Talend MDMでは、マスターデータレコードをSQLデータベースに保存でき、マスターデータベースのステージングエリアとして機能する2番目のSQLストレージも存在しています。詳細は、ステージングエリアの操作をご覧ください。
マスターデータベースの検索では、フルテキスト検索と標準SQL検索の両方がサポートされていますが、ステージングデータベース内の検索では標準のSQL検索のみがサポートされています。
標準SQL検索では統合フレーズとして一致する内容が検索されますが、フルテキスト検索では複数の単語を含むフレーズとして解釈され、いずれかの単語に一致するレコードが返されます。たとえば、検索コンテンツがtest first name
の場合、フルテキスト検索ではtest
、first
、およびname
という3つの独立した単語として扱われますが、標準SQL検索ではtest first name
という1つのフレーズとして扱われます。
デフォルトではマスターデータベースの検索にはフルテキスト検索モードが使用されています。
必要に応じて<$INSTALLDIR>/conf/datasources.xmlの既定の設定を変更してマスターデータベースの検索を最適化できます。
手順
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<$INSTALLDIR>/conf/datasources.xmlを開きます。
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contains-optimization
オプションとlike
の値をfulltext-index-directory
オプションの後に続けます。
例:
<fulltext-index-directory>/home/user/Talend/Talend-MDMServer/data
/indexes/H2-Default</fulltext-index-directory>
<contains-optimization>like</contains-optimization>
オプション
contains-optimization
の値は以下のようになります:
値
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説明
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like
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これは、フルテキストインデックスが設定されていない場合の既定値です。この場合、標準SQL検索モードがマスターデータベースの検索に使用されます。
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disabled
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この値を設定すると、MDMでCONTAINS 条件が検出された場合に例外がスローされます。
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fulltext
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これは、フルテキストインデックスを使用できる場合の既定値です。この場合、フルテキスト検索モードがマスターデータベースの検索に使用されます。
オプションcontains-optimization がfulltext に設定されている場合、MDMサーバーではcase-sensitive-search の値に関係なく、大文字小文字を区別しない検索が実行されます。詳細は、データベース検索における大文字/小文字の区別の管理をご覧ください。
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