tOracleConnectionの標準プロパティ - Cloud - 8.0

Oracle

Version
Cloud
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > DBコンポーネント > Oracle
データガバナンス > サードパーティーシステム > DBコンポーネント > Oracle
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > DBコンポーネント > Oracle
Last publication date
2024-02-28

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtOracleConnectionを設定するために使われます。

標準tOracleConnectionコンポーネントは、データベースファミリーとELTファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。

注: このコンポーネントは、動的データベースコネクターの特定のバージョンです。データベース設定に関連するプロパティは、データベースタイプの選択に応じて異なります。動的データベースコネクターについては、DB Genericコンポーネントをご覧ください。

基本設定

データベース

目的のデータベースタイプをリストから選択し、[Apply] (適用)をクリックします。

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

 

[Built-in] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

 

[Repository] (リポジトリー): プロパティが保管されるリポジトリーファイルを選択します。後続フィールドは、取得されたデータを使用して自動的に入力されます。

[Connection Type] (接続タイプ)

使用できるドライバーのドロップダウンリスト:

  • Oracle OCI: Oracleデータベースへのインターフェイスを提供する一連のC言語ソフトウェアAPIでOracle Callインターフェイスを使用するには、この接続タイプを選択します。
  • Oracle Custom: クラスター化されたデータベースにアクセスするには、この接続タイプを選択します。
  • [Oracle Service Name] (Oracleサービス名): リモートデータベースへの接続時に指定するTNSエイリアスを使用するには、この接続タイプを選択します。
  • WALLET: Oracle Walletに認証情報を保管するには、この接続タイプを選択します。
  • Oracle SID: システムの特定のデータベースを一意識別するには、この接続タイプを選択します。
注: WALLETタイプの接続は、tCreateTableコンポーネント、tOracleInputコンポーネント、tOracleOutputコンポーネントでのみ使用されます。他のコンポーネントでWALLETタイプの接続が使用されると、エラーが発生することがあります。

[DB Version] (データベースバージョン)

使用中のOracleバージョンを選択します。

[Use tns file] (tnsファイルを使う)

tnsファイルに含まれているコンテキストのメタデータを使う場合は、このチェックボックスをオンにします。

注: 1つのtnsファイルに多くのコンテキストが含まれている場合があります。

[TNS File] (TNSファイル): tnsファイルへのパスを手動で入力するか、フィールドの横にある[...]ボタンをクリックしてファイルを参照します。

[Select a DB Connection in Tns File] (Tnsファイルでデータベース接続を選択): [...]ボタンをクリックして、tnsファイルに保持されているすべてのコンテキストを表示し、目的のコンテキストを選択します。

[Host] (ホスト)

データベースサーバーのIPアドレス。

[Port] (ポート)

データベースサーバーのリスニングポート番号。

[Database] (データベース)

データベースの名前。

[Schema] (スキーマ)

スキーマの名前。

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

データベースユーザー認証データ。

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

[Use SSL] (SSLを使用)

このチェックボックスをオンにすると、SSLプロトコルを使用してデータベースサーバーとの通信を保護できます。

これらのプロパティは、[Connection Type] (接続タイプ)のドロップダウンリストで[ORACLE CUSTOM]が選択されており、[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストで Oracle 12-7またはOracle 18以上が選択されている場合のみ利用できます。

[TrustStore type] (TrustStoreタイプ)

SSL認証でデータベースサーバーの認証に使用されるTrustStoreのパス。

これらのプロパティは、[Use SSL] (SSLを使用)チェックボックスが選択されている場合にのみ使用できます。

TrustStore password (TrustStoreパスワード)

TrustStoreストアファイルのパスワード。

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

これらのプロパティは、[Use SSL] (SSLを使用)チェックボックスが選択されている場合にのみ使用できます。

Need Client authentication (クライアント認証が必要)

SSLクライアント認証が必要な場合は、このチェックボックスをオンにします。

これらのプロパティは、[Use SSL] (SSLを使用)チェックボックスが選択されている場合にのみ使用できます。

[KeyStore file] (KeyStoreファイル)

SSLクライアント認証に使用されるKeystoreファイルへのパス。

これらのプロパティは、[Need Client authentication] (クライアント認証が必要)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。

[KeyStore password] (KeyStoreパスワード)

KeyStoreファイルのパスワード。

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

これらのプロパティは、[Need Client authentication] (クライアント認証が必要)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。

[Disable CBC protection] (CBC保護を無効にする)

このチェックボックスをオンにすると、SSL認証でCBC(暗号ブロックチェーン)の使用を無効にできます。

これらのプロパティは、[Use SSL] (SSLを使用)チェックボックスが選択されている場合にのみ使用できます。

[Additional JDBC parameters] (追加のJDBCパラメーター)

作成するデータベース接続の接続の追加プロパティを指定します。

注:

エンコーディングパラメーターの設定はこのフィールドで行います。

[Use or register a shared DB Connection] (共有データベース接続を使用または登録)

このチェックボックスをオンにして、データベース接続の共有、または親もしくは子ジョブによって共有されているデータベース接続の取得を行い、[Shared DB Connection Name] (共有データベース接続名)フィールドが表示されたら、共有データベース接続の名前を入力します。これにより、1つのデータベース接続(データベーススキーマの設定は除く)を複数のデータベース接続コンポーネントの間で共有できます。ジョブレベルが異なっていても、親と子のどちらであっても可能です。

このオプションは、tRunJobコンポーネントの[Use dynamic Job] (ダイナミックジョブを使用)および[Use an independent process to run subJob] (サブジョブを独立したプロセスで実行)オプションには対応していません。いずれかのオプションを有効にしてtRunJobコンポーネントで共有接続を使用すると、ジョブが失敗する原因となります。

このチェックボックスは、[Specify a data source alias] (データソースエイリアスを指定)チェックボックスがオンになっている場合は利用できません。

[Specify a data source alias] (データソースエイリアスを指定)

このチェックボックスをオンにして、データソース設定で定義した共有接続プールを使用するために、 Talend Runtime 側で作成したデータソースのエイリアスを指定します。このオプションは、 Talend Runtime 内にジョブをデプロイして実行する時にのみ機能します。

詳細設定

[Auto Commit] (自動コミット)

トランザクションの実行時に変更が自動的にデータベースにコミットされるようにする場合は、このチェックボックスをオンにします。

このチェックボックスがオンの場合は、対応するコミットコンポーネントを使用して変更をデータベースにコミットできません。同様に、対応するコミットコンポーネントの使用中は、このチェックボックスをオフにしておく必要があります。デフォルトでは、自動コミットファンクションは無効になっており、変更は対応するコミットコンポーネントを使用して明示的にコミットする必要があります。

自動コミットファンクションは、各SQLステートメントを実行の直後に1回のトランザクションとしてコミットしますが、コミットコンポーネントは、すべてのステートメントが実行されるまでコミットしません。このため、ジョブ内でトランザクションの管理にゆとりを必要とする場合は、コミットコンポーネントの使用を推奨します。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

[Support NLS] (NLSをサポート)

このオプションを選択すると、グローバリゼーションサポートが有効にできます。関連情報は、Overview of Globalization Supportをご覧ください。

このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、[Oracle 18 and above] (Oracle 18以降)オプションが選択されている場合に利用できます。

注: このオプションは、Talendが提供する8.0.1-R2022-09以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは一般的に、他のOracleコンポーネント(特にtOracleCommittOracleRollback)と共に使います。