パイプラインは、Talend Management Consoleで[Share pipeline] (パイプラインの共有)権限を与えられているユーザーの間で共有できます。これにより、パイプラインのオーナーは他のユーザーの共有パイプラインに対するアクセスレベルの制御が可能です。
共有ステータスには次の3種類があります。
- は、パイプラインがまだ共有されていないことを意味します。
- は、接続が所有者として他のユーザーと共有されていることを意味します。
- は、エディターであるあなたと共有されていることを意味します。
パイプラインを共有する場合、パイプラインを共有するユーザーに特定の権限を付与できます。以下の権限を付与できます:
- [Owner] (所有者): パイプラインを表示、編集、削除、共有でき、パイプラインに関連付けられたデータセットと接続を表示できます。
- [Editor] (エディター): パイプラインを表示、編集、共有でき、パイプラインに関連付けられたデータセットと接続を表示できます。
パイプラインを共有する場合、動作は以下のようになります。
- パイプラインを共有すると、関連付けられたデータセットと接続も共有されます。ユーザーAがユーザーBとパイプラインを共有した場合、ユーザーBはパイプラインに関連付けられたデータセットと接続に対する読み取り専用アクセス(ビューアーロール)を自動的に取得します。
- パイプラインの共有を解除すると、データセットと接続も共有が解除されます。ユーザーAがこのパイプラインの共有を解除した場合、ユーザーBの環境でデータセットと接続が使えなくなります。
- パイプラインを共有する場合、他のユーザーと共有できる権限は、そのユーザーが持っている同等かそれ以下のものに限られます。ユーザーAがエディターロールを持っているパイプラインをユーザーBに共有する場合、共有できるのはエディターロールのみで、オーナーロールは共有できません。
手順
- [Pipelines] (パイプライン)ページに移動します。
-
共有アイコンをクリックし、設定ウィンドウを開きます。
-
パイプラインを共有するには、次の手順に従います。
- 1人のユーザーまたは1組のユーザグループを使用する場合: 左パネルでグループ名または個人名を選択し、名前の上にカーソルを置いた時に表示される+アイコンをクリックして、このユーザーを共同作業者として追加します。
- 複数のユーザーまたは複数のユーザーグループを同時に使用する場合: 左パネルでCtrl + クリック、またはShift + クリックでグループまたはユーザーを選択し、[Add as] (追加名)リストで共同エディターとして追加するロールを選択します。
ユーザーグループは以前Talend Management Consoleで作成されています。 -
パイプラインの共同エディター権限を変更するには、名前の横にあるリストで適切なアクセスレベルを選択します。
- 共同作業者のリストからユーザーを削除する場合は、名前にカーソルを置いた時に表示される赤い十字アイコンをクリックします。
- [Share] (共有)をクリックして変更内容を反映し、設定ウィンドウを閉じます。
タスクの結果
パイプラインの共有ステータスが[pipeline shared with other user(s)] (他のユーザーと共有しているパイプライン)に変わります。