アーティファクトの実行をスケジューリングする前に - Cloud - 7.3

Talendソフトウェア開発ライフサイクル - ベストプラクティスガイド

Version
Cloud
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Cloud
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Administration Center
Talend Artifact Repository
Talend CommandLine
Talend JobServer
Talend Management Console
Talend Remote Engine
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発
デプロイメント
管理と監視
Last publication date
2024-02-08
自動アーティファクト実行およびデプロイメントのスケジューリングを開始する前に、前提条件をいくつか確認する必要があります。
  • 継続的インテグレーションサーバー/サービスが適切に設定されていること(ここではJenkinsまたはAzure DevOps)。詳細は、JenkinsのWebサイトAzure DevOpsのWebサイトをご覧ください。
  • 自動的に実行したいプロジェクト内にテストケースが作成済みであること。詳細は、テストをデザインをご覧ください。

    注: プロジェクトをビルドしてデプロイする時はテストケースがJUnitファイルとして生成され、Mavenの[packaging] (パッケージング)フェーズの前にビルドされます。
  • ジョブの実行に必要なNexusに保存されている外部ライブラリーがこのプロジェクトに適切にインストールされており、Nexusインスタンスが開始されていること。

    Talend Administration Centerを使用する場合は、Nexusから外部モジュールを取得するように設定済みであること。詳細は、Talend Administration Center User Guideをご覧ください。

  • DockerイメージをDockerレジストリーにプッシュできるよう、Docker環境をインストールし、設定済みであること。詳細は、DockerのWebサイトをご覧ください。DockerコンテナーレジストリーはAzure内にインストールできます。
  • Jenkinsを使用する場合は、Apache Maven 3以上のバージョンがサーバーにインストールされていることの確認も必要です。詳細は、Apache MavenのWebサイトをご覧ください。

  • 継続的インテグレーションのビルドを使ってアーティファクトを公開する時、Talend Management ConsoleにGitの情報(作者、コミットID、コミット日時)を表示させるためには、この階層ストラクチャーでGitプロジェクトのリポジトリーを設定し、全プロジェクトをci-workspaceフォルダーに(移動ではなく)コピーする必要があります。
    ci-workspace
        |- .repositories
             |- <any_unique_name>
                  |- .git
                  |- MAINPROJ1
             |- <any_unique_name>
                  |- .git
                  |- REFPROJ1
             |- <any_unique_name>
                  |- .git
                  |- REFPROJ2
                  |- REFPROJ3
        |- MAINPROJ1
        |- REFPROJ1
        |- REFPROJ2
        |- REFPROJ3
  • Talend Data Mapper X12 HIPAAパッケージやHL7v2パッケージを必要とするアーティファクトをビルドするためにCIを使用している場合は、次の操作が必要です。
    • Talend_Full_Studio_p2_repository--YYYYYYYY_YYYY-VA.B.C.zipアーカイブを<folder>/org.talend.transform.standard.p2.repository-A.B.Cに抽出します。
    • ジョブをビルドする前に、次のコマンドを使ってTalend CommandLineにこれらのパッケージをインストールします。
      Talend-Studio-win-x86_64.exe -nosplash -consoleLog -application org.eclipse.equinox.p2.director 
      -repository file:///<folder>/org.talend.transform.standard.p2.repository-A.B.C 
      -installIU org.talend.transform.standard.x12.hipaa.5010.feature.feature.group
警告: 次の前提条件は、P2アップデートサイトアーカイブ(Talendから提供)を有するユーザーのみが対象です。

バージョン7.2以降では、ビルド中にTalend CommandLineTalendアップデートサイトから自動的にダウンロードおよびインストールされ、プロジェクトアーティファクトを生成して実行します。詳細は、Talend CIゼロインストールワークフローをご覧ください。

ビルド時にTalend CommandLineが自動的にダウンロードされるようにするためには、Talendから提供されるアーカイブをローカルのHTTPサーバーでホストする必要があります。たとえば次の操作が可能です。
  • TomcatのwebappフォルダーにTalend_Full_Studio_p2_repository--YYYYYYYY_YYYY-VA.B.C.zipアーカイブを抽出し、名前をP2に変更する。
  • Tomcatを起動する。
  • ビルド時に-Dupdatesite.pathパラメーターを定義する際、http://localhost:8080/P2/をポイントする。WebブラウザーのIPが自分のマシンのIPと異なる場合は、<localhost>をWebサーバーのIPアドレスまたはホスト名で置き換えます。<8080>も、使用するTomcatポートのWebアプリケーションパスで置き換えます。

Talendは、1台のマシンでTalend CommandLineを同時に2つ以上実行することはお勧めしません。これを防ぐ最も簡単な方法は、サーバーでのエグゼキューターの数を1つに制限することです。

まとめると、必要なアプリケーションは次のようになります: 継続的インテグレーションサーバーまたはサービス(ここではAzureまたはJenkins)、Git、アーティファクトリポジトリー、P2アップデートサイトをホストするサーバー(Talend CommandLine、および自分のアーティファクトのビルドに必要なその他のプラグインを保存)。アーティファクトをどこにデプロイするかによって、アーティファクトリポジトリー(Azure、Jenkins)、Docker、Talend Cloudにアクセスする必要があります。