データスチュワードが自身に割り当てられたワークフローを承認するためにTalend MDM Web UIにアクセスすると、自動生成されたフォーム"デフォルトフォーム"内にタスクの詳細が表示されます。ただし、自動生成フォームの代わりに、カスタマイズフォームをデザインする方法があります。
Talend StudioのBPMパースペクティブから、人手による介入を必要とするあらゆるワークフロータスクに、カスタマイズフォームを作成できます。後でデータスチュワードがTalend MDM Web UIでこのタスクの自動生成フォームにアクセスすると、BPMパースペクティブ内で定義したフォームで生成されたカスタマイズWebアプリケーションにジャンプできます。詳細は、Talend MDM Web UIユーザーガイドをご覧ください。
始める前に
Talend Studioから
MDMサーバーに接続されていること。少なくとも1つのワークフローが作成済みであること。
このタスクについて
ワークフロータスクにカスタマイズフォームを作成する次の手順は、
MDMデモプロジェクトに基づいて説明されています。
手順
-
Talend Studioの BPM パースペクティブでワークフローを開きます。
-
人手による介入を必要とするステップ(この例ではPrice Request)を選択します。
選択したステップに関する一般情報が[General] (一般)パネルに表示されます。
-
[Execution] (実行)パネルに移動し、[Form] (フォーム)タブをクリックし、[UI Designer] (UI デザイナー)オプションを選択します。
-
[Target form] (ターゲットフォーム)ドロップダウンリストの下部で[Create a new form...] (新しいフォームの作成...)をクリックすると、ブラウザーにフォームエディターが開きます。このエディターで、関連するウィジェットを使用してカスタマイズフォームを定義できます。
-
必要に応じて、ページ上部のテキストフィールドでフォーム名を変更します(この例ではRequestNewPriceForm)。
-
必要に応じて、フォーム名フィールドの横にあるフォーム情報ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスで、対応する各フィールドにフォームのメタデータ情報を指定します。
-
[VARIABLES] (変数)エリアで、カスタマイズフォームで使用する必要のある変数を指定します。この例では、次の4つの変数が追加されます:
- formOutput: ワークフローに新しい製品価格を返します。タイプはJavascript expressionで、値は
return {'c_productPrice': $data.productPrice.value};
です。
- productName: 製品名の値をMDMから取得します。これは外部APIタイプ変数で、値はmdm_context API URL
../API/extension/mdmcontext?xpath=Product%2FName&taskId={{taskId}}
に設定されています。ここでProduct%2FName
は製品名エレメントのxPathを表しており、%2Fは文字/のHTML URLエンコーディング値です。
- productPrice: 製品価格の値をMDMから取得します。これは外部APIタイプ変数で、値はmdm_context API URL
../API/extension/mdmcontext?xpath=Product%2FPrice&taskId={{taskId}}
に設定されています。ここでProduct%2FPrice
は製品価格エレメントのxPathを表しており、%2Fは文字/のHTML URLエンコーディング値です。
- taskId: タスクのIDを取得します。これはURL parameterタイプの変数です。
-
[Container] (コンテナー)エリアで、必要な数のウィジェットを追加します。この例では、製品名と製品価格だけがカスタマイズフォームに表示され、次の2つのフィールドが追加されます:
-
カスタマイズフォームを保存して閉じ、ワークフローに戻ります。
カスタムフォームには明示的なデプロイアクションがありません。リンク先のワークフローをデプロイすると同時に、カスタムフォームをデプロイします。
タスクの結果
ワークフロータスクのカスタマイズフォームを定義してデプロイすれば、データスチュワードまたはビジネスユーザーがTalend MDM Web UIにアクセスした時に、カスタマイズフォームでワークフロータスクが表示されます。