Talend Studioでは、TalendのR2021-03以降のStudioマンスリーアップデートをインストールしている場合、ジョブとジョブレットでカスタムルーチンjarを作成し、カスタムルーチンjar依存項目を設定できます。
カスタムルーチンjarでは、複数のユーザールーチンを依存項目ごと単一アーカイブにパッケージできます。ジョブとジョブレットにカスタムルーチン依存項目を設定すると、ジョブとジョブレットのコード依存項目がより明示的になり、依存項目の競合を防げます。
このタスクについて
カスタムルーチンJarを作成するには:
手順
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[Repository] (リポジトリー)ツリービューでを右クリックして、コンテキストメニューから[Create Routine Jar] (Beanルーチンを作成)を選択します。
[New Routine Jar] (新規ルーチンJar)ダイアログボックスが表示されます。
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[Name] (名前)、[Purpose] (目的)(オプション)、[Description] (説明)(オプション)などの一般的なプロパティを入力します。
[Description] (説明)フィールドに入力した情報は、[Repository] (リポジトリー)ツリービュー内のカスタムルーチンjarにマウスポインターを移動するとツールチップとして表示されます。
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[Finish] (終了)をクリックし、新しいカスタムルーチンjarを保存します。
新しく追加されたカスタムルーチンJarは
[Custom Routine Jars] (カスタムルーチンJar)ノードの下に表示されます。
新しいカスタムルーチンjarを右クリックし、コンテキストメニューから[Create Routine] (ルーチンを作成)を選択すると、内部ルーチンを作成してそれらを新しいカスタムルーチンjar内に追加できます。詳細は、ユーザールーチンの作成をご覧ください。
R2021-03のStudioマンスリーアップデートがインストール済みの場合は、グローバルユーザールーチンを右クリックし、コンテキストメニューから[Assign Routine to...] (タスクの割り当て先...)を選択すると、新しいカスタムルーチンjar内にどの既存のグローバルユーザールーチンでも追加できます。
警告: グローバルユーザールーチンは、カスタムルーチンjarに割り当てられると、内部ルーチンになり、元に戻せなくなります。
TalendのR2021-04以降のStudioマンスリーアップデートがインストール済みの場合は、グローバルユーザールーチンを右クリックし、コンテキストメニューから[Copy Routine to...] (タスクのコピー先...)を選択すると、新しいカスタムルーチンjar内にどの既存のグローバルユーザールーチンでも追加できます。
注: グローバルユーザールーチンはカスタムルーチンjar内にコピーされた後も、グローバルとして保持されます。