実行可能プロセスは、プロセスはStudioでデザインされ、Talend MDM Web UIからビジネスユーザーが手動で起動できます。
このプロセスをデザインすることで、プロセスが添付されたエンティティに関連するマスターデータに対して行う任意のタスクを実行できます。このプロセスはRunnable_<entity>というパターンで名前が付けられます。プロセス名をカスタマイズまたは同じエンティティに実行可能なプロセスを複数作成したい場合は、プロセスの作成時にオプション名を指定できます。これにより、エンティティ名とオプション名の間にハッシュ記号(たとえば、Runnable_Product#ShowMap)が追加されます。
始める前に
- Talend StudioからMDMサーバーに接続されており、
- プロセスを作成するための適切なユーザー権限が付与されていること。
- 緯度と経度の情報に従って、商品を売る店舗のGoogle Maps URLを返すジョブを既に作成したこと。
このタスクについて
以下の例では、Google Mapsで店舗の住所を見つけるShowStoreMapというジョブを呼び出すRunnable_Product#ShowMapという実行可能なプロセスを作成する手順について説明します。
手順
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[MDM Repository] (MDMリポジトリー)ツリービューで、[Event Management] (イベント管理)を展開し、[Process] (プロセス)を右クリックして、コンテキストメニューから[New] (新規)を選択します。
[Create Process] (プロセスの作成)ダイアログボックスが開きます。
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[Create an Entity/Welcome Action] (エンティティ/ウェルカムアクションの作成)オプションを選択します。
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[Create an Entity Action] (エンティティアクションの作成)オプションを選択します。
[Description] (説明)フィールドの横にある
[...]ボタンをクリックして、プロセスに伴う多言語ラベルを定義することもできます。
注: このプロセスの名付けは特定のパターンに従うため、[Internal Name] (内部名)フィールドにRunnable_が自動的に表示されます。
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この例では、プロセス名にプロセスを実行するエンティティの名前Productを入力しています。
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プロセス名をカスタマイズまたは同じエンティティに実行可能なプロセスを複数作成した場合は、[Optional Name] (オプション名)フィールドでオプション名(この例では、ShowMap)を指定します。
次に、[Next] (次へ)をクリックします。
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プロセスでWebブラウザーをURLにリダイレクトする場合、URLフィールドでURLを指定し、[Enable redirection] (リダイレクトの有効化)チェックボックスをオンにします。
次に、[Next] (次へ)をクリックします。
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[Generate the template job] (テンプレートジョブを生成)チェックボックスをオンまたはオフにして、プロセスにテンプレートジョブを生成するかどうかを指定し、[Finish] (終了)をクリックします。
プロセスを新規作成するワークスペースが空のエディターで開きます。
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必要に応じて、[Description] (説明)フィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、プロセスの多言語の説明を設定できるダイアログボックスを開きます。
この説明は、Talend MDM Web UIの[Runnable Process] (実行可能プロセス)リストに実行プロセス名として表示されます。
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callJobプラグイン経由でShowStoreMapというジョブを呼び出すInvoke the Jobステップを作成します。
このプロセスには、[Product] (製品)エンティティのレコードを参照する時にTalend MDM Web UIからアクセスできます。権限のあるビジネスユーザーは、Webインターフェイスからこのプロセスを起動できます。