tMessagingInputの標準プロパティ - Cloud - 8.0

JMS

Version
Cloud
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > メッセージングコンポーネント > JMS
データガバナンス > サードパーティーシステム > メッセージングコンポーネント > JMS
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > メッセージングコンポーネント > JMS
Last publication date
2024-02-28

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtMessagingInputを設定するために使われます。

標準tMessagingInputコンポーネントは、メッセージングファミリーに属しています。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

  • [Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。
  • [Repository] (リポジトリー): プロパティが保管されるリポジトリーファイルを選択します。続くデータベース接続関連フィールドは、取得されたデータを使用して自動的に入力されます。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。

ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている場合、[Component List] (コンポーネントリスト)には同じジョブレベルの接続コンポーネントのみが表示されます。

[JMS Provider] (JMSプロバイダー)

接続するMQサーバーのタイプとして、ドロップダウンリストからActiveMQ (JMS v1)ActiveMQ Artemis (JMS v2)WebSphere MQのいずれかを選択します。

[Server URL] (サーバーURL)

MQサーバーのURLを入力します。

MQサーバーのURLは特定の形式であることが必要です。つまり、フィールドで指示されるように、ActiveMQサーバーとActiveMQ Artemis MQサーバーの場合はtcp://localhost:61616と、WebSphere MQサーバーの場合はlocalhost(1414)となります。

[Use Specified User Identity] (ユーザーアイデンティティを使用)

ログインが必要な場合は、チェックボックスをオンにして該当するフィールドにログインとパスワードを入力します。

パスワードを入力するには、[Password] (パスワード)フィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、[Enter a new password] (新しいパスワードを入力)ダイアログボックスを表示させ、テキストフィールドにパスワードを入力して[OK]をクリックします。パスワードは、[pure password] (純粋なパスワード)モードではJSON文字列で、[Java mode] (Javaモード)ではJava式として入力できます。テキストフィールドの上部にある[switch to Java mode] (Javaモードに切り替え)または[switch to pure password mode] (純粋なパスワードに切り替え)をクリックすることで、2つのモードの間で切り替えられます。

[Durable subscription] (持続的サブスクリプション)

持続的サブスクリプションを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

  • [Client ID] (クライアントID): 持続的サブスクリプションのクライアントIDを入力します。
  • [Subscriber name] (サブスクライバー名): 持続的サブスクリプションのサブスクライバー名を入力します。

デスティネーションのタイプ

メッセージのタイプを選択します: [Topic] (トピック)または[Queue] (キュー)

[Destination] (デスティネーション)

メッセージソース(キュー名またはトピック名)を、サーバーによって期待されるとおりに入力します。 これにはソースのタイプと名前が含まれている必要があります。たとえば、queue/Atopic/testtopicとなります。

このフィールドでは大文字と小文字が区別されます。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

  • [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

  • [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。変更を加えると、スキーマは自動的に組み込みになります。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

[Guess Schema] (推測スキーマ)

このボタンをクリックすると、提供された設定に従ってコンポーネントにスキーマを生成させます。

[Message selector] (メッセージセレクター)

受信したメッセージをフィルタリングする式を入力します。この式ではJMSプロパティやJMSヘッダーフィールドを使用できます。JMSのプロパティとJMSヘッダーフィールドについては、Producerをご覧ください。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。

[Max records] (最大レコード)

返されるメッセージの最大数を指定します。-1の値は受信メッセージの数を制限しません。

[Max duration time (ms)] (最大継続時間(ミリ秒))

メッセージ受信の最大継続時間をミリ秒で指定します。-1と指定すると、メッセージを受信し続けます。

[Acknowledge mode] (確認応答モード)

確認応答モードとして、ドロップダウンリストから[Auto acknowledge] (自動確認応答)[Client Acknowledge] (クライアント確認応答)[Dups OK Acknowledge] (Dups OK確認応答)[Session/Transaction] (セッション/トランザクション)[Do not acknowledge] (確認応答しない)のいずれかを選択します。

[Advanced context properties] (コンテキストの詳細プロパティ)

必要であれば他のプロパティも設定します。このテーブルでプロパティを設定する場合は、テーブルの下部にあるプラスボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、Keyカラムにプロパティ名を、Valueカラムにプロパティ値をそれぞれ入力します。このテーブルではグローバル変数とコンテキスト変数がサポートされています。ActiveMQサーバーとActiveMQ Artemis MQサーバーのプロパティについては、Configure JMS producersをご覧ください。WebSphere MQサーバーのプロパティについては、WebSphere MQ connector propertiesをご覧ください。

注: WebSphere MQ JMSプロバイダーを使用している場合は、このテーブルの必須プロパティ(この例ではCHANNELQUEUE_MANAGER)を設定する必要があります。

[Allow JMS properties] (JMSプロパティを許可)

このオプションを選択すると、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Guess schema] (推測スキーマ)ボタンをクリックした時にスキーマにJMSPropertiesカラムが追加され、JMSのプロパティも取得できます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

NB_LINE: 入力コンポーネントによって読み取られた行の数、または出力コンポーネントに転送された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。

変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、入力コンポーネントとして使用されます。これは出力コンポーネントにリンクする必要があります。

制限事項

このコンポーネントは、ActiveMQおよびWebSphere MQサーバーをサポートします。