Talendによって提供され、Sonatype Nexusをベースとするアーティファクトリポジトリーは、Software Update (ソフトウェアアップデート)、User libraries (ユーザーライブラリー)、snapshots (スナップショット)、releases (リリース)という各リポジトリーの管理と使用を一元的に行う設定済みのアプリケーションです。
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Software Update(ソフトウェアアップデート)は、Talendで配信される製品モジュールのアップデート(パッチ)の管理に使用されます。デフォルトで
talend-updates
リポジトリーはSoftware Update(ソフトウェアアップデート)に組み込まれており、Talendにより公開されたアップデート内容を取得します。ユーザーはこのリポジトリーを使用して、使用可能なアップデートを確認できます。 -
User librariesリポジトリーは、すべての外部ライブラリーを保存するために使用されます。これらのライブラリーは起動時にTalend Studioによって取得され、
talend-custom-libs
リポジトリーを使ってTalend Administration Centerと共有されます。 -
snapshotsリポジトリーとreleasesリポジトリーは、デプロイおよび実行するすべてのアーティファクトが保存されるカタログとして使用されます。これらのアーティファクトは、ユーザーがTalend Studioまたはその他のJava IDEで設計します。デフォルトでは、snapshotsリポジトリーは開発目的で、releasesリポジトリーは本番環境でそれぞれ使用されます。これらのリポジトリーは、実行サーバーでのデプロイメントや実行に使用可能なアーティファクトを作成します。
Talendは、JFrog ArtifactoryとTalendサーバーモジュールの併用もサポートしています。アーティファクトリポジトリーを初期化するTalendスクリプトを含むアーカイブが、Talend Administration Centerのパッケージで提供されています。