tFTPPutの標準プロパティ - 7.3

FTP

Version
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > インターネットコンポーネント > File Transfer Protocols > FTP
データガバナンス > サードパーティーシステム > インターネットコンポーネント > File Transfer Protocols > FTP
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > インターネットコンポーネント > File Transfer Protocols > FTP
Last publication date
2024-02-22

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtFTPPutを設定するために使われます。

標準tFTPPutコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

接続の詳細を設定する方法を選択します。

  • [Built-In] (組み込み): このコンポーネントの接続の詳細がローカルに設定されます。関連するすべての接続のプロパティ値を手動で指定する必要があります。

  • [Repository] (リポジトリー): [Repository] (リポジトリー) > [Metadata] (メタデータ)で一元的に保存された接続の詳細が、このコンポーネントによって再使用されます。このチェックボックスの横にある [...] ボタンをクリックし、表示された [Repository Content] (リポジトリーのコンテンツ)ダイアログボックスで、再使用する接続の詳細を選択すると、関連するすべての接続のプロパティに値が自動的に入力されます。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。

[Host] (ホスト)

FTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名。

[Port] (ポート)

FTPサーバーのリスニングポート番号。

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

FTPサーバーにアクセスするためのユーザー認証データ。

パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。

[Local directory] (ローカルディレクトリー)

FTPサーバーにアップロードされるファイルが置かれているローカルディレクトリー。

[Remote directory] (リモートディレクトリー)

アップロードされたファイルが置かれるFTPディレクトリー。

[Transfer mode] (転送モード)

リストから転送モード(asciiまたは[binary] (バイナリ))を選択します。

ファイルを上書き

ファイルが既に存在する場合に実行するアクションを選択します。

  • [never] (しない): ファイルを上書きしない。

  • [always] (常に): ファイルを常に上書きする。

  • [size different] (サイズ違い)、または: ファイルサイズが異なる場合はファイルを上書きする。

  • [overwrite] (上書きする): 既存のファイルを上書きする。

  • [resume] (再開): 中断した箇所からファイルのダウンロードを再開する。

  • [append] (追加): データを上書きせずにファイルの最後にデータを追加する。

[overwrite] (上書き)[resume] (再開)[append] (追加)は、[SFTP Support] (SFTPサポート)チェックボックスがオンの場合に使えます。

[Append] (追加)

このチェックボックスをオンにすると、データの上書きを避けるために、ファイルの最後にデータが追加されます。

[SFTP Support] (SFTPサポート)

SFTP接続を介してFTPサーバーに接続する場合は、このチェックボックスをオンにします。

警告: このオプションはHTTPSプロキシには使えません。HTTPSプロキシが必要な場合は、tSetProxyコンポーネントを使います。

[Authentication method] (認証方式)

SFTP認証方式を選択します。[Public key] (パブリックキー)[Password] (パスワード)、または [Public key and password] (パブリックキーとパスワード)のいずれかを入力します。

  • [Public key] (パブリックキー): パブリックキーへのパスとそのキーのパスフレーズを、[Private key] (プライベートキー)フィールドと[Key Passphrase] (キーパスフレーズ)フィールドにそれぞれ入力します。

  • [Password] (パスワード): 要求されたパスワードを入力します。

  • [Public key and password] (パブリックキーとパスワード): SFTPサーバーが認証のためにパブリックキーとパスワードの両方を必要とする場合は、このオプションを選択します。この場合、対応するフィールドにpasswordprivate key file、およびkey passphraseを入力する必要があります。

これらのプロパティは、[SFTP Support] (SFTPサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

注: [Public key and password] (パブリックキーとパスワード)オプションは、TalendのR2021-04以降のStudioマンスリーアップデートをインストールした時のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[Filename encoding] (ファイル名エンコーディング)

ファイル名を文字列からバイトに変換するために使うエンコーディングを設定する場合は、このチェックボックスをオンにします。SFTPサーバーで使われているものと同じエンコードにする必要があります。SFTPサーバーのバージョンが3よりも新しい場合、エンコードはUTF-8でなければならず、そうでないとエラーが発生します。

これらのプロパティは、[SFTP Support] (SFTPサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[FTPS Support] (FTPSサポート)

FTPS接続を介してFTPサーバーに接続する場合は、このチェックボックスをオンにします。

たとえばtSetProxyコンポーネントを介してHTTPプロキシを使っている場合は、このチェックボックスをオンにし、接続モードをPassiveに設定する必要があります。

[KeyStore file] (KeyStoreファイル)

