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Talend Remote Engine

Talend Remote Engine v2.12.0が一般利用できるようになりました。

新機能

機能 説明

同一タスクの並列実行

Talend Remote Engineはこれまで、さまざまなタスクの並列実行が可能でした。v2.12.0以降では、同一タスクの同時実行もサポートするようになりました。

関連設定の詳細は、1台のRemote Engineでタスクを並列実行をご覧ください。

Jobserverのバージョン Talend Remote Engineによって使われるTalend JobServerのバージョンがv8.0.1にアップグレードされました。
このアップデートに伴い、実行ユーザーを使ってタスクを実行する場合に次のパラメーターを明示的に設定する必要があります。
org.talend.remote.jobserver.server.TalendJobServer.RUN_AS_ALLOWLIST

実行ユーザーはLinux用のみです。実行ユーザーの詳細は、別のユーザーとしてタスクの実行が許可されるユーザーのリストを定義をご覧ください。

ロギング ジョブ実行時のstdoutログとstderrのログをLog4jログに追加してTalend Management Consoleに情報を表示させることができます。

Remote Engine 2.12.0以降のバージョンを使用している場合、この設定で使用されるjob.log.system.streamsパラメーターは<RemoteEngineInstallationDirectory>/etc/org.talend.ipaas.rt.job.commandline.handler.cfgファイルに移動しました。

詳細は、Talend Management Consoleに標準システムログを表示をご覧ください。

セキュリティの強化

問題 説明
TPOPS-335 Pax URL Aetherが最新バージョンにアップデートされ、次の脆弱性が回避されるようになりました。
TPOPS-3406 CVE-2021-29425脆弱性を回避できるよう、Pax Loggingがアップデートされました。
TPOPS-3510 jackson-databindの新しいバージョンが適用され、サービス拒否(DoS)の脆弱性が修正されました。
TPOPS-3562 Karafがv4.2.15にアップグレードされました。
TPOPS-3563 CXFがv3.5.1にアップデートされました。
TPOPS-3654 Camel v3.14.2が適用されました。
TPOPS-3668 Talend Remote EngineのSpring依存項目がアップグレードされ、Spring BeansのCVE-2022-22965脆弱性が修正されました。
TPOPS-3715 XStreamがv1.4.17 にアップグレードされ、次のXStreamの脆弱性が修正されました。
  • CVE-2021-39139
  • CVE-2021-39140
  • CVE-2021-39141
  • CVE-2021-39144
  • CVE-2021-39146
  • CVE-2021-39147
  • CVE-2021-39148
  • CVE-2021-39149
  • CVE-2021-39150
  • CVE-2021-39151
  • CVE-2021-39152
  • CVE-2021-39153
  • CVE-2021-39154
  • CVE-2021-43859

注目される修正

問題 説明
TPOPS-3354 インデックス1: ${log.transfer.upload.url}のパスで無効な文字が見つかると、Remote Engineはクラスをロードできない
TPOPS-3664 Remote Engine v2.11.8で特定のジョブが失敗する

Talend Remote Engineの開始にあたっては、Talend Remote Engineユーザーガイドをご覧ください。

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