この設定は、Remote Engineを Talend Runtimeに接続してバンドルを Talend Runtimeにデプロイするために使われます。
手順
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org.talend.ipaas.rt.dsrunner.cfgファイルを編集し、バンドルを Talend Runtimeにデプロイします。
- カスタムのデプロイディレクトリーを設定するには、osgi.execution.folderプロパティの値を変更します。デフォルト値は<RemoteEngineInstallationDirectory>/data/dsrunner/exec/osgiです。
- カスタムの Talend Runtimeディレクトリーを設定するには、osgi.talend.runtime.folderプロパティの値を変更します。デフォルト値は/opt/talend/runtimeです。
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org.talend.ipaas.rt.dsrunner.talendruntime.client.cfgファイルを編集し、Remote Engineから Talend Runtimeへの接続を設定します。
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プロパティのうち、JMXのユーザー名とパスワードの定は必須です。次のようなオプションが考えられます。
- 環境変数である
RUNTIME_JMX_USERNAME
とRUNTIME_JMX_PASSWORD
を設定します。 - Javaシステムのプロパティである
RUNTIME_JMX_USERNAME
とRUNTIME_JMX_PASSWORD
を定義します。 talendruntime.jmx.username
とtalendruntime.jmx.password
のデフォルト式を、実際に使用する必要がある値に置き換えます。
- 環境変数である
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デフォルトのURLを使用したくない場合は、
talendruntime.jmx.url
プロパティを編集してカスタムJMX URLを次のように設定します。service:jmx:rmi://localhost:44444/jndi/rmi://localhost:1099/karaf-trun
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機密性が高いプロパティ値を暗号化します。手順は次のとおりです。
- 暗号化する文字列を
ENC()
で囲みます。たとえば、talendruntime.jmx.password=ENC(your_password_string)
となります。 runtime_installation/bin/setenv
という環境設定ファイルに次の行を追加してTESB_ENV_PASSWORD
環境を設定し、暗号化のパスワードかシークレットを指定します。SET TESB_ENV_PASSWORD=your_encryption_password
- 暗号化する文字列を
デフォルト設定により、このファイルにあるプロパティの大半は、環境変数が各自で設定されていない場合、環境変数への参照として、またはJavaシステム変数として解決されます。この動作は、talendruntime.jmx.username=${env:RUNTIME_JMX_USERNAME:-${RUNTIME_JMX_USERNAME}}
という構文でプロパティが宣言されている場合に行われます。この構文の意味は次のとおりです。RUNTIME_JMX_USERNAME
という名前の環境変数が検索され、存在する場合は使われます。RUNTIME_JMX_USERNAME
という名前の環境変数が存在しない場合は、同じ名前のJavaシステム変数が検索され、存在する場合は使われます。
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プロパティのうち、JMXのユーザー名とパスワードの定は必須です。次のようなオプションが考えられます。