Keystoreファイルへのパスは、いくつかのキーと証明書を含むパスワードで保護されたファイルです。

FTPSサーバーの設定に応じて、FTPS接続を確立するにはFTPSサーバーのプライベートキーまたはクライアント証明書が必要です。FTPサーバーのプライベートキーまたはクライアント証明書はKeystoreファイルに保管できます。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

注: クライアント証明書を使用してFTPS接続を確立できるのは、TalendのR2021-04以降のStudioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみです。詳細は管理者にお問い合わせください。

[KeyStore Password] (KeyStoreパスワード)

Keystoreファイルのパスワード。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Security Mode] (セキュリティモード)

リストからセキュリティモード([Implicit] (暗黙)または[Explicit] (明示)を選択します。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Use Perl5 Regex Expression as Filemask] (Perl5正規表現をファイルマスクとして使用)

[Files] (ファイル)フィールドでPerl5正規表現をファイルフィルターとして使う場合は、このチェックボックスをオンにします。これは、処理するファイルの名前に括弧などの特殊文字が含まれている場合に役立ちます。

Perl5正規表現構文の詳細は、Perl5 Regular Expression Syntaxをご覧ください。

[Use Perl5 Regex Expression as Filemask] (Perl5正規表現をファイルマスクとして使用)

[Files] (ファイル)フィールドでPerl5正規表現をファイルフィルターとして使う場合は、このチェックボックスをオンにします。これは、処理するファイルの名前に括弧などの特殊文字が含まれている場合に役立ちます。

Perl5正規表現構文の詳細は、Perl5 Regular Expression Syntaxをご覧ください。

[Files] (ファイル)

アップロードするファイルを指定します。

  • [Filemask] (ファイルマスク): アップロードするファイルのファイル名またはパス。

  • [New name] (新しい名前): 転送後にファイルに付ける名前。

[Connection mode] (接続モード)

リストから接続モードを選択します。[Passive] (パッシブ)または[Active] (アクティブ)のいずれかを入力します。

[Encoding] (エンコーディング)

リストからエンコーディングタイプを選択するか、[CUSTOM] (カスタム)を選択してエンコーディングタイプを手動で入力し、エンコーディングタイプを指定します。

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)

このチェックボックスをオンにすると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。

このチェックボックスをオフにすると、エラーをスキップしてジョブの実行プロセスを続行できます。

詳細設定

Socksプロキシの使用

プロキシを使っている場合は、このチェックボックスをオンにして表示された[Proxy host] (プロキシホスト)[Proxy port] (プロキシポート)[Proxy user] (プロキシユーザー)、および[Proxy password] (プロキシパスワード)フィールドで、プロキシサーバー設定情報を指定します。

[Ignore Failure At Quit (FTP)] (FTP終了時にエラーを無視)

ライブラリーの終了エラーまたはFTPの終了エラーを無視する場合は、このチェックボックスをオンにします。

[Connection timeout] (接続タイムアウト)

接続のタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。値0または負の値は無視されます。この場合、デフォルト値(60000ms)が使われます。

[Data Channel Protection Level] (データチャネルの保護レベル)

クライアントとサーバー間でのデータ転送に使うデータチャネル保護レベル。詳細は、RFC 2228: FTP Security Extensionsをご覧ください。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Protection Buffer Size] (保護バッファーサイズ)

クライアントとサーバーの間で転送されるエンコードされたデータブロックの最大サイズ(バイト単位)。詳細は、RFC 2228: FTP Security Extensionsをご覧ください。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Enable Remote Verification] (リモート検証を有効化)

このオプションを選択すると、リモート検証を有効にできます。このオプションによって、FTPSサーバーのアーキテクチャーの互換性に関する問題が解決します。関連情報は、setRemoteVerificationEnabledをご覧ください。

このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[FTPS Support] (FTPSサポート)が選択されている場合に利用できます。

[Use strict reply parsing] (返信解析の制限を使用)

このオプションを選択すると、厳密な返信解析が行われます。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

ERROR_MESSAGE

エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。

NB_FILE

処理されたファイルの数。これはAfter変数で、整数を返します。

CURRENT_STATUS

コンポーネントの実行結果。これはFlow変数で、文字列を返します。

CURRENT_FILE_EXISTS

現在のファイルが存在するかどうかの結果。これはFlow変数で、ブール値を返します。

TRANSFER_MESSAGES

ファイル転送情報。これはAfter変数で、文字列を返します。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、単一コンポーネントのサブジョブとして使われますが、出力コンポーネントとしても使えます。