OSGiのグローバル設定をカスタマイズ - Cloud

Talend Remote Engineユーザーガイド (Linux)

Version
Cloud
Language
日本語
Operating system
Linux
Product
Talend Cloud
Module
Talend Remote Engine
Content
インストールとアップグレード
ジョブデザインと開発
Last publication date
2023-12-08
この設定は、Remote Engineを Talend Runtimeに接続してバンドルを Talend Runtimeにデプロイするために使われます。

手順

  • org.talend.ipaas.rt.dsrunner.cfgファイルを編集し、バンドルを Talend Runtimeにデプロイします。
    1. カスタムのデプロイディレクトリーを設定するには、osgi.execution.folderプロパティの値を変更します。デフォルト値は<RemoteEngineInstallationDirectory>/data/dsrunner/exec/osgiです。
    2. カスタムの Talend Runtimeディレクトリーを設定するには、osgi.talend.runtime.folderプロパティの値を変更します。デフォルト値は/opt/talend/runtimeです。
  • org.talend.ipaas.rt.dsrunner.talendruntime.client.cfgファイルを編集し、Remote Engineから Talend Runtimeへの接続を設定します。
    1. プロパティのうち、JMXのユーザー名とパスワードの定は必須です。次のようなオプションが考えられます。
      • 環境変数であるRUNTIME_JMX_USERNAMERUNTIME_JMX_PASSWORDを設定します。
      • JavaシステムのプロパティであるRUNTIME_JMX_USERNAMERUNTIME_JMX_PASSWORDを定義します。
      • talendruntime.jmx.usernametalendruntime.jmx.passwordのデフォルト式を、実際に使用する必要がある値に置き換えます。
    2. デフォルトのURLを使用したくない場合は、talendruntime.jmx.urlプロパティを編集してカスタムJMX URLを次のように設定します。
      service:jmx:rmi://localhost:44444/jndi/rmi://localhost:1099/karaf-trun
    3. 機密性が高いプロパティ値を暗号化します。手順は次のとおりです。
      1. 暗号化する文字列をENC()で囲みます。たとえば、talendruntime.jmx.password=ENC(your_password_string)となります。
      2. runtime_installation/bin/setenvという環境設定ファイルに次の行を追加してTESB_ENV_PASSWORD環境を設定し、暗号化のパスワードかシークレットを指定します。
        SET TESB_ENV_PASSWORD=your_encryption_password
    デフォルト設定により、このファイルにあるプロパティの大半は、環境変数が各自で設定されていない場合、環境変数への参照として、またはJavaシステム変数として解決されます。この動作は、talendruntime.jmx.username=${env:RUNTIME_JMX_USERNAME:-${RUNTIME_JMX_USERNAME}}という構文でプロパティが宣言されている場合に行われます。この構文の意味は次のとおりです。
    1. RUNTIME_JMX_USERNAMEという名前の環境変数が検索され、存在する場合は使われます。
    2. RUNTIME_JMX_USERNAMEという名前の環境変数が存在しない場合は、同じ名前のJavaシステム変数が検索され、存在する場合は使われます。