通常、どのワークフローでも最初のステップは、マスターデータに特定の変更を加えることでワークフロー自体をトリガーする、一種の開始ステップです。ただし、この変更は、デザインされたワークフロー内のすべてのステップを経て、承認か非承認によって終了するまで、保存されません。
開始ステップを割り当てられたビジネスユーザーは、ワークフローをトリガーし、続いて、前のステップが完了すると、ワークフロー内の各ステップが有効になります。
以下のサンプルでは、MDMデモプロジェクトからインポートされたワークフローを使用しています。ある製品の価格の変更を検証するために、ワークフローProduct_Productがデザインされました。ワークフロー内で、2つの人手による介入が定義されました: 最初の介入は変更を開始するもので、2番目の介入はその変更を検証するものです。ワークフローの詳細は、『Talend Studioユーザーガイド』を参照してください。
始める前に
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MDMサーバーが起動済みであること。
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BPMサーバーが開始済みであること。
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MDMユーザー情報がMDMサーバーからBPMサーバーに同期済みであること。
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適切なユーザー認証およびアクセス権が付与されたロールが割り当てられているはずです。
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ワークフローの開始ステップで介入するユーザーとして定義されているTalend Studioで、少なくとも1つのワークフローが定義されていること。
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ワークフローを開始するために[Runnable Process] (実行可能なプロセス)が作成済みであること。[Runnable Process] (実行可能なプロセス)の詳細は、『Talend Studioユーザーガイド』を参照してください。
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管理するマスターデータが保存されているデータコンテナーが選択済みであること、およびマスターデータを照合するデータモデルが検証されるようになっていること。
このタスクについて
特定のワークフローを使用してマスターデータに対する変更を開始し、ワークフロータスクを完了するには、次の手順に従います。
手順
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Talend MDM Web UIにログインし、[Welcome] (ウェルカム)ページで[Master Data Browser] (マスターデータブラウザー)をクリックします。対応するページが表示されます。
ページの上部にある[Entity] (エンティティ)リストで、表示するデータレコードを含むエンティティ(このサンプルではProduct)を選択します。[Search] (検索)をクリックします。
選択したエンティティのデータレコードがすべてこのページに表示され、最初のレコードの詳細がデフォルトで右パネルに開きます。
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データの変更を開始するデータレコードをクリックします。
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ページの右上で矢印をクリックし、製品の価格を変更するワークフローをトリガーするように定義された[Runnable Process] (実行可能なプロセス)をリストから選択します。
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ボタンをクリックし、選択した[Runnable Process] (実行可能なプロセス)を開始します。このサンプルでは、[Request Price Change] (価格変更リクエスト)が選択されています。
オペレーションを繰り返してプロセスを開始し、必要に応じて他のデータレコードの変更を開始します。
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[Menu] (メニュー)パネルで、[Govern] (統制) > [Workflow Console] (ワークフローコンソール)の順にクリックして、対応するページを開きます。
各データレコードのタスクが[Tasks] (タスク)ビューにリスト表示されています。
注: デフォルトでは、Talend MDM Web UIにログインしたのと同じユーザーとしてBonita BPM Webポータルにログインされます。Webポータルページの表示は異なる場合があり、ログインユーザーのロールに従って異なるオペレーションが可能です。
Bonita BPMサーバーがスタンドアロンアプリケーションとしてインストールされている場合は、別のユーザーとしてWebポータルにログインすることもできます。
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タスクを選択し、[TAKE] (取る)をクリックして、ワークフロータスクを実行します。
ワークフロータスクのカスタマイズフォームがTalend Studioで定義済みの場合は、このカスタマイズフォームが表示されてタスクの詳細を示します。
カスタマイズフォームの定義方法と Talend Webテンプレートをカスタマイズフォームとして使用する方法は、『Talend Studioユーザーガイド』を参照してください。
カスタマイズフォームが定義されていない場合は、デフォルトフォームが表示され、タスクの詳細がすべて示されます。
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[Enter New Price] (新価格の入力)フィールドに新しい価格番号を入力し、[REQUEST APPROVAL] (リクエストの承認)をクリックして情報を送信します。
ここで、認証ユーザーは製品の価格変更を検証する必要があります。
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[Price Approval] (価格の承認)タスクを取り、価格検証を開始します。
新価格をレビューし、必要に従って新価格を承認または拒否します。この例では、[APPROVE NEW PRICE] (新価格の承認)をクリックします。
ページが表示され、情報が送信済みで、現在は使用できるタスクがないことが示されます。
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[Task] (タスク)タブの左パネルで[Done tasks] (実行済みのタスク)を選択します。
ページには、終了したワークフロータスクと、各タスクの詳細がリスト表示されます。
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Talend MDM Web UIに戻り、[Master Data Browser] (マスターデータブラウザー)ページで、変更したデータレコードに新たに承認された価格が含まれていることを確認します。