tJavaFlexコンポーネントは、ジョブの開始/末尾にコードを挿入し、各行のデータ変換を行います。
tJavaFlexを使う一般的なジョブは、通常、以下で構成されます。
- tFileInputDelimitedコンポーネント。テキストファイルからデータを読み取ります。
- tJavaFlex: ジョブ処理のさまざまな段階(start、main、またはend部分)に特定のコードを挿入します。
- tLogRowコンポーネント: tJavaFlexのstartまたはend部分の注入コードの内容に基づいて、コンソールと処理情報内にデータを出力します。
手順
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[Palette] (パレット)で、コンポーネントtFileInputDelimited、tJavaFlex、tLogRowをワークスペースにスライドします。
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[Row] (行) > [Main] (メイン)リンクを使って、tFileInputDelimitedをtJavaRowに、tJavaRowをtLogRowに接続します。
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tFileInputDelimitedコンポーネントの[Basic settings] (基本設定)を設定するために使われます。
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tFileInputDelimitedをダブルクリックして[Basic settings] (基本設定)を表示します。tFileInputDelimitedは、tJavaおよびtJavaRowの例と同じテキストファイルを読み取り、同じスキーマを使います。
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プロンプトが表示されたら、[OK]をクリックして伝播を受け入れるか、または後でtJavaRow [Basic settings] (基本設定)ビューで[Sync columns] (カラムを同期)ボタンをクリックします。
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tJavaRowをダブルクリックして[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。[Start code] (開始コード)エリアに次のコードを追加します。
System.out.println("******The subJob begins to work!******");
int nb_line=0
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[Main code] (メインコード)エリアに次のコードを追加します。
row2.name=(row1.name).toUpperCase();
nb_line++;
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[End code] (終了コード)エリアに次のコードを追加します。
System.out.println("The total number of processed data is: "+nb_line);
System.out.println("******The subJob finishes!******");
注: このコードは、カラム名を大文字に変換します。
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[F6]を押してジョブを実行します。