サービス操作の設定 - 8.0

Talend ESB 入門ガイド

Version
8.0
Language
日本語
Operating system
ESB
Product
Talend ESB
Module
Talend Administration Center
Talend ESB
Talend Installer
Talend Runtime
Talend Studio
Content
インストールとアップグレード
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-04-15
このセクションでは、サービス操作をシナリオに合うようにカスタマイズします。

手順

  1. ワークスペースでtMysqlInputをダブルクリックし、[Component] (コンポーネント)タブで[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。
  2. 顧客データがMySQLデータベースにロードされるようにtMysqlInputを設定します。[DB version] (DBバージョン)フィールドで、MySQLデータベースのバージョンを選択します。この例ではMysql 5です。関連するフィールドで、次のような接続の詳細を指定します。
    • データベースサーバーのホスト名またはIPアドレス
    • リスニングポート番号
    • データベース名
    • データベース認証のユーザー名とパスワード
  3. [Schema] (スキーマ)[Built-In] (組み込み)に設定し、[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックして目的のスキーマを定義します。スキーマエディターが開きます。[+]ボタンをクリックしてStringタイプの行を3つ追加し、カラムにid、Phone、Emailという名前を付けます。[OK]をクリックして、スキーマエディターを閉じます。
  4. [Table Name] (テーブル名)フィールドにデータベーステーブルの名前(この例ではcustomers)を入力します。
  5. [Query] (クエリー)ボックスに、テーブルから目的のカラムを取得するために必要なクエリー(このサンプルでは、idPhoneEmail)を入力します。
  6. デザインワークスペースでtXMLMapをダブルクリックし、エディターを開きます。この時点のエディターは次のような状態です。
  7. 入力フロー側(左)のメインの行テーブルでpayloadという名前のカラムを右クリックし、コンテキストメニューから[Import from Repository] (リポジトリーからインポート)を選択します。[Metadata] (メタデータ)ウィザードが開きます。
  8. このウィザードで[File XML] (XMLファイル)ノードを展開し、リクエスト側のスキーマを選択し、[OK]をクリックして選択を確定します。この例では、スキーマはCustomerServiceOperationRequestです。
  9. 出力フロー側(右)のメインの行テーブルでpayloadという名前のカラムを右クリックし、コンテキストメニューから[Import from Repository] (リポジトリーからインポート)を選択します。[Metadata] (メタデータ)ウィザードでスキーマCustomerServiceOperationResponseを選択し、レスポンスのための階層スキーマをインポートします。
  10. ルックアップデータへの結合を作成するために、入力フロー側(左)のメインの行テーブルでidノードをクリックし、それをクリックしたまま、ルックアップフローのExp.keyカラムにドロップします。これはid行に対応するものです。
  11. ルックアップフローを表すテーブルで右上のレンチアイコンをクリックし、設定パネルを開きます。[Lookup Model] (ルックアップモデル)[Reload at each row] (行ごとにリロード)に設定し、[Match Model] (一致モデル)[All matches] (すべて一致)に設定し、[Join Model] (結合モデル)[Inner join] (内部結合)に設定します。
  12. 出力テーブル(右)で右上のレンチアイコンをクリックして設定パネルを開き、[All in one] (オールインワン)オプションを[true] (真)に設定します。Emailノードを右クリックし、コンテキストメニューで[As loop element] (ループエレメントとして)を選択します。
  13. ルックアップフロー(左)でPhone行をクリックし、それをクリックしたまま[Expression] (式)カラムにドロップします。これは出力フローのXMLツリービューのPhoneノードに対応します。同じようにしてEmailを左側から右側にマップします。

    tXMLMapエディターは次のような状態です。

  14. [OK]をクリックしてエディターを閉じ、この設定を有効にします。

タスクの結果

これでCustomerServiceOperationの実装が完了しました。