エラー処理 - Cloud - 7.3

Talend Studioユーザーガイド

Version
Cloud
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Cloud
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-02-13

このタスクについて

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)オプションによりエラー処理を回避します。そのため、このオプションではエラーが発生するとすぐにジョブの実行が停止されます。tMapコンポーネントでは、このオプションを提供して、誤りのあるデータの処理を防いでいます。[Die on error] (エラー発生時に強制終了)オプションはtMapではデフォルトで有効になっています。

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)オプションを無効にした場合、エラー発生行をスキップして、エラーが発生していない行の処理を完了する一方、エラー状態の行を取得して必要に応じて管理できます。

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)オプションを無効にするには、以下のようにします:

手順

  1. デザインワークスペースでtMapコンポーネントをダブルクリックして[Map Editor] (マップエディター)を開きます。
  2. 入力エリアの上部にある[Property Settings] (プロパティ設定)ボタンをクリックして、[Property Settings] (プロパティ設定)ダイアログボックスを表示します。
  3. [Property Settings] (プロパティ設定)ダイアログボックスで、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)チェックボックスをオフにし、OKをクリックします。

タスクの結果

[ErrorReject]という新しいテーブルが[Map Editor] (マップエディター)の出力エリアに表示されます。この出力テーブルは自動的に[errorMessage]および[errorStackTrace]という2つのカラムで構成され、メッセージを取得して、ジョブ実行中に発生したエラーのトレースをスタックします。エラーには解析不能日付、NULLポインターの例外、変換上の問題などが含まれます。

入力テーブルからエラーリジェクト出力テーブルにカラムをドラッグ&ドロップすることもできます。誤りのあるデータは対応するエラーメッセージと共に取得して、後で修正できます。

エラーリジェクトテーブルを設定したら、対応するフローを出力コンポーネントに送信できます。

デザインワークスペースで tMapコンポーネントを右クリックして、メニューから[Row] (行) > [ErrorReject]を選択し、対応する出力コンポーネント、ここではtLogRowをクリックします。

ジョブを実行する際、エラーは[ErrorReject]フローによって取得されます。

結果には、エラーメッセージとトレースのスタック、およびErrorRejectテーブルからドラッグ&ドロップされ、パイプ ( | )で区切られたidおよびdateの2つのカラムが含まれています。