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tBoxv2Outputの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtBoxv2Outputを設定するために使われます。

標準tBoxv2Outputコンポーネントは、Cloudファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのサブスクリプションベースのTalend製品で使用できます。

情報メモ注: このコンポーネントは、Talendが提供する8.0.1-R2023-04以降のStudio Talendマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

基本設定

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

  • [Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。
  • [Repository] (リポジトリー): プロパティが保存されているリポジトリーファイルを選択します。次のフィールドは、取得したデータを使用して自動的に完了されます。

このドロップダウンリストは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)オプションが選択されている場合は利用できません。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

[Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

[Authentication type] (認証タイプ)

認証タイプとして、JWT (JSON Web Tokenの省略形)と開発者トークンのいずれかを選択します。

JWT認証タイプの該当するフィールドに、次のパラメーターを入力する必要があります。
  • [Client ID] (クライアントID)[Client secret] (クライアントシークレット): Box APIへのアクセスで、Boxから求められるクライアンキーとクライアントシークレットを入力します。クライアントキーとクライアントシークレットを取得するためには、https://developers.box.com/でアカウントを作成し、使用するBoxアカウントの下にBoxアプリを作成する必要があります。クライアントキーとクライアントシークレットキーは、アカウントアプリケーション設定から取得できます。
  • [Public key ID] (パブリックキーID)
  • [Private key] (プライベートキー)
  • [Private key passphrase] (プライベートキーのパスフレーズ)
  • [Enterprise ID] (エンタープライズID)または[User ID] (ユーザーID)
JWT認証の詳細は、JWT Authをご覧ください。
情報メモ注: クライアントシークレット、プライベートキー、プライベートキーのパスフレーズを入力するためには、該当するフィールドの横にある[...]ボタンをクリックして[Enter a new password] (新しいパスワードを入力)ダイアログボックスを表示させ、テキストフィールドにプライベートキーを入力して[OK]をクリックします。このキーは、[pure password] (純粋なパスワード)モードではJSON文字列で、[Java mode] (Javaモード)ではJava式として入力できます。テキストフィールドの上部にある[switch to Java mode] (Javaモードに切り替え)または[switch to pure password mode] (純粋なパスワードに切り替え)をクリックすることで、2つのモードの間で切り替えられます。

ドロップダウンリストから、[Developer token] (開発者トークン)を選択した場合は、[Developer token] (開発者トークン)フィールドに開発者トークンを入力します。開発者トークンの詳細は、Developer Tokensをご覧ください。

[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)が選択されていない場合に利用できます。

[Path to Box folder] (Boxフォルダーへのパス)

データの書き込み先ファイルが存在するフォルダーのBoxパスを入力します。

Boxパスは、このフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、そのフォルダーに移動して指定することもできます。

このオプションは、[Advanced settings] (詳細設定)ビューの[Get folder by ID] (IDでフォルダーを取得)オプションが選択されていない場合に利用できます。

[Box folder ID] (BoxフォルダーID)

データの書き込み先ファイルが存在するフォルダーのBox IDを入力します。

Box IDは、このフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、そのフォルダーに移動して指定することもできます。

このオプションは、[Advanced settings] (詳細設定)ビューの[Get folder by ID] (IDでフォルダーを取得)オプションが選択されている場合に利用できます。

[File name template] (ファイル名テンプレート)

ファイル作成用のファイル名テンプレートを入力します。
[Content format] (コンテンツフォーマット) ファイルの形式として、ドロップダウンリストでCSVAvroExcelJSONのいずれかを選択します。

[Line separator type] (行区切りタイプ)

行区切りとして、[Windows type] (Windowsタイプ)[Linux type] (Linuxタイプ)[Other] (その他)のいずれかを選択します。

[Other] (その他)を選択した場合は、[Line separator string] (行区切り文字列)フィールドで行区切りを指定します。

このオプションは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。

[Encoding type] (エンコーディングタイプ)

ドロップダウンリストで、[UTF 8][ISO-8859-15][Other] (その他)のいずれかのエンコーディングタイプを選択します。

[Other] (その他)を選択した場合は、[Custom encoding] (カスタムエンコーディング)フィールドでエンコーディングを指定します。

このオプションは、
  • [Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。
  • [Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択し、[Excel format] (Excel形式)ドロップダウンリストでHTMLを選択した場合に利用できます。

[Set header] (ヘッダーを設定)

このオプションを選択すると、先頭行をヘッダーとして扱うことができます。ヘッダーとして扱う行数は[Number of lines] (行数)フィールドで指定できます。

このオプションは、
  • [Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。
  • [Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択し、[Excel format] (Excel形式)ドロップダウンリストでExcel 97またはExcel 2007を選択した場合に利用できます。

[Field separator type] (フィールド区切り記号タイプ)

ドロップダウンリストでフィールド区切りを選択します。

[Other] (その他)を選択した場合は、区切りとして扱う文字を[Field separator] (フィールド区切り)フィールドに入力します。

このオプションは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。

[Avro configuration] (Avro設定)

Avroスキーマの説明文字列を入力します。

このフィールドは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでAvroを選択した場合に利用できます。

[Excel format] (Excel形式)

Excelファイルの形式として、Excel 2007Excel 97HTMLのいずれかを選択します。

このフィールドは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択した場合に利用できます。

シート名

データの書き込み先となるExcelファイルのExcelシートの名前を入力します。

このフィールドは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択し、[Excel format] (Excel形式)ドロップダウンリストでExcel 97またはExcel 2007を選択した場合に利用できます。

[Set footer] (フッターを設定)

このオプションを選択すると、終了行をフッターとして扱うことができます。フッターとして扱う行数は[Number of lines] (行数)フィールドで指定できます。

このフィールドは、[Content format] (コンテンツ形式)ドロップダウンリストでExcelを選択し、[Excel format] (Excel形式)ドロップダウンリストでExcel 97またはExcel 2007を選択した場合に利用できます。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。

[Max batch size] (最大バッチサイズ)

バッチで書き込める最大データ行数を指定します。

[Escape character] (エスケープ文字)

エスケープ文字として使われる文字を入力します。

[Quote character] (引用文字)

引用文字として使われる文字を入力します。

[Get folder by ID] (IDでフォルダーを取得) このオプションを選択すると、フォルダーをBox IDで指定できます。

グローバル変数

グローバル変数

NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。

変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントには、[Row] (行) > [Main] (メイン)リンクで接続されるコンポーネントからの入力データが必要です。

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