このタスクについて
CDC環境を設定した後に、Mysql CDCコンポーネントを使ってジョブをデザインし、Leadfactテーブルから変更データを増分抽出できるようになります。これを設定するには、以下のようにします:
手順
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[Palette] (パレット)からtMysqlCDCおよびtLogRowコンポーネントをデザインワークスペースにドロップします。
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[Row Main] (行メイン)リンクを使用して2つのコンポーネントをリンクします。
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tMysqlCDCコンポーネントをダブルクリックして、プロパティを定義します。
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[Property Type] (プロパティタイプ)を[Repository] (リポジトリー)に設定し、このシナリオでは[CDC_connection]というMysqlデータベーステーブルに対応するスキーマを選択します。接続の詳細は、対応するフィールドに自動的に表示されます。
注:
CRMデータウェアハウスの接続の詳細をリポジトリーの[Metadata] (メタデータ)エントリーに保管していない場合は 、プロパティタイプリストで[Built-in] (組み込み)を選択し、接続の詳細を手動で設定します。
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[Schema using CDC] (CDCを使用するスキーマ)フィールドで、[Repository] (リポジトリー)を選択し、[Metadata] (メタデータ)エントリーに保管されているLeadfactテーブルのスキーマを選択します。
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[Table using CDC] (CDCを使用するテーブル)フィールドに、CDCで取り込まれたテーブルの名前、このシナリオの場合はLeadfactを入力します。
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[Subscriber] (サブスクライバー)フィールドに、マーケティング、営業、および財務部門の変更されたデータ、[Sub_Mktg]、[Sub_Sales]、および[Sub_Finance]を抽出するサブスクライバーの名前をそれぞれ入力します。
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[Events to catch] (取得するイベント)フィールドで、サブスクライバーにより抽出される変更データのタイプに対応するチェックボックスをオンにします。このシナリオでは、3つのサブスクライバーについて3つのチェックボックスをオンにします。
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tLogRowコンポーネントをダブルクリックしてプロパティを設定します。
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[Sync columns] (カラムを同期)をクリックして、先行のコンポーネントからスキーマを取得します。
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ジョブを保存し、F6を押して実行します。
タスクの結果
顧客名は大文字に変換され、ここでは[Update] (アップデート)を表す[U]が表示されます。
いったん変更が抽出されると、変更テーブルでは利用できなくなります。抽出を検証するには、CDCで取得したLeadfactテーブルを右クリックし、[Views All Changes] (すべての変更を表示)を選択します。抽出された変更は表示されなくなります。