてのカラムデータ型を暗号化できますが、出力された暗号化済みデータはString型となります。Dynamicデータ型は、それが最後の行であり、入力コンポーネントからのものである場合のみサポートされます。tDataEncryptのスキーマに追加した場合は、サポートされません。詳細は、Talend Studioユーザーガイドでダイナミックスキーマをご覧ください。

コンポーネントの出力スキーマを設定し、暗号化するカラムのタイプを[String] (文字列)に変更します。

入力データ型がDynamicまたは Stringの場合、出力カラムは自動的にそれぞれDynamicまたはStringに設定されます。

入力データがnull値の場合は暗号化されません。

選択されないカラムは暗号化されず、コンポーネントによって現状のまま返されます。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、中間コンポーネントとして使用されます。入力コンポーネントと出力コンポーネントが必要です。