このシナリオでは、データサービスプロバイダーでtESBProviderRequestコンポーネントとtESBProviderResponseコンポーネントを使って、顧客のWebサービスへのアクセスを可能にし、tXMLMapコンポーネントを使って、MySQLデータベースから提供される空港のデータをリクエスト/レスポンス呼び出しメインフローに結合して公開します。データベースのデータはtMysqlInputコンポーネントによりロードされます。
手順
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サービスの詳細とWSDLのリクエスト/レスポンスデータ型をメタデータに保存します。それにより他のコンポーネントからアクセスできるようになります。[Services] (サービス)でCustomerService 0.1を右クリックし、[Import WSDL Schemas] (WSDLスキーマのインポート)を選択します。
このオプションでは、[Metadata] (メタデータ) > [File xml] (XMLファイル)の下で、WSDLメタデータがサービスから[Repository] (リポジトリー)にインポートされます。これにより、サービスおよびその他のコンポーネントの間でオペレーションの詳細を共有できます。
- CustomerService 0.1に表示されたエレメントを展開し、CustomerServiceOperation 0.1を右クリックし、[Assign Job] (ジョブの割り当て)を選択します。
- [Assign Job] (ジョブの割り当て)ウィザードが開きます。[Create a new Job and Assign it to this Service Operation] (新規ジョブをサービス操作に割り当てる)を選択し、[Next] (次へ)をクリックします。
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ウィザードの[New Job] (新規ジョブ)ビューで、作成するジョブに自動的に名前が付いているため、[Finish] (終了)をクリックします。
ワークスペースでジョブのデフォルトテンプレートが開きます。ジョブのドラフトでは、tESBProviderRequestとtESBProviderResponseが既に選択され設定されています。tESBProviderRequestにより、指定したWebサービスに要求が送信され、tESBProviderResponseにより、その要求への応答が返されます。これらのコンポーネントは、[Palette] (パレット)の[ESB]グループにあります。
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ここで、名前をデザインワークスペースに入力して、2つのESBコンポーネントの間にtXMLMapを追加します。
- tESBProviderRequest_1を右クリックし、[Row] (行) > [Main] (メイン)の順に選択し、ラインの終端をtXMLMap_1にドロップします。
- tXMLMap_1を右クリックし、[Row] (行) > [Main] (メイン)の順に選択し、ラインの終端をtESBProviderResponse_1にドロップします。そのコンポーネントにresponseという名前を付け、[OK]をクリックします。スキーマをインポートするかどうかの確認で、デフォルトの[Yes] (はい)をクリックします。
- 名前をデザインワークスペースに入力してtMysqlInputをtXMLMapの下に追加し、顧客データをMySQLデータベースにロードします。
- tMysqlInputを右クリックし、[Row] (行) > [Main] (メイン)の順に選択し、ラインの終端をtXMLMapにドロップします。