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Studio Talendで共有モデルを有効化

Talendが提供するR2021-01以降のStudioマンスリーアップデートをインストールしている場合、Studio Talendでは共有モードがサポートされます。これにより、Studio Talendがインストールされているマシンの各ユーザーは、さまざまな設定とワークスペースフォルダーで作業できるようになります。

情報メモ注: 推奨合計メモリは1ユーザーの推奨メモリに接続ユーザー数を乗じたものです。

このタスクについて

次の手順では、Studio Talendの共有モードを有効にする方法を示します。

手順

  1. Talendから提供されたライセンスファイルをStudio Talendインストールディレクトリーのルートに置きます。
  2. Studio Talendインストールディレクトリーへの完全な読み書きアクセス権を持つユーザーにStudio Talendを起動させます。
  3. [Additional Talend Packages] (Talend追加パッケージ) ダイアログボックスで、プロジェクトのニーズに合わせてパッケージを選択します。ただし、必須であるサードパーティライブラリーとオプションのサードパーティ製ライブラリーは除きます。
    • サードパーティライブラリーは各ユーザーの設定フォルダーにインストールされます。ディスク容量を節約できるよう、各ユーザーが必要な時だけサードパーティライブラリーをインストールすることをお勧めします。
    • サードパーティライブラリー以外のパッケージは共有モードを有効にするとインストールできないため、共有モードを有効にする前にそれらのパッケージをインストールすることをお勧めします。
  4. 選択したパッケージのインストールが完了したら、必要なパッチをすべてインストールします。
    • パッチは共有モードを有効にするとインストールできないため、共有モードを有効にする前にパッチをインストールすることをお勧めします。
    • 最新のパッチは、インストール後、Studio Talendインストールディレクトリーの下にあるpatchesフォルダーに保存しておく必要があります。

    パッチをダウンロードして適用する方法については、パッチのダウンロードと適用をご覧ください。

  5. 必須パッチのインストールが完了したら、Studio Talendを閉じます。
  6. Studio Talendの共有モードを有効にするためには、 <Talend-Studio>/configuration/config.iniの最後に osgi.configuration.areaosgi.instance.areaという2つのプロパティを追加します。<Talend-Studio>にはStudio Talendのルートフォルダー名が入ります。例:
    osgi.configuration.area=/USERS/$USER$/studio/configuration
    osgi.instance.area=/USERS/$USER$/studio/workspace

    この2つのプロパティによって、ユーザーごとにStudio Talendの設定とワークスペースが指定されます。他のシステムプロパティや環境プロパティを使って場所を指定することもできます。場所の変数はそれぞれ、$文字のペアで囲む必要があります。

    後で各ユーザーが同じマシンでStudio Talendを起動すると、設定フォルダーとワークスペースフォルダーが自動的に作成されます。

    情報メモ重要: Studio Talendの共有モードを有効にした後にパッケージやパッチをインストールする必要がある場合は、まずこの2行を削除して共有モードを無効にし、再起動してStudio Talendをいったん閉じてください。その後は通常通りにパッケージやパッチをインストールできるようになります。

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