Talendが提供する8.0 R2023-01以降のStudioマンスリーアップデートをインストール済みである場合、Talend Studioは、Git署名検証の有効化、そして標準GitストレージモードでのGPGによるコミットおよびタグの署名をサポートします。
始める前に
- Talend Studioで、標準Gitストレージモードが有効になっていること。詳細は、標準のGitストレージモードを有効化をご覧ください。
- Git署名検証用にGPGキーが生成されていること。詳細は、Generating a new GPG keyをご覧ください。ヒント: 新しいGPGキーの生成で使うパスフレーズはメモしておいてください。Git署名検証を有効にした後、Talend StudioでGPGシークレットキーを解除できるようパスフレーズを入力する必要があります。
このタスクについて
Talend StudioでGit署名検証を有効にするためには、次の手順に従います。
手順
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特定のリポジトリーでGit署名検証を有効にする場合は、対応するローカルリポジトリーを以下のようにして[Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューに追加します。
- メニューバーで[Window] (ウィンドウ) > [Show View...] (ビューを表示...)をクリックし、[Show View] (ビューを表示)ダイアログボックスを開きます。
- [Show View] (ビューを表示)ダイアログボックスでGitを展開し、[Git Repositories] (Gitリポジトリー)を選択します。
- [Open] (開く)をクリックして[Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューを開きます。
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[Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューの右上にある
をクリックすると、[Add Git Repositories] (Gitリポジトリーを追加)ダイアログボックスが表示されます。
- [Directory] (ディレクトリー)フィールドで、Git 署名検証を有効にするローカルリポジトリーを参照します。
- [Search results] (検索結果)リストで、ローカルリポジトリーを選択します。
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[Add] (追加)をクリックします。
[Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューにローカルリポジトリーが追加されます。
- メニューバーで、[Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定)とクリックし、[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスを開きます。
- [Preferences] (環境設定)ダイアログボックスにあるツリービューで[Version Control (Team)] (バージョン管理(チーム)) > Git > > [Committing] (コミット)とクリックし、該当するビューを表示させます。
- [For signing commits and tags use] (コミットとタグの署名に使用)ドロップダウンリストで[External GPG] (外部GPG)を選択し、[GPG Executable] (GPG実行ファイル)フィールドにGPG実行ファイルへのパスを入力、または参照します。
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[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスにあるツリービューで[Version Control (Team)] (バージョン管理(チーム)) > Git > > [Configuration] (設定)とクリックし、該当するビューを表示させます。
- すべてのリポジトリーでGit署名検証を有効にする場合は、[User Settings] (ユーザー設定)タブに移動します。
- 特定のリポジトリーでGit署名検証を有効にする場合は、[Repository Settings] (リポジトリー設定)タブに移動し、[Repository] (リポジトリー)ドロップダウンリストでリポジトリーを選択します。
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[Add Entry...] (エントリーを追加...)をクリックして次の設定エントリーを1つずつ追加し、表示されるダイアログボックスの対応フィールドに、キー、そしてそのエントリーの値を入力します。
- コミットに署名する場合は、
commit.gpgsign
キーにtrueという値を入力 - タグに署名する場合は、
tag.gpgSign
キーにtrueという値を入力 user.signingkey
キーには、その値としてGPGキーを入力
- コミットに署名する場合は、
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[Apply and Close] (適用して閉じる)をクリックして変更を保存し、[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスを閉じます。
これでGit署名検証が有効になり、コミットやタグがすべて署名されます。
これ以降、Git署名検証を有効にした後に初めて変更をコミットしたり、新しいタグを作成したりする時は、ダイアログボックスが表示され、GPGキーの生成時に使うパスフレーズを入力する必要が出てきます。
[Git Staging] (Gitステージング)ビューで[Sign Commit] (コミットに署名)ボタンが無効になっている場合、コミットには署名されません。