tFTPConnectionの標準プロパティ - Cloud - 8.0

FTP

Version
Cloud
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > インターネットコンポーネント > File Transfer Protocols > FTP
データガバナンス > サードパーティーシステム > インターネットコンポーネント > File Transfer Protocols > FTP
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > インターネットコンポーネント > File Transfer Protocols > FTP
Last publication date
2024-02-28

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtFTPConnectionを設定するために使われます。

標準tFTPConnectionコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

接続の詳細を設定する方法を選択します。

  • [Built-In] (組み込み): このコンポーネントの接続の詳細がローカルに設定されます。関連するすべての接続のプロパティ値を手動で指定する必要があります。

  • [Repository] (リポジトリー): [Repository] (リポジトリー) > [Metadata] (メタデータ)で一元的に保存された接続の詳細が、このコンポーネントによって再使用されます。

    このチェックボックスの横にある [...] ボタンをクリックし、表示された [Repository Content] (リポジトリーのコンテンツ)ダイアログボックスで、再使用する接続の詳細を選択すると、関連するすべての接続のプロパティに値が自動的に入力されます。

[Host] (ホスト)

FTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名。

[Port] (ポート)

FTPサーバーのリスニングポート番号。

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

FTPサーバーにアクセスするためのユーザー認証データ。

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

[SFTP Support] (SFTPサポート)

SFTP接続を介してFTPサーバーに接続する場合は、このチェックボックスをオンにします。

警告: このオプションはHTTPSプロキシには使えません。HTTPSプロキシが必要な場合は、tSetProxyコンポーネントを使います。

[Authentication method] (認証方式)

SFTP認証方式を選択します。[Public key] (パブリックキー)[Password] (パスワード)、または [Public key and password] (パブリックキーとパスワード)のいずれかを入力します。

  • [Public key] (パブリックキー): パブリックキーへのパスとそのキーのパスフレーズを、[Private key] (プライベートキー)フィールドと[Key Passphrase] (キーパスフレーズ)フィールドにそれぞれ入力します。

  • [Password] (パスワード): 要求されたパスワードを入力します。

  • [Public key and password] (パブリックキーとパスワード): SFTPサーバーが認証のためにパブリックキーとパスワードの両方を必要とする場合は、このオプションを選択します。この場合、対応するフィールドにpasswordprivate key file、およびkey passphraseを入力する必要があります。

これらのプロパティは、[SFTP Support] (SFTPサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Filename encoding] (ファイル名エンコーディング)

ファイル名を文字列からバイトに変換するために使うエンコーディングを設定する場合は、このチェックボックスをオンにします。SFTPサーバーで使われているものと同じエンコードにする必要があります。SFTPサーバーのバージョンが3よりも新しい場合、エンコードはUTF-8でなければならず、そうでないとエラーが発生します。

これらのプロパティは、[SFTP Support] (SFTPサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[FTPS Support] (FTPSサポート)

FTPS接続を介してFTPサーバーに接続する場合は、このチェックボックスをオンにします。

たとえばtSetProxyコンポーネントを介してHTTPプロキシを使っている場合は、このチェックボックスをオンにし、接続モードをPassiveに設定する必要があります。

[KeyStore file] (KeyStoreファイル)

Keystoreファイルへのパスは、いくつかのキーと証明書を含むパスワードで保護されたファイルです。

FTPSサーバーの設定に応じて、FTPS接続を確立するにはFTPSサーバーのプライベートキーまたはクライアント証明書が必要です。FTPサーバーのプライベートキーまたはクライアント証明書はKeystoreファイルに保管できます。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[KeyStore Password] (KeyStoreパスワード)

Keystoreファイルのパスワード。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Security Mode] (セキュリティモード)

リストからセキュリティモード([Implicit] (暗黙)または[Explicit] (明示)を選択します。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Connection mode] (接続モード)

リストから接続モードを選択します。[Passive] (パッシブ)または[Active] (アクティブ)のいずれかを入力します。

[Encoding] (エンコーディング)

リストからエンコーディングタイプを選択するか、[CUSTOM] (カスタム)を選択してエンコーディングタイプを手動で入力し、エンコーディングタイプを指定します。

詳細設定

Socksプロキシの使用

プロキシを使っている場合は、このチェックボックスをオンにして表示された[Proxy host] (プロキシホスト)[Proxy port] (プロキシポート)[Proxy user] (プロキシユーザー)、および[Proxy password] (プロキシパスワード)フィールドで、プロキシサーバー設定情報を指定します。

[Data Channel Protection Level] (データチャネルの保護レベル)

クライアントとサーバー間でのデータ転送に使うデータチャネル保護レベル。詳細は、RFC 2228: FTP Security Extensionsをご覧ください。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Protection Buffer Size] (保護バッファーサイズ)

クライアントとサーバーの間で転送されるエンコードされたデータブロックの最大サイズ(バイト単位)。詳細は、RFC 2228: FTP Security Extensionsをご覧ください。

これらのプロパティは、[FTPS Support] (FTPSサポート)チェックボックスがオンの場合のみ使えます。

[Enable Remote Verification] (リモート検証を有効化)

このオプションを選択すると、リモート検証を有効にできます。このオプションによって、FTPSサーバーのアーキテクチャーの互換性に関する問題が解決します。関連情報は、setRemoteVerificationEnabledをご覧ください。

このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[FTPS Support] (FTPSサポート)が選択されている場合に利用できます。

[Connection timeout] (接続タイムアウト)

接続のタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。値0または負の値は無視されます。この場合、デフォルト値(60000ms)が使われます。

[Use strict reply parsing] (返信解析の制限を使用)

このオプションを選択すると、厳密な返信解析を実行できます。

[Config client] (クライアント設定)

このオプションを選択すると、JSch暗号化アルゴリズムのプロパティを設定できます。暗号化アルゴリズムのプロパティを設定するためには、テーブルの下部にあるプラスボタンをクリックして表示されるテーブルに行を追加し、[Client parameter] (クライアントパラメーター)カラムにプロパティ名を、[Value] (値)カラムにプロパティ値をそれぞれ入力します。関連情報は、Fork of JSch-0.1.55Class JSchsetConfigセクションをご覧ください。

このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[SFTP Support] (SFTPサポート)オプションが選択されている場合に利用できます。

注: このオプションは、Talendが提供する8.0.1-R2022-07以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

ERROR_MESSAGE

エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、単一コンポーネントサブジョブとして使います。他のFTPコンポーネントと共に使います。