Talend Data Catalogサーバーにインターネット接続がない場合にサードパーティ製ドライバーをインストールする方法 - 8.0

Version
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Data Catalog
Content
インストールとアップグレード
Last publication date
2023-04-14

Talend Data Catalogサーバーにインターネット接続がない場合にサードパーティ製ドライバーをインストールする方法

インポートブリッジによっては、Apache Mavenや他のツールサイトにアクセスし、それらを自動的に使用してドライバーをダウンロードしなければならない場合があります。

  • ドライバーが正しくダウンロードされた場合は、ブリッジログにDownloading https://repo.maven.apache.org/maven2/というメッセージが表示されます。
  • ドライバーが正しくダウンロードされなかった場合はError downloading data from URLというメッセージが表示されます。
インターネットアクセスがないサーバーを使用している場合は、ドライバーを取得できず、インポートも失敗したり不完全になってしまうことがあります。

その場合はインターネットアクセスがある別のサーバーを使い、ドライバーを取得して最初のサーバーにコピーする必要があります。

インターネット接続を必要とするインポートブリッジを使う時は毎回、次のいずれかのプロシージャーを実行してください。
以下の例で行われる操作は次のとおりです。
  • セキュリティの理由により、使用しているTalend Data Catalogサーバー(Productionサーバー)にはインターネットアクセスがありません。
  • Apache Atlasブリッジを使ってメタデータをインポートしなければなりませんが、このブリッジには特定のドライバーをダウンロードできるようインターネットアクセスが必要です。
  • インターネットアクセスがある別のサーバー(Developmentサーバー)を使ってドライバーをダウンロードします。
  • ダウンロードしたドライバーをDevelopmentサーバーからProductionサーバーに手動でコピーします。

コマンドラインを使ってドライバーをダウンロード

コマンドラインを使い、該当するブリッジに必要なドライバーだけ、またはすべてのドライバーをダウンロードできます。

始める前に

  • Developmentサーバーを設定済みであること。
  • そのDevelopmentサーバーを使い、管理者としてTalend Data Catalogにサインイン済みであること。

手順

  1. Windowsのコマンドライン、またはLinuxのターミナルで、<TDC_HOME>/TalendDataCatalog/binフォルダーに移動します。
  2. オペレーティングシステムに応じて次のコマンドを実行します。
    • 該当するブリッジに必要なドライバーのみダウンロードするためには:
      • Linuxの場合: MIMB.sh -d -i <bridge_name> (この例ではMIMB.sh -d -i ApacheAtlas)
      • Windowsの場合: MIMB.bat -d -i <bridge_name> (この例ではMIMB.bat -d -i ApacheAtlas)
    • ドライバーをすべてダウンロードするためには:
      • Linuxの場合: MIMB.sh -d
      • Windowsの場合: MIMB.bat -d
      注: このコマンドを実行すると、<TDC_HOME>/TalendDataCatalog/ディレクトリーにパッチファイルMIMB-ThirdParty-Patch-HHmm-YYYMMDD.zipが生成されます。このファイルをすべての接続エージェントにアップロードできます。詳細はTalend Data Catalogをアップグレードをご覧ください。

    ドライバーが正しくダウンロードされた場合は、Downloaded the necessary drivers in: C:\TDC_HOME\TalendDataCatalog\bin\..\dataというメッセージが表示されます。

  3. 終了したらコマンドプロンプトを閉じます。
  4. <TDC_HOME>/TalendDataCatalog/data/download/MIMB/に移動してディレクトリーを圧縮します。
  5. このディレクトリーをDevelopmentサーバーからProductionサーバーにコピーします。

タスクの結果

これで、Productionサーバーを使ってApache Atlasブリッジと共にメタデータをインポートする準備ができました。

モデルの収集によってドライバーをダウンロードする方法

モデルを収集することで、該当するブリッジに必要なドライバーだけをダウンロードできます。

始める前に

  • Developmentサーバーを設定済みであること。
  • そのDevelopmentサーバーを使い、管理者としてTalend Data Catalogにサインイン済みであること。

手順

  1. 新しいモデルを追加し、インポートブリッジとしてApache Atlasを選択します。
  2. [Import Setup] (セットアップのインポート)タブで、必要なパラメーターに入力します。
    このサーバーからドライバーを取得するだけなので、ランダムな入力値で構いません。
  3. [Test] (テスト)をクリックして接続をテストします。
    接続テストが失敗しても、[Testing Error Messages] (テストのエラーメッセージ)ダイアログボックスに表示されているとおり、Apache Atlasブリッジに必要なドライバーはダウンロードされています。
  4. 終了したらダイアログボックスを閉じます。
  5. <TDC_HOME>/TalendDataCatalog/data/download/MIMB/に移動してディレクトリーを圧縮します。
  6. このディレクトリーをDevelopmentサーバーからProductionサーバーにコピーします。

タスクの結果

これで、Productionサーバーを使ってApache Atlasブリッジと共にメタデータをインポートする準備ができました。