tLDAPAttributesInputの標準プロパティ - 7.3

LDAP

Version
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > DBコンポーネント > LDAP
データガバナンス > サードパーティーシステム > DBコンポーネント > LDAP
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > DBコンポーネント > LDAP
Last publication date
2024-02-22

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtLDAPAttributesInputを設定するために使われます。

標準tLDAPAttributesInputコンポーネントは、データベースファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

 

[Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

 

[Repository] (リポジトリー): プロパティが保管されるリポジトリーファイルを選択します。後続フィールドは、取得されたデータを使用して自動的に入力されます。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用するには、このチェックボックスをオンにして、[ Component list] (コンポーネントリスト)で該当するtLDAPConnection コンポーネントをクリックします。

Host (ホスト)

LDAPディレクトリーサーバーのIPアドレス。

[Port] (ポート)

サーバーのリスニングポート番号。

[Base DN] (ベースDN)

ユーザーの認証されたツリーリーフへのパス。

[Protocol] (プロトコル)

リストでプロトコルタイプを選択します。

LDAP: 暗号化しない

LDAPS: セキュアなLDAP このオプションを選択すると、[Advanced CA] (高度な認証局)チェックボックスが表示されます。選択すると、上級モードでは、特定のCAを保存するための証明書ファイルのディレクトリーとキーストアのパスワードを指定できます。ただし、[Trust all certs] (すべての証明書を信頼する)チェックボックスをオンにすれば、この証明書の検証を無効にすることも可能です。

TLS: 証明書が使われます。このオプションを選択すると、[Advanced CA] (高度な認証局)チェックボックスが表示され、LDAPSタイプのチェックボックスと同じように使えます。

[Authentication User] (認証ユーザー)および[Password] (パスワード)

LDAPログインが必要な場合は、[Authentication] (認証)チェックボックスをオンにします。ログインが有効であるには、LDAP構文の要求にマッチングする必要があります。たとえば: "cn=Directory Manager".

パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。

[Filter] (フィルター)

LDAPディレクトリーdbが予期しているフィルターを入力します。

[Multi valued field separator] (複数値フィールドの区切り)

複数値フィールドに値区切りを入力します。

[Alias dereferencing] (エイリアスの参照解除)

リストでオプションを選択します。エイリアスを参照解除しないことが確かな場合は[Never] (参照解除しない)にすることで検索パフォーマンスを改善できます。デフォルトでは[Always] (常時)が使用されます。

[Always](常時): エイリアスを常に参照解除する。

[Never] (参照解除しない): エイリアスを参照解除しない。

[Searching] (名前解決後): 名前解決した後にのみエイリアスを参照解除する。

[Finding] (名前解決中): 名前解決中にのみエイリアスを参照解除する。

[Referral handling] (参照処理):

リストでオプションを選択します。

[Ignore] (無視): リクエストのリダイレクトを処理しない

[Follow] (処理):リクエストのリダイレクトを処理する

[Limit] (制限事項)

必要に応じて、読み取るレコードの制限値を入力します。

[Time Limit] (タイムリミット)

ディレクトリーのタイムアウト期間を入力します。

[Paging] (ページング)

LDAPサーバーによって一度に返されるエントリー数を指定します。

Die on error (エラー発生時に強制終了)

このチェックボックスはデフォルトで選択されています。エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。必要に応じて[Row] (行) > [Rejects] (リジェクト)リンクを使用してエラー発生時に行を取得できます。

[Schema] (スキーマ)および[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

 

[Built-in] (組み込み): スキーマが作成され、このコンポーネント専用にローカルに保存されます。関連項目: Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは既に存在し、リポジトリーに保存されています。したがって、再利用できます。関連項目: Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

警告:

このコンポーネントは、LDAPオブジェクトに関連付けられた属性をリストすることを目的としているため、そのスキーマは事前に定義されています。いくつかの新しいカラムを追加する必要がある場合でも、これらの確立されたカラムを保持する必要があります。したがって、組み込みモードを使う必要があります。

 

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

 

事前定義されたスキーマには以下がリスト表示されます。

- objectclass: オブジェクトクラスのリスト

- mandatoryattributes: これらのクラスの必須属性のリスト

- optionalattributes: これらのクラスのオプション属性のリスト

- objectattributes: 分析済みのオブジェクトに不可欠な属性のリスト。

詳細設定

[Class Definition Root] (クラス定義ルート)

オブジェクトクラス定義のネームスペースのルートを指定します。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。

RESULT_NAME: 検索フィルターを満たす現在のLDAPエントリーの名前。これはFlow変数で、文字列を返します。

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントには、可能なすべてのLDAPクエリーが網羅されています。

注:[Ctrl] + [Space]を押してGetResultName変数などのグローバル変数リストにアクセスし、該当するベースを自動的に取得します。