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Talend Studioでアーティファクトをデザインすれば、Talend Cloud Management Consoleでのタスク実行中に一時フォルダーを使用できるようになります。
このタスクについて
Talend Cloud Management Consoleでタスクの実行時に一時フォルダーが必要な場合は、このコンテキストパラメーターを使用します。タスクがトリガーされる前に一時フォルダーが作成され、タスクにあるどのアクションでも使用できるようになります。フォルダーはタスク実行後に削除されます。
手順
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tFixedTaskInputコンポーネントを使用してアーティファクトを作成し、2つのカラムと2つのデータ行を生成し、tFileOutputRawコンポーネントを使用してデータを2つのファイルに書き込みます。
コンポーネントを設定するには、コンテキスト変数を使用します。
tFileOutputRawコンポーネントにあるファイルは、context.resource_flow_temp_folder+"/"+context.parameter_oneというパターンを使って定義します。
例
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パレットから3つのtJobLogコンポーネントをドロップします。
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最初のtJobLogをOnSubjobOkリンクで最初のtFixedFlowInputにリンクします。
tJobLogで次のログメッセージを定義します: "Working Folder is: " (作業用フォルダー:) + context.resource_flow_temp_folder
例
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tFileOutputRawのリンクで、2番目と3番目のtJobLogコンポーネントをOnComponentOkコンポーネントにリンクします。
ログメッセージを定義します: "Wrote file: " + ((String)globalMap.get("tFileOutputRaw_1_FILENAME_PATH"))および"Wrote File: " + ((String)globalMap.get("tFileOutputRaw_2_FILENAME_PATH"))。
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[Context] (コンテキスト)ビューで[+]ボタンをクリックし、テーブルに3行追加します。
このタブがTalend Studioに表示されない場合は、をクリックし、[Context] (コンテキスト)を選択します。
例
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コンテキストパラメーターはすべて小文字で定義します:
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一時ファイルの場合は、resource_flow_temp_folderの形式にします。
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この例では、パラメータータイプを[String] (文字列)に設定し、[Value] (値)フィールドの一時フォルダーにパスを設定しています。
必要に応じて、File (ファイル)またはDirectory (ディレクトリー)にパラメータータイプを設定できます。
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作成するファイルについては、parameter_<parameter_name>の形式にします。
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Talend Studioでアーティファクトを実行してテストします。
一時フォルダーは、指定したディレクトリーの2つのファイルで作成されます。
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[Repository] (リポジトリー)ツリービューでアーティファクトを右クリックし、[Publish to Cloud] (クラウドに公開)を選択します。
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[Open Job Task] (ジョブタスクを開く)をクリックします。
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パラメーターを設定した後に、Talend Cloud Management Consoleでアーティファクトを実行します。
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tJobLogコンポーネントにより生成されるログメッセージを確認します。
例
ログメッセージには、タスク実行中に一時フォルダーが作成されたことが示されます。