標準GitストレージモードでGPGによってコミットとタグに署名 - Cloud - 8.0

Talend Studioユーザーガイド

Version
Cloud
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Cloud
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-04-16
Talendが提供する8.0 R2023-01以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合、Talend Studioは、Git署名検証の有効化、そして標準GitストレージモードでのGPGによるコミットおよびタグの署名をサポートします。

始める前に

  • Talend Studioで、標準Gitストレージモードが有効になっていること。詳細は、標準Gitストレージモードを有効化をご覧ください。
  • Git署名検証用にGPGキーが生成されていること。詳細は、Generating a new GPG keyをご覧ください。
    ヒント: 新しいGPGキーの生成で使うパスフレーズはメモしておいてください。Git署名検証を有効にした後、Talend StudioでGPGシークレットキーを解除できるようパスフレーズを入力する必要があります。

このタスクについて

Talend StudioでGit署名検証を有効にするためには、次の手順に従います。

手順

  1. 特定のリポジトリーでGit署名検証を有効にする場合は、対応するローカルリポジトリーを以下のようにして[Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューに追加します。
    1. メニューバーで[Window] (ウィンドウ) > [Show View...] (ビューを表示...)をクリックし、[Show View] (ビューを表示)ダイアログボックスを開きます。
    2. [Show View] (ビューを表示)ダイアログボックスでGitを展開し、[Git Repositories] (Gitリポジトリー)を選択します。
    3. [Open] (開く)をクリックして[Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューを開きます。
    4. [Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューの右上にある[Add Git repositories] (Gitリポジトリーを追加)をクリックすると、[Add Git Repositories] (Gitリポジトリーを追加)ダイアログボックスが表示されます。
    5. [Directory] (ディレクトリー)フィールドで、Git 署名検証を有効にするローカルリポジトリーを参照します。
    6. [Search results] (検索結果)リストで、ローカルリポジトリーを選択します。
    7. [Add] (追加)をクリックします。
      [Git Repositories] (Gitリポジトリー)ビューにローカルリポジトリーが追加されます。
  2. メニューバーで、[Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定)とクリックし、[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスを開きます。
  3. [Preferences] (環境設定)ダイアログボックスにあるツリービューで[Version Control (Team)] (バージョン管理(チーム)) > Git > > [Committing] (コミット)とクリックし、該当するビューを表示させます。
  4. [For signing commits and tags use] (コミットとタグの署名に使用)ドロップダウンリストで[External GPG] (外部GPG)を選択し、[GPG Executable] (GPG実行ファイル)フィールドにGPG実行ファイルへのパスを入力、または参照します。
  5. [Preferences] (環境設定)ダイアログボックスにあるツリービューで[Version Control (Team)] (バージョン管理(チーム)) > Git > > [Configuration] (設定)とクリックし、該当するビューを表示させます。
    [環境設定]ダイアログボックスの[設定]セクション。
  6. すべてのリポジトリーでGit署名検証を有効にする場合は、[User Settings] (ユーザー設定)タブに移動します。
  7. 特定のリポジトリーでGit署名検証を有効にする場合は、[Repository Settings] (リポジトリー設定)タブに移動し、[Repository] (リポジトリー)ドロップダウンリストでリポジトリーを選択します。
  8. [Add Entry...] (エントリーを追加...)をクリックして次の設定エントリーを1つずつ追加し、表示されるダイアログボックスの対応フィールドに、キー、そしてそのエントリーの値を入力します。
    • コミットに署名する場合は、commit.gpgsignキーにtrueという値を入力
    • タグに署名する場合は、tag.gpgSignキーにtrueという値を入力
    • user.signingkeyキーには、その値としてGPGキーを入力
  9. [Apply and Close] (適用して閉じる)をクリックして変更を保存し、[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスを閉じます。
    これでGit署名検証が有効になり、コミットやタグがすべて署名されます。

    これ以降、Git署名検証を有効にした後に初めて変更をコミットしたり、新しいタグを作成したりする時は、ダイアログボックスが表示され、GPGキーの生成時に使うパスフレーズを入力する必要が出てきます。

    パスフレーズを入力するダイアログボックス。

    [Git Staging] (Gitステージング)ビューで[Sign Commit] (コミットに署名)ボタンが無効になっている場合、コミットには署名されません。

    [Gitステージング]ビュー。