保存前/削除前ジョブのスキーマを設定 - Cloud - 7.3

Talend Studioユーザーガイド

Version
Cloud
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Cloud
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-02-13
対象製品...

Data Fabric

MDM Platform

[Before Saving] (保存前)/[Before Deleting] (削除前)プロセスは命名規則によって直接呼び出されます。通常の[Trigger] (トリガー) > [Process] (プロセス)の操作は行いません。[Before Saving] (保存前)または[Before Deleting] (削除前)プロセスで呼び出されたジョブは、トリガーで呼び出された時とは異なるドキュメントを受け取ります。さらに、ステータスレポートまたはWebインターフェイスで処理を続行/キャンセルするためのエラーまたは警告メッセージ([Before Saving] (保存前)のみ)が返されることが想定されます。

注: プロセスでは常にoutput_reportと呼ばれる変数を返す必要があります。

[Input] (入力)

入力ドキュメントはアップデートレポートと、保存または削除されているレコードで構成されます:

<exchange>
      <report>
      ... update report ...
      </report>
      <item>
      ... record ...
      </item>
</exchange>
注: アップデートレポートの正確なスキーマの説明は、[MDM Repository] (MDMリポジトリー)ツリービューの[Data Model] (データモデル) > [System] (システム) > [UpdateReport]から参照できます。

ジョブでは、トリガーと同様の条件を付けることができます。たとえば、exchange/report/Update/OperationTypeを使用して、CREATEおよびUPDATEで異なる条件を実装できます。

出力

ジョブでは表示するメッセージタイプに基づいて、以下のいずれかの形式に準拠したドキュメントを返します:

  • <report><message type="error">message</message></report>
  • <report><message type="warning">message</message></report>

    ([Before Saving] (保存前)プロセスの場合のみ)

  • <report><message type="info">message</message></report>
注: [Before Saving] (保存前)プロセスを作成する場合は、有効化ルールをチェックし、オンザフライでレコードを登録するという2ステップのプロセスを定義する必要があります。最初のステップではoutput_itemが返され、もう一方のステップではoutput_reportが返されます。

[Before Saving] (保存前)および[Before Deleting] (削除前)の処理方法としては、以下の3つのケースにまとめることができます。

MDMサーバーでは[Before Saving] (保存前)または[Before Deleting] (削除前)プロセスの完了時にプロセスパイプラインでoutput_report変数が検索されます。

最初のケース:

  • <report><message type="info">message</message></report>の場合: データレコードの有効化チェックプロセスが正しく実行され、メッセージが表示されます。データレコードは[Before Saving] (保存前)プロセスで正しく保存されるか、[Before Deleting] (削除前)プロセスで正しく削除されます。

  • <report><message type="warning">message</message></report>の場合([Before Saving] (保存前)のプロセスの場合のみ): データレコードの有効化プロセスが実行され、警告メッセージが表示されます。OKをクリックして処理を続行し、レコードを保存するか、[Cancel]をクリックして処理を中止します。

  • <report><message type="error">message</message></report>の場合: データレコードの有効化チェックプロセスが失敗し、メッセージが表示されます。データレコードは[Before Saving] (保存前)プロセスでは保存されず、[Before Deleting] (削除前)プロセスでは削除されません。

2番目のケース:

MDMサーバーでoutput_report変数が見つからなかった場合です。データレコードの有効化プロセスが失敗し、確認するエラーメッセージが表示されます。データレコードは[Before Saving] (保存前)プロセスでは保存されず、[Before Deleting] (削除前)プロセスでは削除されません。

3番目のケース:

プロセスは例外を返します(通常、プロセスのステップの1つが技術的エラーにつながります: 間違った構成、XSLT構文エラー、ジョブが見つからない、または呼び出せなかったなど)。技術的なエラーメッセージが表示され、データレコードは[Before Saving] (保存前)のプロセスでは保存されず、[Before Deleting] (削除前)プロセスでは削除されません。