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Studio Talendからアーティファクトを公開

Studio Talendで作成したジョブ、ルート、データサービス(アーティファクト)をクラウドに公開し、Talend Management Consoleの特定ユーザーやすべてのユーザーが利用できるようにします。

  • Maven経由でアーティファクトをStudio TalendからTalend Cloudに公開する場合は、Talendソフトウェア開発ライフサイクル - ベストプラクティスガイドをご覧ください。

  • R2020-07Studio Talendパッチでは、パスワード型のコンテキストパラメーターがよりセキュアに処理されるようになりました。これまでは、パスワードパラメーターの値は文字列として扱われ、正しいワークスペース権限を持つすべてのユーザーに表示されるようになっていました。このパッチでは、パラメーターの値は機密情報として(暗号化された状態で)扱われます。
    • 初めてアーティファクトを公開する場合は値がクリアされるので、対応するタスクについてTalend Management Consoleでその値を設定する必要があります。
    • アーティファクトを再公開する場合は、対応するタスクの値はTalend Management Consoleのものと同じままとなります。
    このパッチを要求する場合は、Talendサポートに連絡してください。

始める前に

  • 次のロールと権限を持っていること。
    • Talend Cloudで、デフォルトの[Operator] (オペレーター)ロールか[Operations - Manage] (操作 - 管理)Talend Management Console権限が割り当てられていること。
    • 公開先とするワークスペースで[Publish:Publish artifacts] (公開: アーティファクトを公開)権限があること。
  • Studio Talendでアカウント認証をWebアプリケーションに設定していること。詳細は、Talend Management Consoleへのリモート接続を設定をご覧ください。
  • 以下のことを確認します:
    • 公開されるアーティファクトの名前に予約語(SNAPSHOTなど)が含まれていないかどうかご確認ください。含まれていると公開が失敗します。
    • アーティファクト名が、公開先のワークスペースにあるどのタスクの名前とも重複しないようにします。同じ名前のタスクがワークスペースに既に存在する場合、Talend Management Consoleに公開されるのはアーティファクトのみで、対応するタスクは作成されません。

このタスクについて

アーティファクトが公開されると、対応するタスクが自動的に作成され、Talend Management ConsoleでWebユーザーが実行できるようになります。同じアーティファクトから別のタスクを作成してコンテキストパラメーター値を変更すれば、別のシナリオで実行できます。

情報メモ注: 1つのワークスペースに同じ名前を持つ複数のタスクは存在できないことから、既に公開されているアーティファクトをStudio Talendの別のフォルダーに移動する場合は、以前のようにTalend Management Consoleの同じワークスペースに再公開することはできなくなりました。アーティファクトは複製され、関連付けられているタスクは作成もアップデートも行われません。公開中のエラーを回避できるよう、アーティファクトの名前を変更するか、別のワークスペースを選択する必要があります。
情報メモ制約事項: Talend Cloudに公開するアーティファクトは400MBを超えないようにしてください。

手順

  1. [Repository] (リポジトリー)ツリービューで、ジョブ、ルート、データサービスのいずれかを右クリックして[Publish to Cloud] (クラウドに公開)を選択します。

    [Publish to Cloud] (クラウドに公開)ウィザードが表示されます。

    Webアプリケーションに対するアカウント認証で何らかの情報がStudio Talendにない場合、デフォルトで[Preferences] (環境設定)ウィンドウが開き、不足している情報を追加できます。詳細は、Talend StudioをTalend Cloudに接続をご覧ください。

  2. [Publish With Version] (公開するバージョン)フィールドで、必要に応じてクラウドに公開するバージョンを変更します。
    いくつかのバージョンが使用可能な場合、このフィールドにはアーティファクトの最新バージョンが自動的に入力されます。[Last Cloud Version] (最新クラウドバージョン)フィールドに表示される最新バージョンよりも古いバージョンでアーティファクトを公開することはできません。
  3. [Workspace] (ワークスペース)を選択します。
    情報メモ注:
    アーティファクトの新バージョンを公開する場合、どのワークスペースで公開されても、次の条件を満たすすべてのタスクがデフォルトで自動的にアップデートされます。
    • [Always use the latest artifact version] (利用できるアーティファクトの最新バージョンを常に使用)で設定されている
    • 公開されるアーティファクトと同じ名前のアーティファクトを使用している

    ワークスペースアップデートエンドポイントを呼び出す時にprotectedArtifactUpdateパラメーターをtrueに設定すると、こういった意図しないアップデートからワークスペースとそのタスクを保護できます。このパラメーターをオンにすると、アーティファクトが同じワークスペースで公開された時のみ、保護されたワークスペースのタスクがアップデートされます。

  4. 次を選択します。
    オプション 説明
    [Export Artifact Screenshot] (エクスポートアーティファクトスクリーンショット) アーティファクトデザインのキャプチャーをクラウドに公開します。

    デザインが複数あるため、SOAPデータサービスのスクリーンショットをクラウドに公開することはできません。

    Prometheusメトリクスエンドポイントを有効化 Prometheusメトリクスエンドポイントをマイクロサービスに構築し、ルートの実行、JVMメモリ、CPU 消費量などを監視します。デフォルトでは、この機能はすべてのJMX属性と値をPrometheusにブリッジします。Prometheusの詳細は、Prometheusのウェブサイトをご覧ください。
    情報メモ注:
    • このオプションはルートにのみ適用されます。
    • このオプションは、Talendが提供するR2020-08以降のStudio Talendマンスリーアップデートをインストールしている場合にのみ使用できます。詳細はシステム管理者にお問い合わせください。
  5. [Finish] (終了)をクリックします。
    デプロイメントの進行状況を示す情報バーが表示されます。
  6. オプション: アーティファクトの公開中にStudio Talendでの作業を続行するためには、[Run in Background] (バックグラウンドで実行)をクリックします。
    Studio Talendの右下に進行状況バーが表示され、公開操作の完了した割合が示されます。進行状況バーアイコンをクリックして[Progress] (進行状況)ビューに詳細を表示します。

タスクの結果

アーティファクトを公開すると、公開を確認するメッセージが表示され、Webアプリケーションで作成された該当タスクを開くよう求められます。メッセージで[Open Task] (タスクを開く)をクリックし、Talend Management Console[Task Details] (タスクの詳細)ページでそのタスクを開きます。タスクにはアーティファクトと同じ名前が付けられます。

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