入力レコードを使ったREST呼び出しの生成 - Cloud

Talend Cloudアプリコネクターガイド

Version
Cloud
Language
日本語
Product
Talend Cloud
Module
Talend Data Inventory
Talend Data Preparation
Talend Pipeline Designer
Content
ジョブデザインと開発 > パイプラインのデザイン
管理と監視 > 接続の管理
Last publication date
2024-03-21

このシナリオは、パイプラインでコネクターを簡単にセットアップして使用できるようにすることを目的としています。お使いの環境とユースケースに適応させてください。

手順

  1. [Connections] (接続) > [Add connection] (接続を追加)をクリックします。
  2. 開いたパネルで、作成する接続のタイプを選択します。

    REST destination (RESTデスティネーション)
  3. [Engine] (エンジン)リストでエンジンを選択します。
    注:
    • データの高度処理の場合は、Cloud Engine for DesignではなくRemote Engine Gen2を使用することをお勧めします。
    • Talend Management Consoleから作成されたRemote Engine Gen2がないか、存在していても稼働中ではないステータスの場合は、リストで接続の[Connection type] (接続タイプ)を選択することも、新しい接続を保存することもできません。
    • 使用可能な接続タイプのリストは、選択したエンジンによって異なります。
  4. 作成する接続のタイプを選択します。
    ここではRESTを選択します。
  5. RESTのプロパティの説明に従って、接続のプロパティとRESTサーバーのURLアドレスを入力し、目的の接続にチェックを入れ、[Add dataset] (データセットを追加)をクリックします。この例では、https://requestinspector.com APIサービスを使って特定のクエリーパラメーターでレコードを投稿します。
  6. [Add a new dataset] (新しいデータセットを追加)パネルで、データセットに名前を付けます。

    Request Inspector API (リクエストインスペクターAPI)
  7. サービスへの接続に必要なプロパティを入力します。
    1. [Type] (タイプ)フィールドで[Batch] (バッチ)を選択します。
    2. [Resource] (リソース)フィールドに、inspect/talend-doc/dataset/{/entity}/{/id}と入力します。talend-docには、前にhttps://requestinspector.com/で作成したエンドポイントの名前が入ります。
    3. [HTTP method] (HTTPメソッド)フィールドで、POSTを選択します。
    4. [Answer body format] (回答ボディの形式)フィールドで、Textを選択します。
    5. [Set Header] (ヘッダーを設定)オプションを有効にし、[Name] (名前)フィールドにheader1と、[Value] (値)フィールドにheader/{/val_head1}とそれぞれ入力します。
    6. [Set URL parameters] (URLパラメーターの設定)オプションを有効にし、[Name] (名前)フィールドにqと、[Value] (値)フィールドにquery_{/q}とそれぞれ入力します。
    7. [Set path parameters] (パスパラメーターの設定)オプションを有効にし、[Name] (名前)フィールドにentityと、[Value] (値)フィールドに{/entity/type}とそれぞれ入力します。パスパラメーターをもう1つ追加し、[Name] (名前)フィールドにidと、[Value] (値)フィールドに{/entity/book/id}とそれぞれ入力します。
    8. [Define body] (ボディの定義)オプションを有効にし、[Body type] (ボディタイプ)リストでJSONを選択して、[JSON]フィールドに次のように入力します:
      {
      book:{
      "name": "${/entity/book/title}",
      "price": ${/entity/book/price}
      }
      }
  8. [Validate] (検証)をクリックしてデータセットを保存します。
  9. パイプラインでソースとして使用するTestデータセットを追加し、REST APIの宛先にフェイクレコードを投稿します。テスト接続のプロパティの説明に従って、接続のプロパティを入力し、次のようにデータセットのプロパティを入力します。
    1. データセットにFake recordという名前を付けます。
    2. [format] (形式)リストでJSONを選択します。
    3. [Values] (値)フィールドに次のコードを入力します:
      {
      "q": 12345,
      "val_head1": "head1",
      "entity":{
      "type": "book",
      "book": {
      "id": "A321A32A13A2",
      "title": "Twenty Thousand Leagues Under the Sea",
      "price": 5.60
      }
      }
      }
  10. [Pipelines] (パイプライン)ページで[Add pipeline] (パイプラインを追加)をクリックします。新しいパイプラインが開きます。
  11. パイプラインに意味のある名前を付けます。

    Generate a REST call using input records (入力レコードを使ったREST呼び出しの生成)
  12. [ADD SOURCE] (ソースを追加)をクリックし、パネルが開いたら、Fake recordというソースデータセットを選択します。
  13. パイプラインで[ADD DESTINATION] (デスティネーションを追加)アイテムをクリックするとパネルが開きます。ここで、https://requestinspector.com/REST APIで定義されたURLにレコードを投稿できます。
    注: RESTコネクターは受信したレコードごとにリクエストを送信するので、10個のレコードがあれば10個の RESTリクエストが生成されます。
  14. [Save] (保存)をクリックして設定を保存します。
  15. Talend Cloud Pipeline Designerの上部ツールバーで[Run] (実行)ボタンをクリックするとパネルが開き、実行プロファイルを選択できるようになります。
  16. リストで実行プロファイルを選択し(詳細は実行プロファイルをご覧ください)、[Run] (実行)をクリックしてパイプラインを実行します。

タスクの結果

パイプラインは実行中となり、RESTデータセットの設定で定義したURL パラメーターに従ってフェイクレコードがREST APIサービスに投稿されます。

その後で、REST APIで呼び出し結果を確認し、クエリーパラメーター、ヘッダー、JSONレコードのボディがhttps://requestinspector.com/ダッシュボードに受信されていることを確認します。