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ジョブのランタイム来歴を有効化

Talend Studioによって、将来のリリースでランタイムメタデータ(たとえば、変数が含まれているクエリー、ダイナミックカラムが含まれているスキーマなど)のTalend Data Catalogの分析機能によって活用できる、標準ジョブのランタイム来歴を有効化できます。

ランタイム来歴が有効化されている標準ジョブの実行時に、Talend Data Catalogに必要な情報(たとえば、ジョブ名、コンポーネント名、スキーマ、クエリーなど)がJSONファイル内に書き込まれます。

情報メモ注: この機能をフルに活用するには、Talend Data Catalogをインストールする必要があります。

このタスクについて

標準ジョブのランタイム来歴を有効化するには、以下を行います:

手順

  1. Talend Studioのインストールディレクトリーに移動します。
  2. オペレーティングシステムに応じて、対応する.iniファイルに-Druntime.lineage=true属性を追加して、Talend Studioでランタイム来歴を有効化します。
  3. ファイルを保存してTalend Studioを起動します。
  4. Talend Studioのメインウィンドウのツールバーで[Project settings] (プロジェクト設定)をクリックするか、メニューバーで[File] (ファイル) > [Edit Project properties] (プロジェクトプロパティを編集)とクリックして[Project Settings] (プロジェクト設定)ダイアログボックスを開きます。
  5. ダイアログボックスのツリービューで[Job Settings] (ジョブ設定)ノードを展開した後、[Runtime lineage] (ランタイム来歴)をクリックして該当するビューを表示します。
    [プロジェクト設定]ダイアログボックス内の[ランタイム来歴]設定。
  6. 以下の2つの方法のどちらかを経由して、標準ジョブのランタイム来歴を有効化します:
    • すべての標準ジョブのランタイム来歴を有効化するには、[Use runtime lineage for all Jobs] (すべてのジョブにランタイム来歴を使用)チェックボックスを選択します。
    • 特定の標準ジョブのランタイム来歴を有効化するには、[Use runtime lineage for selected Jobs] (選択したジョブにランタイム来歴を使用)エリア内のジョブに対応するチェックボックスを選択します。
  7. [Output path] (出力パス)フィールドで、Talend Data Catalogによって使用されるJSONファイルを保存したいパスを指定します。
    後で、ランタイム来歴が有効化されている標準ジョブを実行するたびに、JSONファイルはディレクトリーの下に<output_path>/<project>/<jobname>/<version>/runtime_log_<timestamp>.jsonという形式で保存されます。その中から
    • <output_path>は出力パスフィールドで指定されるパスで、
    • <project>はプロジェクト名で、
    • <jobname>はジョブ名で、
    • <version>はジョブのバージョンで、
    • <timestamp>はJSONファイルの生成時のタイムスタンプです。

    また、以下の方法のいずれかを経由して、ジョブの-Druntime.lineage.outputpath=<output_path>というJVMパラメーターを追加すると、出力パスを設定できます:

    情報メモ注: 出力パスを指定して、JSONファイルを保存する必要があります。出力パス値が複数の場所で指定されている場合は、そのうちの1つが次の優先度に従って有効になります: 1)特定のジョブに対するJVMパラメーターの値、2)出力パスフィールドの値、3)すべてのジョブに対するJVMパラメーターの値、4)シェルスクリプトでのJVMパラメーターの値。
  8. [Apply and Close] (適用して閉じる)をクリックして変更を適用し、ダイアログボックスを閉じます。

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