デバッグモードによるルートの実行 - Cloud - 7.3

Talend Studioユーザーガイド

Version
Cloud
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Cloud
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-02-13
対象製品...

Cloud API Services Platform

Cloud Data Fabric

Data Fabric

Data Services Platform

ESB

MDM Platform

Real-Time Big Data Platform

注: この機能は、Talendが提供するR2020-10以降のStudioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

バグを事前検出できるようルートの実行を段階的に進める場合は、デバッグモードで実行します。

デバッグモードでルートを実行する前に、ルートのコンポーネントにブレークポイントを追加する必要があります。これによってルートが各ブレークポイントで自動的に停止するようになります。この方法を使うとコンポーネントとその値を個別に検証でき、必要に応じてデバッグできます。

コンポーネントにブレークポイントを追加する場合は、デザインワークスペースで目的のコンポーネントを右クリックし、コンテキストメニューで[Add breakpoint] (ブレークポイントの追加)を選択します。

ブレークが追加されたコンポーネントの横に一時停止アイコンが表示されます。ブレークポイントを削除する場合は、デザインワークスペースで目的のコンポーネントを右クリックし、コンテキストメニューで[Remove breakpoint] (ブレークポイントの削除)を選択します。
すべてのMediationコンポーネントでブレークポイントがサポートされているわけではないため、注意が必要です。ルート内の次のコンポーネントにはブレークポイントを追加できません。
  • 開始エンドポイント
  • 分離コンポーネント(cConfig、cAWSConnection、cMQConnectionFactory、cBeanRegisterなど)
  • ルートレット
cTalendJobコンポーネントではブレークポイントがサポートされていますが、ルートデバッガーは組み込みジョブをトレースできません。そのため、変数はルート側のみを表示します。

コンポーネントにブレークポイントが追加された場合は、そのブレークポイントに条件を定義できます。この操作は次の手順で行います。

  1. デザインワークスペースでコンポーネントを右クリックし、ポップアップメニューで[Conditional Breakpoint] (条件付きブレークポイント)を選択します。コンポーネントタブに[Breakpoint] (ブレークポイント)ビューが表示されます。
  2. この[Breakpoint] (ブレークポイント)ビューで [Activate conditional breakpoint] (条件ブレークポイントを有効化)チェックボックスをオンにします。[Languages] (言語)リストで言語を選択し、[Expression] (式)フィールドに式を入力してブレークポイントを定義します。条件が一致する場合はルートがブレークポイントで停止します。一致しない場合、ルーティングプロセスは次のブレークポイントまで続行します。

いちどブレークポイントを定義すれば、デバッグモードでルートを実行できるようになります。この操作は次の手順で行います。

  1. [Run] (実行)ビュー、[Debug Run] (デバッグ実行)タブとクリックします。
  2. [Debug] (デバッグ)ボタンをクリックします。

    ルートが停止するコンポーネントは、デザインワークスペースで緑色の枠で囲まれています。このコンポーネントでのメッセージのやり取りは、Studioの右上にある[Variables] (変数)ビューに表示されます。
  3. [Breakpoint] (ブレークポイント)ボタンをクリックし、次のブレークポイントまでルーティング処理を続行します。

    進行中のルートを何らかの理由で停止する場合は、[Kill] (強制終了)ボタンをクリックします。ルートを最後まで実行する場合は[Basic Run] (基本実行)ボタンをクリックします。

    デザインワークスペースに表示されている監視情報をクリアするには、[Debug Run] (デバッグ実行)タブで[Clear] (クリア)ボタンをクリックします。