複数の出力でフラット化マップを作成する - 8.0

Talend Data Mapperユーザーガイド

Version
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > ジョブデザイン
Last publication date
2024-03-28

始める前に

  • 階層ストラクチャーが作成済みであること。

このタスクについて

この例では、入力階層ストラクチャーは次のようになります。

手順

  1. マッピングパースペクティブのData Mapperタブで、[Hierarchical Mapper] (階層マッパー)[Maps] (マップ)を右クリックし、[New] (新規) > [Map] (マップ)の順にクリックします。
  2. [Flattening Map - Create a map which flattens an input structure] (マップのフラット化 - 入力ストラクチャーをフラット化するマップを作成)を選択し、[Next] (次へ)をクリックします。
  3. フォルダーを選択し、マップの名前を入力して[Next] (次へ)をクリックします。
  4. フラット化するストラクチャーを選択し、[Next] (次へ)をクリックします。
  5. フォルダーを選択し、新しいストラクチャーの名前を入力し、[Next] (次へ)をクリックします。
  6. [Multi-output] (マルチ出力)ラジオボタンを選択します。
    新しい[Output] (出力)カラムが表示されます。
  7. 出力として使用する各ループの[Output] (出力)チェックボックスをオンにして、[Next] (次へ)をクリックします。
    選択した各ノードは、新しい出力のルートとして使用されます。たとえば、次の画像で選択すると、Loop-NADLoop-RFF、およびDTMという名前の3つの出力が作成されます。
  8. オプション: ピボットにないエレメント用に、[Max Occurs] (最大発生)属性の値を変更します。
    • 繰り返し可能なエレメントの値をすべて変更するには、[Set Max Occurs for all repeatable elements] (繰り返し可能なすべてのエレメントに最大発生を設定)ボタンをクリックします。
    • 1つまたは複数のノードを選択して右クリックし、[Set Max Occurs] (最大発生の設定)を選択し、数字を入力します。選択したノードの子孫すべてにこの設定を適用するには、[Apply max occurs to descendant(s)] (最大発生を子孫に適用する)チェックボックスをオンにして、[OK]をクリックします。
  9. 各出力のパラメーターを定義します。
    矢印ボタンまたはドロップダウンリストを使用して、さまざまな出力間を移動できます。
    1. オプション: 該当するノードを右クリックし、[Set Pivot] (ピボットの設定)をクリックして、ピボットを変更します。

      ピボットとは、ルートノードで開始しリーフノードで終了するノードのパスのことです。選択されているピボットは、フラット化されたストラクチャー内の行数を決定します。

      ノードを右クリックし、[Remove From Pivot] (ピボットから削除)をクリックすれば、ノードをピボットから削除することもできます。

    2. フィルターを無効にして非ルーピングエレメントをすべて表示させる場合は、[Filter primitive fields] (プリミティブフィールドをフィルタリング)をクリックします。
      このフィルターはデフォルトで有効になっており、プリミティブフィールドはすべて出力ストラクチャーに含まれています。これらのエレメントを一部除外したい場合は、フィルターを無効にし、関連するチェックボックスを解除します。
      ヒント:

      複数の出力に同じプリミティブフィールドが含まれている場合は、ドロップダウンリストの左側にあるボタンを使用して、同じ選択を複数の出力に簡単に適用できます。

      たとえば、すべての出力からUNSカラムとUNTカラムを削除する場合は、最初の出力のチェックボックスをオフにして、[Propagate primitive fields selection to next suitable outputs] (プリミティブフィールドの選択を次の適切な出力にプロパゲート)ボタンをクリックします。同じチェックボックスは、次の出力で自動的にオフになります。

      [Copy Selection States] (選択状態のコピー)[Paste Selection States] (選択状態の貼り付け)ボタンを使用して、選択を特定の出力に適用することもできます。

  10. [Next] (次へ)をクリックし、必要に応じて[Create a Studio schema from the flattened structure] (フラット化したストラクチャーからStudioのスキーマを作成する)チェックボックスをオンにして、[Finish] (終了)をクリックします。
    注: このチェックボックスをオンにすると、出力ストラクチャーはデフォルトで[Map] (マップ)表記を使用します。クリアすると、出力はCSV表記を使用します。

タスクの結果

マップと出力ストラクチャーが作成されます。選択したフォルダーには、出力ごとに1つのストラクチャーが作成され、それらを組み合わせるために別のストラクチャーが作成されます。マップが開き、出力ストラクチャーのエレメントに入力ストラクチャーのエレメントが自動でマッピングされます。

この例では次のようになります。