トリガー接続は処理シーケンスを定義するもので、接続によりデータが処理されることはありません。
使用中の接続によってジョブとサブジョブ間に依存項目が作成され、トリガーの性質に基づいて順次トリガーされます。
トリガー接続は次の2種類に分けられます。
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サブジョブトリガー: [On Subjob Ok]、[On Subjob Error]、[Run if]
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コンポーネントトリガー: [On Component Ok]、[On Component Error]、[Run if]
[OnSubjobOK]: この接続は、メインのサブジョブがエラーなしで完了した場合に次のサブジョブをトリガーするために使用されます。この接続は、ジョブの開始コンポーネントでのみ使用します。
これらの接続は、ジョブを設定するサブジョブをプロセス制御するために使用し、トラブルシューティングを簡単に行い、予期しないエラーを処理するために使用されます。
[OnSubjobError]: この接続は、最初の(メインの)サブジョブが正しく完了しなかった場合に次のサブジョブをトリガーするために使用します。「エラー時」のサブジョブは、ボトルネックを通知し、可能な場合はエラーを処理するうえで役立ちます。
OnComponentOKとOnComponentErrorはコンポーネントトリガーです。いずれもソースコンポーネントと共にサブジョブで使用できます。
[OnComponentOK] では、ソースコンポーネントの実行がエラーなしで完了した場合にターゲットコンポーネントがトリガーされます。通知サブジョブのトリガーなどが主な用途となります。
[OnComponentError]は、プライマリ―ジョブでエラーが検出されるとすぐに、サブジョブまたはコンポーネントをトリガーします。
[OnSubjobOK]と[OnComponentOK]の主な違いは、リンクされたサブジョブの実行順序にあります。
- [OnSubjobOK]の場合、リンクされたサブジョブは前のサブジョブが完全に終了した時のみ開始されます。
- [OnComponentOK]の場合、リンクされたサブジョブは前のコンポーネントが終了した時に開始されます。
[OnComponentOK]でリンクされたサブジョブの実行順序は、前のサブジョブの実行サイクル内にあります。
Run ifは、定義した条件が満たされた場合にサブジョブまたはコンポーネントをトリガーします。Run ifの詳細は、条件付き実行接続の設定をご覧ください。
トリガー条件の設定方法は、トリガー接続設定をご覧ください。
対象製品:
Big Data
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