サービスを作成 - 8.0

Talend ESB 入門ガイド

Version
8.0
Language
日本語
Operating system
ESB
Product
Talend ESB
Module
Talend Administration Center
Talend ESB
Talend Installer
Talend Runtime
Talend Studio
Content
インストールとアップグレード
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-04-15
このセクションでは、WSDLを作成して顧客サービスを定義します。

手順

  1. Talend StudioIntegrationパースペクティブで、[Repository] (リポジトリー)ツリービューにある[Services] (サービス)ノードを右クリックし、コンテキストメニューから[Create Service] (サービスを作成)を選択します。
  2. ポップアップウィザードで、名前CustomerService、目的demo、サービスの説明を入力し、[Next] (次へ)をクリックします。
    警告: Git管理プロジェクトで作業している場合は、次の予約キーワードをサービスやサービスフォルダーに使用しないでください。
    • tests
    • target
    • src
    これらの予約キーワードがサービス、サービスフォルダー、その親フォルダーのいずれかのレベルで使用されている場合、該当するフォルダー内のサービスに行った変更はGitにプッシュされません。
  3. [Create new WSDL] (WSDLの新規作成)オプションを選択し、[Finish] (終了)をクリックします。

    デザインワークスペースにサービスが開いて、WSDLの基本スケルトンが示されます。これには1つのサービス、1つのバインド、1つの操作の1つのポートタイプが含まれます。

  4. WSDLスケルトンで、入力エレメントCustomerServiceOperationRequestの右側にある矢印アイコンをクリックします。スキーマエディターが開き、リクエストメッセージのスキーマを定義できます。
  5. inエレメントを右クリックし、コンテキストメニューで[Show properties] (プロパティを表示)を選択します。[Properties] (プロパティ)ビューが開いたら、[Name] (名前)フィールドで名前をidに変更します。このユースケースではリクエストメッセージが顧客IDになるためです。Talend Studioのメニューバーにあるアイコンをクリックし、スキーマを保存して閉じます。
  6. WSDLスケルトンで、出力エレメントCustomerServiceOperationResponseの右にある矢印アイコンをクリックし、スキーマエディターでレスポンスメッセージのスキーマを編集します。
  7. このユースケースでは、レスポンスメッセージには2つの行(顧客のメールと電話番号)があります。[Properties] (プロパティ)ビューでoutエレメントをクリックし、名前をPhoneに変更します。
  8. デザインワークスペースでPhoneエレメントを右クリックし、コンテキストメニューで[Insert Element] (エレメントの挿入) > [After] (後ろ)の順に選択します。[Properties] (プロパティ)ビューでEmailという名前を付けます。Talend Studioのメニューバーにあるアイコンをクリックし、スキーマを保存して閉じます。
  9. WSDLファイルを保存します。このファイルはWebサービスの構築に使用されます。

タスクの結果

[Repository] (リポジトリー)ビューの[Services] (サービス)ノードの下に、定義したばかりのWebサービスが表示され、[!]アイコンが付加されています。[!]アイコンは、定義済みのこのWebサービスがまだ使用されていないことを意味します。