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tELTOracleMapの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準のジョブのフレームワークで実行されているtELTOracleMapを設定するために使われます。

標準tELTOracleMapコンポーネントは、ELTファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。

WALLETタイプの接続は、tCreateTableコンポーネント、tOracleInputコンポーネント、tOracleOutputコンポーネントでのみ使用されます。起こりうるエラーを防止できるよう、選択した接続がWALLETタイプでないことを確認してください。

情報メモ注: ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている時は、2つのレベルの間の既存の接続を共有する必要がな場合(たとえば、親ジョブで作成した接続を子ジョブと共有するなど)には、以下を実行する必要があります。
  1. 親レベルで、共有するデータベース接続を、そのデータベース接続そのものを作成する接続コンポーネントの[Basic settings] (基本設定)ビューに登録します。

  2. 子レベルで、登録済みのそのデータベース接続を読み取るために専用の接続コンポーネントを使用します。

ジョブレベル全体でデータベース接続を共有する方法の例は、Studio Talendユーザーガイドをご覧ください。

ELT Oracleマップエディター

ELT Mapエディターでは、出力スキーマを定義し、実行するSQLステートメントのグラフィカルビルドを作成できます。スキーマのカラム名は、データベースのカラム名とは異なる場合があります。

Talendによって提供されたR2021-03以降のStudioマンスリーアップデートがインストール済みの場合は、ELT Mapエディターの左上で[Setup the configurations of elt map] (elt mapを設定)ボタンをクリックし、二つのオプションを含む[Property settings] (プロパティ設定)のダイアログボックスを開くことができます:

  • [Delimited identifiers] (区切り識別子): このチェックボックスをオンにすると、すべての出力カラム名に二重引用符が追加され、区切り識別子をサポートされるようになります。このチェックボックスは、デフォルトでオフになっています。
  • [Automatic alias] (自動エイリアス): このチェックボックスが選択された場合、スキーマカラム名がデータベースカラム名と異なれば、SQLクエリーでそのカラム用のエイリアスが自動作成されます。デフォルトでは、このチェックボックスはオンです。

Talendが提供するR2021-06以降のStudioマンスリーアップデートをインストールした場合は、マップエディターの入力テーブルと出力テーブルの右上隅に[Enable/disable column name filter] (カラム名フィルターを有効化/無効化)ボタンが表示されます。対応するテーブルでこのボタンをクリックし、表示されたフィールドに検索キーワードを入力すれば、入力テーブルや出力テーブルのスキーマカラムをフィルタリングできます。

[Style link] (スタイルリンク)

Auto (自動): 入力スキーマと出力スキーマおよびWebサービスパラメーター間のリンクはデフォルトで曲線の形になります。

Bezier curve (ベジエ曲線): スキーマとWebサービスパラメーター間のリンクは曲線の形になります。

Line (直線): スキーマとWebサービスパラメーター間のリンクは直性の形になります。

このオプションによってパフォーマンスがわずかに最適化されます。

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)と[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

 

[Built-in] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

 

[Repository] (リポジトリー): プロパティを保存するリポジトリーファイルを選択します。以下のフィールドは、取得されたデータを使用して事前に入力されています。

[Connection type] (接続タイプ)

使用可能なドライバーのドロップダウンリスト。

[DB Version] (DBバージョン)

使用しているOracleバージョンを選択します。

[Host] (ホスト)

データベースサーバーのIPアドレス

[Port] (ポート)

データベースサーバーのリスニングポート番号。

[Database] (データベース)

データベースの名前

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

DBユーザー認証データ。

パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。

[Mapping] (マッピング)

マッピングパラメーターを自動的に設定します。

詳細設定

[Additional JDBC Parameters] (追加のJDBCパラメーター)

作成するデータベース接続の接続の追加プロパティを指定します。このオプションは、[Basic settings] (基本設定)[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスをオンにしている場合は使用できません。

[Use Hint Options] (Hint句を使用)

クエリーの実行を最適化するヒントが必要な場合は、このチェックボックスをオンにしてヒント設定エリアをアクティブ化します。このエリアのパラメーターは次のとおりです。

- HINT: 構文 /*+ */. - POSITIONを使って、必要なヒントを指定します。SQLステートメント内のヒントを位置を指定します。

- SQL STMT: 使用する必要のあるSQLステートメントを選択します。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Studio Talendユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

tELTOracleMapは、tELTOracleInputおよびtELTOracleOutputと一緒に使用してください。これらのコンポーネントと共に使う出力リンクは、テーブル名の構文と正確に対応している必要があります。

情報メモ注:

ELTコンポーネントは、実際のデータフローを処理せず、スキーマ情報しか処理しません。

[Dynamic settings] (ダイナミック設定)

[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Studio Talendを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。

[Dynamic settings] (ダイナミック設定)テーブルは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。ダイナミックパラメーターを定義すると、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Component List] (コンポーネントリスト)ボックスは利用できなくなります。

ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。[Dynamic settings] (ダイナミック設定)とコンテキスト変数については、Studio Talendユーザーガイドをご覧ください。

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