tSystemの標準プロパティ - 7.3

System (システム)

Version
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > システムコンポーネント
データガバナンス > サードパーティーシステム > システムコンポーネント
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > システムコンポーネント
Last publication date
2024-02-22

これらのプロパティは、標準 ジョブのフレームワークで実行されているtSystemを設定するために使われます。

標準tSystemコンポーネントは、システムファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Use home directory] (ホームディレクトリーの使用)

このチェックボックスをオンにすると、専用ディレクトリーの名前とパスを変更できます。

[Use Single Command] (単一コマンドの使用)

必要なコマンドが非常に単純な場合、たとえばパラメーターが1つだけでスペースがない場合は、このオプションを選択して[Command] (コマンド)フィールドをアクティブにします。このフィールドには、単純なシステムコマンドを入力します。構文はチェックされないことにご注意ください。

警告:

Windowsの場合、現在のフォルダーから起動するファイルが保管されているフォルダーに直接渡すことはMS-DOSコマンドにより許可されません。そのため、ファイルを起動するには、初期コマンドを使用してて現在のフォルダーを変更してからファイルを起動する必要があります。

[Use Array Command] (配列コマンドを使用)

このオプションを選択すると、[Command] (コマンド)フィールドがアクティブになります。このフィールドに、システムコマンドを1行に1つのパラメーターの配列で入力します。

たとえばLinux向けの配列では、連続するスペースを指定して以下のコマンドを入力します:

                        "cp"
                        "/temp/source.txt"
                        "/temp/copy  to/"
                     

標準[Output] (出力)および[Error Output] (エラー出力)

処理データの転送先となる出力のタイプを選択します。

 

[to console] (コンソールに出力): データは[Run] (実行)ビューに渡されて表示されます。

 

[to global variable] (グローバル変数に出力): データはtSystemコンポーネントにリンクされた出力変数に渡されます。

 

[to console and to global variable] (コンソールおよびグローバル変数に出力): データは[Run] (実行)ビューおよびtSystemコンポーネントにリンクされた出力変数に渡されます。

 

[normal] (通常): データは後続のコンポーネントに渡されます。

[Schema] (スキーマ)および[Edit Schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。スキーマは[Built-in] (組み込み)か、[Repository] (リポジトリー)にリモートで保存されます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

[Sync columns] (カラムを同期)をクリックして、ジョブの先行コンポーネントからスキーマを取得します。

 

[Built-In] (組み込み): このコンポーネントのみのスキーマを作成して、ローカルに保存します。関連項目: Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブフローチャートで再利用できます。関連項目: 『 Talend Studioユーザーガイド』をご覧ください。

[Environment variables] (環境変数)

[+]ボタンをクリックして、必要な数のグローバル変数を追加します。

[name] (名前): 新しい変数の構文を入力します。

[value] (値): コンテキストに基づいてこの変数の値を入力します。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

OUTPUT: プロセスの標準出力。これはAfter変数で、文字列を返します。

ERROROUTPUT: プロセスのエラー出力。これはAfter変数で、文字列を返します。

EXIT_VALUE: プロセスの終了コード。これはAfter変数で、整数を返します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、Talend経由の処理フローに統合する他のアプリケーションを既にデプロイしている会社で使用できます。

[Connections] (接続)

外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク):

Row_main.

[Trigger] (トリガー): On Subjob Ok; On Subjob Error; Run if

受信リンク (あるコンポーネントからこのコンポーネントへのリンク):

[Row] (行): メイン、拒否、反復する

[Trigger] (トリガー): On Subjob Ok; On Subjob Error; Run if; On Component Ok; On Component Error; Synchronize; Parallelize

接続に関する詳細は、 Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。