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互換性があるJava環境

次のテーブルは、Talend製品使用のためにダウンロードしてインストールするJavaの推奨環境をまとめたものです。

コンパイラー準拠レベルは、ジョブコード生成に使用されるJavaバージョンに対応します。詳細は、Talend StudioでJavaを設定をご覧ください。

サポートされているJavaプラットフォームはOpenJDKとOracle JDKです。OpenJDK用に推奨されるディストリビューションはZulu (英語のみ)です。

情報メモ重要: Talend製品および関連するサードパーティアプリケーション(Hadoopクラスターなど)はすべて、コンプライアンスの理由から同じJavaバージョンを使用する必要があります。Talendでは、関連するサードパーティアプリケーションをインストールまたはアップグレードする前に、 サポートされているJavaバージョンを確認することをお勧めしています。

次のようなサポートタイプがあります。

  • 推奨: 経験とカスタマー事例に基づいてTalendによって推奨される環境を示します。
  • サポート: リストされているコンポーネントまたはサービスの使用においてサポートされる環境を示します。
  • 制限付きサポート: メモで説明されている特定の条件付きでTalendによってサポートされる環境を示します。

Talend StudioのJava環境

Talend Studioの起動で互換性があるJava環境
Javaバージョン(OpenJDKまたはOracle JDK) サポートタイプ
17 R2023-10以降でサポート
11 サポート

Java 17で作業する前に、次の点にご注意ください:

  • Java 11と共にTalend Studioを起動した場合、8.0 R2023-10以降のTalend Studioマンスリーアップデートインストールした後も、Talend Studioは以前と同じ動作を維持します。Java 8でジョブを実行する場合は、Talend StudioのJavaインタープリターをJava 8に設定する必要があります。詳細は、Javaインタープリターパス(Talend)をご覧ください。
  • 8.0 R2023-10以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストールした後、Javaバージョンを17に切り替え、Java 17と共にTalend Studioを再起動した場合:
    • Talend Studioでデータ統合ジョブをローカルに実行するためには、Talend Studio [Project Settings] (プロジェクト設定)ダイアログボックスにある[Build] (ビルド) > [Java Version] (Javaバージョン)ビューで、[Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションを有効にします。

      Java内部モジュールへのアクセスを必要とするカスタムコンポーネントがジョブに含まれている場合は、[Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションを有効にした後、そのようなコンポーネントを手動で設定する必要があります。詳細は、Talend StudioでJavaを設定をご覧ください。

      情報メモ警告: [Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションを有効にすると、Talend StudioによってビルドされたジョブはJava 8で実行できなくなります。その理由があるので、オプションを有効にする前にジョブ実行サーバーのJava環境を確認してください。
    • 起動にJava 17を必要とし、実行にデフォルトでJava 17を使用するRemote Engine v2.13以降でデータ統合ジョブを実行する場合は、次の2つのオプションがあります:
      1. ジョブをリビルドする:Talend Studioでローカルにジョブを実行できるよう、上記と同じ手順に従って、[Build] (ビルド) > [Java Version] (Javaバージョン)ビューで[Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションを有効にします。こちらのアプローチが推奨されます。これによって、Talend Remote EngineのデフォルトのJava 17バージョンでこれらのジョブを実行できるようになります。
      2. ジョブズをリビルドしたくない場合は、デフォルトとは異なるJavaバージョンを使用するようエンジンを設定します。これを行うには、インストーラーを使ってエンジンをインストールする時に使用するJava 8または11のインスタンスを指定するか、インストール後に設定ファイルを手動で変更します。
    • Talend Studioで、またはJava 8で実行中であるRemote EngineやTalend JobServerでデータ統合ジョブをローカルに実行するためには、Talend StudioでJavaインタープリターをJava 8に設定し、Talend Studio [Project Settings] (プロジェクト設定)ダイアログボックスにある[Build] (ビルド) > [Java Version] (Javaバージョン)ビューで、[Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションを無効にします。詳細は、Javaインタープリターのパス(Talend)Talend StudioでJavaを設定をご覧ください。

次のテーブルは、対応する項目がどのJava環境で実行できるかをまとめたものです:

項目タイプ 実行用のJavaバージョン サポートタイプ
データ統合ジョブ 17 サポート2

([Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションが有効になっていること)

11 サポート
8 サポート

([Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションが無効になっていること)

ルートとデータサービスジョブ
17 サポート
11 サポート
8 サポート対象外
Big Data Sparkジョブ 4
17 サポート

([Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションが有効になっていること)

11 サポート

([Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションが有効になっていること)

8 サポート

([Enable Java 17 compatibility] (Java 17の互換性を有効化)オプションが無効になっていること)

1 Big Dataディストリビューションを使用するData Integrationコンポーネントは、Java 8とJave 17でのみサポートされています。

2 Java 17と共にTalend Remote Engineでジョブアーティファクトを実行したい場合は、Talend Remote Engine v2.13以降を使用する必要があります。

3 Big Data Sparkジョブの実行は、実際にはクラスターがサポートするJavaのバージョンに依存します。

サーバーのJava環境

Talendサーバーモジュールと互換性があるJava環境
Talendサーバーモジュール Javaバージョン(OpenJDKまたはOracle JDK) サポートタイプ
  • Talend Data Stewardship
  • Talend Administration Center 1
  • Talend Identity and Access Management
  • Talend Dictionary Service
  • Talend SAP RFC Server
  • Talend Data Preparation
  • Talend JobServer
  • Talend MDM Server 2
  • 17
  • 11
  • 8
サポート
  • Talend ESB Server
  • Talend ESB/Microservices
  • Talend Runtime
  • 17
  • 11
サポート
  • Talend LogServer
  • 11
  • 8
サポート
1 Talend Administration CenterをJava 17バージョンと共に使用する場合は、<tac_installation_folder>/apache-tomcat/bin/setenv.shファイルを開いて次のコマンドを追加する必要があります:
# export modules 
export JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS --add-opens=java.base/sun.security.x509=ALL-UNNAMED --add-opens=java.base/sun.security.pkcs=ALL-UNNAMED"
2 Talend MDM ServerをJava 17バージョンと共に使用する場合は、<mdm_installation_folder>/apache-tomcat/bin/catalina.shファイルを開いて次のコマンドを追加する必要があります:
JDK_JAVA_OPTIONS="$JDK_JAVA_OPTIONS --add-opens=java.xml/com.sun.org.apache.xml.internal.serialize=ALL-UNNAMED"
情報メモ注: ビッグデータディストリビューションで推奨されるJava環境は、OpenJDK 8とOracle JDK 8です。

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