データモデルにビジネスエンティティを作成 - Cloud - 8.0

Talend Studioユーザーガイド

Version
Cloud
8.0
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Cloud
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-04-16
対象製品...

Data Fabric

MDM Platform

始める前に

既にデータモデルが作成されているはずです。詳細は、データモデルの作成をご覧ください。

このタスクについて

データモデルでビジネスエンティティを作成するには:

手順

  1. [Data Model Entities] (データモデルエンティティ)パネルを右クリックし、[New Entity] (新規エンティティ)を選択して[New Entity] (新規エンティティ)ダイアログボックスを開きます。
  2. [Name] (名前)フィールドに、新しいエンティティの有効な名前を入力します。
    警告: エンティティ名にハイフン(-)が含まれていないことをご確認ください。含まれている場合、無効な文字に関する警告が[MDM Problems] (MDM問題)ビューに表示されます。
  3. 住所など完全なストラクチャーを定義する場合は、[Complex type] (複合型)オプションを選択します。続くステップは、選択したタイプによって異なります。
    注:

    1つがベースタイプ、もう1つがそのベースタイプから派生したタイプである時、この2つのタイプに基づくエンティティを作成することはできません。

    その場合はまず独自の複合型を実装する上位レベル(例、Media)を定義し、そのエンティティのすべての共通エレメントを定義します。次に、別の複合型エレメント(例、MediaSpecifics)を定義することにより、Mediaに拡張したり、拡張されたりできます。この例では、[MediaSpecifics] (メディアの詳細)を拡張して[Books] (本)に固有のエレメントを追加し、[Audio] (オーディオ)に固有のエレメントを追加できます。

    この時点で、Browse_item_Media#Booksビューを作成して@xsi: type - equals - Booksでフィルタリングし(where節を使用)、Browse_item_Media#Audioビューを作成して@xsi: type - equals - Audioでフィルタリングできます。標準の[Browse_item_Media]ビューでは、メディアがすべて返されます。

    ビューの作成の詳細は、ビューご覧ください。

  4. 電話番号、メールなどの単一エレメントのタイプを定義する場合は、[Simple type] (単純型)オプションを選択します。続くステップは、選択したタイプによって異なります。
    [Data Model Entities] (データモデルエンティティ)パネルでエンティティを右クリックし、[Change to a Complex Type] (複合型への変更)または[Change to a Simple Type] (単純型への変更)を選択した後でも、エンティティのタイプを変更できます。
  5. [Complex type] (複合型)を選択した場合は以下の中からグループタイプを選択します:
    • [All] (すべて): 任意の順序でエレメントをリスト表示します。
    • [Sequence] (シーケンス): 定義された順序でエレメントをリスト表示します。
    • [Choice] (選択): エレメントを選択します。
  6. このエンティティの再利用可能タイプを作成する場合は、対応するフィールドに複合型の名前を入力します。
    警告: 複合型の名前にハイフン(-)が含まれていないことをご確認ください。含まれている場合、無効な文字に関する警告が[MDM Problems] (MDM問題)ビューに表示されます。

    再利用可能タイプとは、1つ(または複数)のエンティティで使用できる属性のセットのことをいいます。

    複合型リストを使用すると、データモデルで作成したすべての複合型にアクセスできます。新しいエンティティを定義する場合、新しいビジネスエンティティにエレメントを継承する複合型をこのリストから選択できます。定義する複合型はそれぞれ別の複合型のベースとして使用できます。詳細は、データモデルの継承とポリモーフィズムをご覧ください。

  7. 必要に応じて、[Abstract] (抽象)チェックボックスをオンにして、抽象複合型として定義します。
    抽象複合型は、タイプセットに共通な情報を含むジェネリックの基本タイプを作成する場合に便利です。たとえば、Shapeを抽象複合型として定義し、Shapeから2つの複合型、CircleSquareを派生させることができます。

    抽象複合型は、エンティティの主要タイプとして直接使用することはできません。その代わり、この抽象複合型から派生した複合型を使用できます。

  8. OKをクリックして変更の妥当性チェックを行い、ダイアログボックスを閉じます。
    作成されたビジネスエンティティは[Data Model Entities] (データモデルエンティティ)パネルの既定レコードにリスト表示されます。エンティティの名前にサフィックスIdが付けられ、複合型が存在する場合は[Data Model Types] (データモデルタイプ)パネルに表示されます。
    注:

    新しいビジネスエンティティを作成するすると、エンティティ名とサフィックス[Id]で名前が付けられたデフォルトのプライマリキーレコード、およびエンティティと同じ名前の固有キーレコードが自動的に作成されます。たとえば、新しいビジネスエンティティを作成してAgencyという名前を付けると、プライマリキーレコードAgencyIdが自動的に作成されます。

    プライマリキーには整数を指定できますが、外部キーは常に文字列にする必要があります。サーバーでは、複合キーをサポートするために、外部キーが角かっこで囲まれます。

    キーに属性を1つ以上追加すると、複合キーを定義できます。ドット文字(".")は、複合キー内にある属性の値の分割に使用されており、複合キー内にある属性の値の定義に使えません。

    警告: そのため、プライマリキーで特殊文字( * 、" 、[ 、] 、<コンマ>、<スペース>など)を使用すると、データレコードの作成、クエリーの実行、または削除の際にエラーが発生することがあります。
  9. 上記のステップを繰り返して、データモデルで必要となるビジネスエンティティを作成します。
    作成したすべてのビジネスエンティティが、[Data Model Entities] (データモデルエンティティ)パネルにリスト表示されます。

次のタスク

データモデルでのビジネスエンティティの定義を完了するには、これらのビジネスエンティティに属性を作成する必要があります。これらの属性で各ビジネスエンティティの特性を表します。