Talend Studioでのアップデートリポジトリーの基本認証 - 8.0

Talendインストールガイド

Version
8.0
Language
日本語
Operating system
Windows
Subscription type
サブスクリプション
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Activity Monitoring Console
Talend Administration Center
Talend Artifact Repository
Talend CommandLine
Talend Data Preparation
Talend Data Stewardship
Talend ESB
Talend Identity and Access Management
Talend Installer
Talend JobServer
Talend Log Server
Talend MDM Server
Talend MDM Web UI
Talend Runtime
Talend SAP RFC Server
Talend Studio
Content
インストールとアップグレード
Last publication date
2022-10-30

Talendが提供する8.0 R2022-09以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストールしている場合、Talend Studioは、Eclipseセキュアストレージを使って実装されたアップデートリポジトリーで基本認証をサポートします。

アップデートリポジトリーの詳細は、Talend Studioと継続的インテグレーションのアップデートリポジトリーを設定をご覧ください。Eclipseセキュアストレージの詳細は、Secure storageをご覧ください。

アップデートリポジトリーで基本認証が有効である場合は、Talend Studioでそのアップデートリポジトリーを設定した後に機能マネージャーを開いた時、またはそのアップデートリポジトリーを再起動した時に認証Talend Studioダイアログボックスが表示されるので、アップデートリポジトリーのユーザー名とパスワードをそのボックスに入力します。

Talendが提供する8.0 R2023-03以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合は、Talend Studioによって、[Preferences] (基本設定)ダイアログボックスのTalend > [Update settings] (アップデート設定)ビューでアップデートリポジトリー用に認証情報を設定できるようになります。アップデートリポジトリーの設定方法は、アップデートリポジトリーを設定をご覧ください。

注: Talend Studioの機能パッケージのアップデートリポジトリーとTalend Studioのアップデートリポジトリーが別々のサーバーでホストされている場合は、それぞれについて[Authentication] (認証)ダイアログボックスがポップアップ表示されます。

Eclipseのセキュアストレージはマスターパスワードを使ってデータを暗号化および解読します。デフォルトでは:

  • アップデートリポジトリーのユーザー名とパスワードは、デフォルトのPBEWithMD5AndDES暗号化アルゴリズムと自動生成されるマスターパスワードを使って暗号化および解読されます。
  • 暗号化されたユーザー名とパスワードは、Eclipseの~/.eclipse/org.eclipse.equinox.security/secure_storageというデフォルトのキーリングファイルで永続的に保存されます。

ただし、自動生成されたマスターパスワードとEclipseのデフォルトキーリングファイルは移植できません。マスターパスワードとキーリングファイルをTalend Studioの他のインスタンスと共有する必要がある場合、またはTalend CommandLineや継続的インテグレーションでアップデートリポジトリーの基本認証を確認する必要がある場合は、次の手順でマスターパスワードとキーリングファイルのカスタマイズを行ってください。また、暗号化アルゴリズムをカスタマイズして、より強度が高いアルゴリズムを利用することもできます。

手順

  1. 暗号化アルゴリズムをカスタマイズする方法:
    1. Talend Studioを起動します。
    2. メニューバーで、[Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定)の順にクリックし、[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスを開きます。
    3. [General] (一般) > [Security] (セキュリティ)と展開し、[Secure Storage] (セキュアストレージ)をクリックして対応するビューを開きます。
    4. [Advanced] (詳細設定)タブのドロップダウンリストで、使用したい暗号化アルゴリズムを選択します。
    5. [Apply and Close] (適用して閉じる)をクリックして変更を保存し、ダイアログボックスを閉じます。
  2. マスターパスワードとキーリングファイルをカスタマイズする方法:
    1. マスターパスワードの保存用に新しいファイル(mymasterpasswordなど)を作成し、パスワードをそのファイルに追加します。
      マスターパスワードはどのような文字列でも構いません。
    2. お使いのオペレーティングシステムに応じて、Talend Studio.iniファイルの先頭に次の行を追加します。<keyring-file-path>にはキーリングファイルへの絶対パスが、<master-password-file-path>にはマスターパスワードファイルへの絶対パスが入ります。
      -eclipse.keyring
      <keyring-file-path>
      -eclipse.password
      <master-password-file-path>
    3. Talend Studioを再起動して変更を有効にします。
      アップデートリポジトリーの基本認証を確認すると、ユーザー名とパスワードがカスタムキーリングファイルに永続的に保存されます。これによって、Talend CommandLine、継続的インテグレーション、Talend Studioのその他のインスタンスでカスタムマスターパスワードファイルとカスタムキーリングファイルを使用できるようになります。